I've just eaten か I just ate か、the team are か the team is か。文法は1つでも、好まれる形が2通りあります。どちらも正しい標準英語です。
このレッスンで学ぶこと
アメリカ英語とイギリス英語の基本的な文法は同じです。時制も語順も規則も共通です。違いは、ごく限られた「好み」の違いにすぎません。たった今起きたことを言うのにどの時制が自然か、集合名詞を単数・複数のどちらで扱うか、そしていくつかの動詞の形です。
どちらかが「間違い」ということはありません。どちらも標準英語で、話す人どうしは問題なく理解し合えます。日本の学校英語は、単語やつづりはアメリカ式が多い一方で、文法のテストでは伝統的な(イギリス式に近い)ルールが使われることがあり、「学校で習った形と違う=間違い」と思いがちです。目標は2つです。両方の形を見て・聞いてわかること、そして1つの会話や文章の中ではどちらかにそろえることです。
just、already、yet を使って「たった今〜した」「もう〜した」「もう〜しましたか」と言うとき、イギリス英語では現在完了がはっきり好まれます。アメリカ英語では同じ内容を過去形でもよく言います。どちらもそれぞれの英語で正しく、アメリカで現在完了を使っても間違いではありません。
学校では「just、already、yet は現在完了の完了用法」と習いますね。これはイギリス英語の感覚にぴったり合います。ただし、アメリカ人の “I already ate.” や “Did you finish yet?” を聞いても、間違いだと思う必要はありません。
一方、どちらの英語でも変わらないルールがあります。yesterday、last week、in 2020、two hours ago のような「終わった過去の時点」と一緒に現在完了は使えません。日本語では「もう食べた」も「2時間前に終わった」も同じ「〜た」なので、区別の手がかりになるのは時を表す語句です。「2時間前にレポートを書き終えました」は、米英どちらでも “I finished the report two hours ago.” です。
「持っている」と言うとき、イギリス英語では “have got” をよく使い、アメリカ英語ではふつう “have” を使います。疑問文は “Have you got a car?”(イギリス英語)と “Do you have a car?”(アメリカ英語。イギリスでも同じくらいよく使われます)です。I've got の got は「手に入れた」ではなく、全体で「持っている」という意味の決まった言い方なので注意しましょう。また、“Have you a car?” という形は、どちらの英語でも古風に聞こえます。
さらに、アメリカ英語には get の過去分詞として “gotten” があり、「〜になった」「手に入れた」の意味で使います。教科書の活用表で get - got - got / gotten と見たことがあるかもしれません。イギリス英語では過去形も過去分詞も “got” で、“have got” は「持っている」という決まった表現に使います。
日本語の名詞には単数・複数の区別がないので、team、family、government、committee のような集合名詞の後に is と are のどちらを使うか迷うかもしれません。イギリス英語では、グループを1つのまとまりと考えれば単数、メンバー一人ひとりを考えれば複数の動詞を使えます。文法書で習う「集合名詞」と「衆多名詞」の区別(My family is large. / My family are all tall.)は、まさにこの考え方です。アメリカ英語ではふつう単数扱いです(The team is winning.)。
ただし police は、どちらの英語でも常に複数扱いです:“The police are on their way.”。「警察が来る」の感覚で “The police is coming” としないようにしましょう。people も複数扱いです:“People are friendly here.”。
suggest、recommend、insist that の後では、アメリカ英語は主語が三人称単数でも -s の付かない動詞の原形を使います(that he apologize)。これは学校で「仮定法現在」や「提案・要求を表す that 節では should か原形」と習う形です。イギリス英語では should を入れることが多く、くだけた文体ではふつうの形(that he apologises)も使いますが、原形もイギリスで正しく、使われることが増えています。どちらの英語でも使えないのは、「彼に電話するよう提案する」を直訳した “I suggest him to call” です。
どちらも間違いではありません。学校のテストのルールはイギリス式に近いですが、アメリカ英語では過去形もふつうに使われる標準的な形です。
“got gotten” は get の過去分詞を2つ並べた形で、どちらの英語でも正しくありません。「新しい仕事が決まった」を現在完了で言うなら、イギリス英語は I've got a new job、アメリカ英語は I've gotten a new job です。過去形の I got a new job は米英どちらでも使えます。なお、「持っている」の意味の have got(I've got a car)はアメリカ英語でもよく使われます。
ago、yesterday、last week のような終わった時点と一緒には、米英どちらでも過去形を使います。
police は米英どちらでも常に複数扱いです。日本語の「警察」には単数・複数の区別がないので、特に注意しましょう。
「彼に折り返し電話するよう提案する」の直訳です。suggest の後は that +主語+動詞:that he call(アメリカ英語)か that he should call(イギリス英語)です。
「お持ちしましょうか?」のように自分がする申し出は Shall I...? です。Shall we...? は「一緒に〜しましょう」という提案になります。アメリカ英語では Should I...? や Do you want me to...? もよく使います。
want の後に that 節は使いません。want +人+ to +動詞の形にします。
日本語の「〜た」は、「もう食べた」(完了)にも「昨日食べた」(過去)にも使えます。
英語では、終わった過去の時点と一緒に現在完了は使えません。これは米英共通です:“I saw him yesterday”、“I finished two hours ago”。米英で違いが出やすいのは、時点を言わずに just、already、yet を使う文です:“I've just eaten”(イギリス英語寄り)、“I just ate”(アメリカ英語寄り)。学校で習った「yet なら現在完了」はイギリス英語では正解ですが、アメリカ英語の “Did you finish yet?” も間違いではありません。
日本語の名詞には単数・複数の区別がなく、「チーム」「家族」「警察」の後の動詞も形が変わりません。
英語では is か are かを選ぶ必要があります。team、family、government は、アメリカ英語ではふつう単数(“The team is winning”)、イギリス英語では複数も可能です(“The team are winning”)。police と people は米英どちらでも複数扱いです:“The police are on their way.”、“People are friendly here.”。
「窓を開けましょうか?」(申し出)も「始めましょうか?」(提案)も、同じ「〜しましょうか」で言えます。
英語では主語で区別します。自分がするという申し出は “Shall I open the window?”、一緒にしようという提案は “Shall we begin?” です。Shall I / Shall we はイギリス英語でよく使われ、アメリカ英語ではやや改まって聞こえるので、“Should I open the window?”、“Should we begin?”、“Do you want me to open the window?” がよく使われます。「開けてほしいですか」を “Do you want that I open...” とは言わず、want +人+ to +動詞にします。
学校文法で「提案・要求・主張を表す動詞の後の that 節では、should +原形か、動詞の原形を使う」と習います。
この知識がそのまま役に立ちます。原形だけを使うのがアメリカ英語の典型(“I suggest that he call her back”)、should を入れるのがイギリス英語でよく見られる形(“I suggest that he should call her back”)です。大事なのは that +主語+動詞という形です。「彼に電話するよう提案する」を直訳した “I suggest him to call her” は、どちらの英語でも間違いです。
💡 ago、yesterday、last week があれば、米英どちらでも過去形。現在完了は使いません。
💡 「〜しましょうか?」は、自分がするなら Shall I...?、一緒にするなら Shall we...?(アメリカ英語では Should I...? / Should we...? も)。
💡 police は常に複数扱い:The police are...。
"I've just gotten off the phone with them."(“gotten” でアメリカ英語だとわかります)
"Ha — that's the American form. A Brit would say 'I've just got off the phone,' and many Americans would simply say 'I just got off the phone.'"
"Guess I've picked up a bit of both from films and textbooks."
"Totally normal — just try to stay consistent within one conversation."
練習問題 1 · よりイギリス英語らしい形を選びましょう
Which is the more natural BRITISH way to say this? 'I've just finished my homework.'
練習問題 2 · どちらの英語に典型的か選びましょう
'I already ate lunch.' — this simple-past pattern with 'already' is more typical of...
練習問題 3 · よりイギリス英語らしい文を選びましょう
Choose the more typically BRITISH sentence.
練習問題 4 · どちらの英語に典型的か選びましょう
'She has gotten much better at chess.' — the form 'gotten' as a past participle of 'get' is...
練習問題 5 · よりイギリス英語らしい形を選びましょう
Which sentence follows the typical BRITISH pattern of collective-noun agreement?
練習問題 6 · よりアメリカ英語らしい形を選びましょう
Which sentence follows the typical AMERICAN pattern of collective-noun agreement?
練習問題 7 · どちらの英語に典型的か選びましょう
'I suggest that he call her back.' — using the bare form 'call' (no -s, no 'should') after 'suggest that he' is...
練習問題 8 · どちらの英語に典型的か選びましょう
'I suggest that he should call her back.' — adding 'should' here is more typical of...
練習問題 9 · アメリカ英語らしく書き換えましょう
Rewrite in the more typically AMERICAN way: 'I've just finished my homework.'
練習問題 10 · イギリス英語らしい申し出を完成させましょう
Complete the more typically BRITISH offer: '___ I open the window?' (a single, more British modal for offers)
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜しましょうか」の I と we
Japanese: "窓を開けましょうか?" — you are offering to open the window yourself. Which British English question fits?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
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'My computer has gotten really slow.' Which variety is this?
前置詞のアメリカ英語とイギリス英語の違い
at the weekend と on the weekend、fill in と fill out、in a team と on a team。米英で変わる前置詞と、日本語から来やすい間違いを整理します。
アメリカ英語とイギリス英語の単語の違い(AmE/BrE)
flat と apartment、lift と elevator、chips と crisps。米英で変わる身近な単語と、マンションやフライドポテトなどカタカナ語の落とし穴を確認します。
単語ごとのつづりの違い(アメリカ英語とイギリス英語)
tyre と tire、mould と mold、cheque と check。規則では説明できないアメリカ英語とイギリス英語のつづりの違いと、practice / practise の区別を整理します。
代名詞のよくある間違い
between you and me、My brother and I、I relax(myself は不要)。助詞で役割を示す日本語の感覚から生まれやすい代名詞の間違いを、ルールと簡単なチェック法で直します。