代名詞のよくある間違い

B1 · 中級よくある文法の間違い

Between you and me(I ではない)、I relax(I relax myself ではない)。一度気づけば簡単に直せる、代名詞の小さな間違いです。日本語の「助詞」の感覚と「自分で」が、いちばんの落とし穴です。

このレッスンで学ぶこと

  • 前置詞(between、for、to、with)の後や、and でつないだ目的語では、目的格(me、him、her)を使う。主格(I、he、she)ではない
  • 主語なら、and でつないでも主格を使う:「彼と私は出発します」は “He and I are leaving” で、“Him and me” ではない
  • 再帰代名詞(myself、herself)が必要なのは、動詞の主語と目的語が本当に同じ人のときだけ
  • 「起きる」「リラックスする」「急ぐ」「集中する」「着替える」「会う」は、英語でも再帰代名詞なしで使う:get up、relax、hurry、concentrate、get dressed、meet
  • everyone、someone、nobody の後は、their がふつうの現代的な言い方。日本語の「みんな自分の〜」にあたる

2つのパターン、2つのよくある間違い

代名詞の間違いの多くは、次の2つのどちらかです。and や前置詞の後で代名詞の形(格)を間違えること、そして英語では必要のない再帰代名詞(myself、herself)を付けてしまうことです。

日本語では「私は」「私を」「私に」のように、代名詞そのものは変わらず、助詞で役割を示します。英語では代名詞の形が変わります:I(主格)と me(目的格)、he と him、she と her。学校で習う「I-my-me-mine」の表を、2人をつなぐ文でも使えるようにすることが大切です。

and や前置詞の後は目的格

前置詞の後にある代名詞や、and でつないだ目的語の一部になっている代名詞は、目的格(me、him、her、us、them)にします。主格にはしません。

日本語の「あなたと私の間だけの話」の「私」は、助詞を見ても主語か目的語かわかりにくいですね。でも英語では between の後なので目的格です:between you and me、to him and me。“Between you and I” はネイティブスピーカーからも聞くことがありますが、きちんとした英語では誤りとされます。“She gave the book to he and I.” も誤りで、“She gave the book to him and me.” です。

反対に、主語なら and でつないでも主格です:“He and I are leaving tomorrow”、“She and I are going shopping”。“Him and me …” や “Me and her …” は誤りです。

"Just between you and me, I disagree. (between you and I は誤り)"
"She gave the book to him and me. (to he and I は誤り)"

and でつないだ代名詞の簡単チェック

もう1人を消して、代名詞だけで言ってみましょう。自然に聞こえる形が正解です。“This gift is for I” はすぐにおかしいとわかるので、“for you and me” が正しいとわかります。

主語なら逆です。“Me am going shopping” はありえないので、“She and I are going shopping” です。また、日本語では「私と兄」のように自分を先に言うのが自然ですが、英語では自分を最後に言うのが礼儀です:“My brother and I”(“I and my brother” ではありません)。くだけた会話では “me and my brother” もよく聞きますが、きちんとした文章では避けましょう。

"This gift is for you and me. (チェック:“this gift is for me”、“for I” ではない)"

必要のない再帰代名詞を付けない

再帰代名詞(myself、yourself、himself)が正しいのは、主語と目的語が本当に同じ人のときだけです:“He hurt himself”(直訳は「自分を傷つけた」=けがをした)。一方、日常の多くの動詞は、その動作がもともと主語自身のことなので、英語では何も付けずに使います。

日本語の「自分で」につられないようにしましょう。「毎日7時に(自分で)起きる」は “I get up at seven every day.” で、“I get up myself” ではありません。日本語の「リラックスする」「集中する」「急ぐ」に目的語がないのと同じで、relax、concentrate、hurry にも再帰代名詞は付けません:“She relaxed after work.”、“He concentrated on the exam.”、“Please hurry!”。ほかにも wake up(目が覚める)、get dressed(着替える)、meet(会う)、feel good(気分がいい)、remember(覚えている)、sit down(座る)は、そのまま使います。

逆の落とし穴もあります。日本語の「けがをした」には目的語がないので、“He hurt while playing football” としがちですが、「けがをする」の意味の hurt には目的語が必要です(“My leg hurts.” のように「痛む」の意味なら目的語なしで使えます)。自分がけがをしたなら “He hurt himself while playing football.” です。体の部分には所有格を付けます:「夕食の前に手を洗った」は “She washed her hands before dinner.” で、“She washed hands” や “She washed herself hands” ではありません。「愛し合っている」のように「お互いに」の意味なら each other です:“They love each other.”

"I get up at seven every day. (I get up myself は誤り)"
"She relaxed after work. (she relaxed herself は誤り)"
"He concentrated on the exam. (he concentrated himself は誤り)"

実際の英語

"My brother and I went to the concert."
"He hurt himself while playing football. (本当の再帰:自分の体を傷つけた=けがをした)"
"Everyone should bring their own lunch."
"I woke up early this morning."

注意

✗Just between you and I, I disagree.
✓Just between you and me, I disagree.

between は前置詞なので、後の代名詞は2つとも目的格です:you and me。

✗Me and her are going shopping.
✓She and I are going shopping.

主語なので主格(she、I)を使い、自分は最後に言います。

✗I and my brother went to the concert.
✓My brother and I went to the concert.

日本語の「私と兄」の順番のままにせず、英語では自分を最後に言います。

✗He concentrated himself on the exam.
✓He concentrated on the exam.

concentrate は「集中する」と同じで、目的語はいりません。himself は付けません。

✗I get up myself at seven every day.
✓I get up at seven every day.

「自分で起きる」の「自分で」を myself にしないようにしましょう。get up には再帰代名詞は不要です。

✗He hurt while playing football.
✓He hurt himself while playing football.

「けがをした」には目的語がありませんが、「けがをする」の意味の hurt には目的語が必要です。自分がけがをしたなら himself を付けます。

✗She washed hands before dinner.
✓She washed her hands before dinner.

「手を洗った」でも、英語では体の部分に所有格(her、my、his)を付けます。herself は使いません。

日本語と比べてみよう

日本語は「私は」「私を」「私に」のように、助詞で主語か目的語かを示します。代名詞そのものの形は変わりません

英語では代名詞の形で役割を示します。主語は I、he、she、we、they、目的語や前置詞の後は me、him、her、us、them です。and でつないでも同じです:“He and I are leaving tomorrow.”(主語)、“She gave the book to him and me.”(前置詞の後)。迷ったら、もう1人を消して言ってみましょう。

「私と兄」「私と友達」:日本語では自分を先に言うのがふつうです

英語では、自分を最後に言うのが礼儀とされています:“My brother and I went to the concert.”、“My sister and I share an apartment.”。“I and my brother” は不自然で、“Me and my brother” はくだけた会話だけの言い方です。

「自分で起きる」「リラックスする」「集中する」「急ぐ」「けがをする」:日本語の動詞には目的語がいらないものが多くあります

英語の get up、wake up、relax、concentrate、hurry も同じで、再帰代名詞は付けません。「自分で」を myself にしないことが大切です。ただし hurt、introduce、enjoy のように目的語が必要な動詞は、自分に対する動作なら再帰代名詞を付けます:“He hurt himself.”、“Let me introduce myself.”、“Enjoy yourselves!”。

「みんな自分のお弁当を持ってきてください」:「自分の」は男女を区別しません

現代英語では、everyone、everybody、someone、nobody の後で、性別が関係ないときやわからないときは their を使います:“Everyone should bring their own lunch.”。his だけだと古い言い方か、女性を除いているように聞こえます。his or her も正しいですが、少し重い言い方です。

💡 「自分で」や日本語の目的語のない動詞は、myself/himself にしません:get up、wake up、relax、hurry、concentrate、get dressed、meet、feel はそのまま使います。

💡 もう1人を消してチェック:“for me”(“for I” ではない)、“I am going”(“me am going” ではない)。だから between you and me、主語なら she and I。自分は最後に言います。

実際の場面:週末の買い物に誘う

"My sister and I are going shopping on Saturday — do you want to come?"

"Sure! Just between you and me, I really need some new shoes."

"Ha, same here. Let's meet at ten, and please hurry — the shops get busy fast."

"Deal. This is going to be a good day for both of us."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 3 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 4 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 6 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 7 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 9 · 間違いを直しましょう

Correct the mistake: Me and her are going shopping.

練習問題 10 · 間違いを直しましょう

Correct the mistake: He concentrated himself on the exam.

練習問題 11 · 日本語話者の落とし穴:「手を洗った」

Japanese: "彼女は夕食の前に手を洗いました。" Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

5つの短い問題で、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Which is correct?

学んだこと

  • 前置詞の後や、and でつないだ目的語では目的格(me、him、her):between you and me。
  • 主語なら and でつないでも主格:he and I、she and I(“him and me” ではない)。
  • and でつないだ代名詞は、もう1人を消してチェック。自分は最後に言います:My brother and I。
  • 再帰代名詞は、主語と目的語が本当に同じ人のときだけ使います:He hurt himself。
  • get up、relax、hurry、concentrate、meet などは再帰代名詞なしで使います。「自分で」を myself にしないようにしましょう。
  • 体の部分には所有格:She washed her hands。「お互いに」は each other です。
  • everyone/someone の後は their が現代のふつうの言い方です。
このカテゴリーのレッスンをすべて見る