cold、happy、big のような形容詞は a bit、quite、very で程度を調整できます。freezing、perfect、dead のような形容詞はすでに極端か「全か無か」なので、absolutely、completely、totally と組み合わせます。
このレッスンで学ぶこと
程度を表せる形容詞(gradable adjectives)は、性質に段階があります。「少し寒い」「かなり寒い」「とても寒い」のように言えますね。程度を表せない形容詞(non-gradable adjectives)は、すでに目盛りの端にあるか、そもそも目盛りがないので、very とは組み合わせません。
この感覚は日本語にもあります。「とても寒い」は自然ですが、「少し死んでいる」や「ちょっと完璧」は変ですし、「完全に不可能」「まったく無理」のような言い方もしますね。ただ、日本語の会話では「すごく」「超」「めっちゃ」をほとんど何にでも付けられます(「超おいしい」「すごく完璧」)。英語はこの点がずっと厳しく、学校で覚えた「とても=very」をそのまま使うと不自然になることがあります。
cold、big、happy、interesting、tired のような、ふつうの性質を表す形容詞は程度を表せます。very、quite、fairly、a bit、extremely などで強めたり弱めたりでき、どの語を選ぶかで目盛りの位置が変わります。
quite には注意が必要です。学校では「quite=かなり」と習うことが多いですが、イギリス英語では程度を表せる形容詞と使うと「まあまあ、そこそこ」くらいの意味になることがよくあります(quite happy = まあまあ満足)。アメリカ英語では「かなり」に近い意味になることもあります。ところが、程度を表せない形容詞と使うと「完全に」の意味になります(quite impossible = まったく不可能、You're quite right. = まったくおっしゃるとおりです)。quite の意味は後ろの形容詞で決まると覚えましょう。
また、「完全に疲れた」のつもりで “completely tired” と言うのは不自然です。tired のようなふつうの形容詞は really か very で強めます:really tired、very tired。もっと強く言いたいときは、極端な形容詞を使いましょう:absolutely exhausted(へとへと)。
一部の形容詞は、それだけで「とても〜」の意味を持っています。freezing は「凍えるほど寒い」(very cold)、huge は「巨大な」(very big)、starving は「おなかがペコペコ」(very hungry)、exhausted は「へとへとに疲れた」(very tired)です。excellent(とても優れた)、enormous(巨大な)、delicious(とてもおいしい)も同じタイプです。強さがすでに単語の中にあるので、very を付けると重複になります:an absolutely excellent restaurant(a very excellent restaurant ではありません)。ネイティブがよく使うのは absolutely です。completely や totally は一部の形容詞にしか合いません(completely exhausted は自然ですが、“completely huge” とは言いません)。
日本語の「おいしすぎる」「かわいすぎる」のような、ほめ言葉としての「〜すぎる」にも気をつけましょう。英語の too は「(必要以上に)〜すぎる、度を越している」という意味なので、“too delicious” は「おいしすぎて困る」のように聞こえます(“You're too kind.” のような決まった言い方は別です)。ほめるときは “It's absolutely delicious.” や “It's really good.” と言いましょう。really は極端な形容詞にも使えます:really freezing、really huge。
ほかにも、「そうであるか、ないか」のどちらかで、段階のない状態を表す形容詞があります:perfect、dead、unique、impossible、right、wrong、married。「少し死んでいる」ということはありませんね。こうした形容詞も very ではなく absolutely / completely と組み合わせます。
一方、almost や nearly はよく合います(almost impossible = ほぼ不可能、nearly perfect = ほぼ完璧)。特に注意したいのが unique です。日本語の「ユニーク」は「個性的な、変わった、おもしろい」という意味で、「とてもユニークな人」のように程度を付けて使います。でも英語の unique は本来「唯一の、ほかにない」という意味なので、“very unique” は典型的な間違いとされます。「個性的な」と言いたいなら really unusual や really original が自然です。
unique は「唯一の」という絶対的な形容詞です。日本語の「とてもユニーク」の感覚で very を付けないようにしましょう。「個性的」と言いたいなら really unusual も自然です。
freezing はすでに「凍えるほど寒い」という意味なので、very は不要です。absolutely(または really)を使いましょう。
perfect は「全か無か」の形容詞です。「すごく完璧」の感覚で very を付けず、absolutely か completely を使います。
ほめ言葉の「おいしすぎる!」を too で訳すと「度を越している」と聞こえます。really good か absolutely delicious を使いましょう。
tired は程度を表せる形容詞なので very か really を使います。「完全にへとへと」と言いたいなら極端な形容詞で:I'm absolutely exhausted.
「とても」「すごく」「超」「めっちゃ」は、ほとんどどんな形容詞にも付けられます(超おいしい、すごく完璧、めっちゃ寒い)。
英語では “very perfect”、“very unique”、“very freezing” はすぐに間違いだとわかりますし、“very delicious” も、間違いとまでは言えませんが、不自然だと感じるネイティブが多い言い方です。形容詞に合わせて absolutely、completely、totally を選びましょう:absolutely perfect、absolutely unique、absolutely freezing、absolutely delicious。何も付けなくてもかまいません。極端な形容詞は、それだけで十分に強い意味です。
「おいしすぎる!」「かわいすぎる!」のように、「〜すぎる」がほめ言葉として「とても」の意味で使われます。
英語の too は基本的に「度を越している、多すぎる」という意味です:“It's too cold.” は「(泳ぐには・出かけるには)寒すぎる」。感動を伝えるときは really か、absolutely +極端な形容詞を使いましょう:“It's really good!”、“This cake is absolutely delicious!”、“It's absolutely freezing!”。
「完全に疲れた」のように「完全に」をふつうの形容詞にも付けます。また、学校では「quite=かなり」と習います。
absolutely、completely、totally は主に極端な形容詞や絶対的な形容詞と使います。ふつうの形容詞には very か really を使いましょう:“I'm really tired”(“I'm completely tired” は不自然)。totally different や completely confusing のように定着した組み合わせもありますし、くだけた会話では totally をいろいろな語に付けることもありますが、迷ったら really が安全です。quite は、ふつうの形容詞となら「まあまあ/かなり」(quite good)、程度を表せない形容詞となら「完全に」(quite impossible)。意味を決めるのは後ろの形容詞です。
💡 チェック方法:a bit や fairly を前に付けられる(a bit cold、fairly big)なら程度を表せる形容詞で、very が使えます。付けられない(perfect、dead、freezing)なら absolutely / completely。
💡 迷ったら really。really cold も really freezing も自然です。
💡 「おいしすぎる!」は too delicious ではありません。really good か absolutely delicious と言いましょう。
"How was the hike?"
"Amazing, but absolutely exhausting — we walked for eight hours."
"Was the view worth it?"
"Completely. It was one of the most beautiful things I've ever seen."
練習問題 1 · 合う強調の副詞を選びましょう
This soup is ___ hot.
練習問題 2 · 合う強調の副詞を選びましょう
This solution is ___ perfect.
練習問題 3 · 合う強調の副詞を選びましょう
I'm ___ exhausted after that hike.
練習問題 4 · 合う強調の副詞を選びましょう
She was ___ happy about the news.
練習問題 5 · 合う強調の副詞を選びましょう
This puzzle is ___ impossible to solve.
練習問題 6 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake:
練習問題 7 · 合う強調の副詞を選びましょう
The water was ___ freezing.
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: This box is ___ empty. (a word meaning 'totally', not 'very')
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: I'm ___ certain about this. (a word meaning 'totally', not 'very')
練習問題 10 · 形容詞をグループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 11 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 12 · よくある間違い:「とてもユニーク」を very unique と訳す
Japanese: "このデザインは本当にほかにはありません。とてもユニークです。" Which English sentence is correct?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
This apartment is ___ enormous.
less と least(「〜ほど…ない」「一番…ない」)
less expensive than(〜ほど高くない)と the least(一番…ない)で「下向き」に比べる方法と、数えられる名詞に使う fewer との違いを、日本人が迷うポイントから学びます。
形容詞の作り方(接尾辞と否定の接頭辞)
-ful・-less・-ous・-able・-ive などの語尾と、un-・in-・im-・il-・ir-・dis- の否定の接頭辞。「不」を全部 un- にしないためのコツも解説します。
as...as を使った比較(同等比較)
as...as で「〜と同じくらい」、not as...as で「〜ほど…ない」、twice/half as...as で「2倍」「半分」を表す方法。as tall than などの誤りも解説します。
-ed と -ing の形容詞(bored と boring)
bored と boring はどう違う? -ed は人が感じる気持ち、-ing はその気持ちを引き起こすもの。「退屈だ」を “I'm boring” と言わないコツを学びます。