語尾と接頭辞のパターンをいくつか知っておくと、1つずつ覚えたことのない形容詞も何百と理解できるようになります。
このレッスンで学ぶこと
英語の形容詞の多くは、名詞や動詞に語尾をつけて作られています。日本語でも「経済」に「的」をつけて「経済的」、「注意」に「深い」をつけて「注意深い」と言いますね。語尾がわかれば、知らない形容詞の意味を推測できますし、同じパターンで新しい形容詞を作ることもできます。
この2つは反対の意味を持つ語尾です。-ful はその性質を「持っている」、-less は「持っていない」ことを表します。care + ful = careful(注意深い)、care + less = careless(不注意な)。hope → hopeful / hopeless(希望に満ちた/絶望的な)。日本語の「無〜」(無力、無用)は -less に近い感覚です(powerless、useless)。ただし、すべての単語にペアがあるわけではありません。beautiful はあっても「beautiless」はありません。
つづりに注意しましょう。-ful は l が1つです。full(いっぱいの)から来ていますが、careful、useful、helpful と書き、carefull とは書きません。
形容詞の位置は日本語と同じで、名詞の前に置きます:a careful driver(注意深い運転手)。複数形でも形容詞は変化しません(careful drivers)。また、日本語の「注意深い/注意深く」と同じように、英語でも名詞を説明するのは形容詞の careful で、-ly がついた carefully は動詞を説明します(She drives carefully. = 注意深く運転する)。
-ous:danger → dangerous、fame → famous。-able/-ible:afford → affordable、response → responsible。-ive:create → creative、act → active。-al:nation → national、culture → cultural。-y:rain → rainy、sun → sunny。-ic:economy → economic、history → historic。
日本語の「〜的」は、-al や -ic に当たることが多い便利な語尾です(文化的 = cultural、経済的 = economic、歴史的 = historic / historical)。ただし、英語では語尾によって意味が変わることがあります。economic は「経済の」、economical は「節約になる、経済的な」という意味です。「〜的」を見たら、辞書でどちらの形かを確認しましょう。
名詞にはどんな語尾でもつけられるわけではありません。danger は dangerous で、「dangerful」とは言いません。comfort は comfortable で、「comfortful」ではありません。カタカナ語の「カラフル」(colorful)のように -ful がそのまま見える単語もありますが、決まった組み合わせを1つずつ覚えるのが確実です。
形容詞の意味を反対にする接頭辞は、英語にいくつもあります:un-(unhappy、unfair)、in-(inexpensive、invisible)、im-(impossible、impatient)、il-(illegal、illogical)、ir-(irregular、irresponsible)、dis-(dishonest、disloyal)。im-、il-、ir- は in- の変形で、b/m/p の前では im-、l の前では il-、r の前では ir- になります。ただし、これらの文字で始まる単語でも un- をとるものがたくさんあります(unreal、unlikely、unpopular)。
実は日本語も同じしくみです。「不可能」「非常識」「無関心」「未完成」のように、否定の接頭辞が「不・非・無・未」といくつもあり、どれを使うかは単語ごとに決まっています。英語の un- / in- / dis- もそれと同じだと考えるとわかりやすいでしょう。
注意したいのは、「不」をいつも un- に置き換えてしまうことです。「不幸」は unhappy、「不公平」は unfair で un- ですが、「不可能」は impossible、「不正直」は dishonest、「不規則」は irregular です。いちばん使われる否定の接頭辞は un- ですが、確実なルールはないので、単語ごとに接頭辞とセットで覚えましょう。
「不可能」の「不」につられて un- にしがちですが、possible の否定は impossible です。p の前なので im- になります。
「不正直」は dishonest です。honest の否定には dis- を使います。冠詞も an から a に変わる点に注意しましょう。
「不規則」は irregular です。r で始まる単語なので ir- になります。
danger には -ous がつきます。-ful は care、help、hope、use など決まった名詞にしかつきません。
名詞の前には形容詞(careful)を使います。-ly の形(carefully)は、「注意深く」と同じで動詞を説明します:She drives carefully。
語尾の -ful は l が1つです:useful、careful、helpful。
日本語にも否定の接頭辞が「不・非・無・未」と複数あり、単語ごとに決まっています(不可能、非常識、無関心、未完成)
英語の un-、in-、im-、il-、ir-、dis- も同じで、どれを使うかは単語によって決まっています。ただし、日本語の「不」と英語の un- は1対1で対応しません。「不幸」= “unhappy”、「不公平」= “unfair” は un- ですが、「不可能」= “impossible”、「不正直」= “dishonest”、「不規則」= “irregular”、「不法・違法」= “illegal” です。
日本語の「〜的」(経済的、文化的、歴史的)は、いろいろな名詞を形容詞にできる便利な語尾です
英語の -al や -ic に近い働きですが、英語ではもっと細かく使い分けます。“cultural”、“economic”、“historic” のように単語ごとに語尾が決まっていて、economic(経済の)と economical(節約になる)のように意味が分かれるものもあります。「〜的」の感覚で語尾を自由につけるのではなく、辞書で形を確認しましょう。
「〜に満ちた」「〜深い」(希望に満ちた、注意深い)と「無〜」(無力、無用)
-ful は「〜に満ちた、〜がある」、-less は「〜のない、無〜」と考えると覚えやすくなります:“hopeful” / “hopeless”、“useful” / “useless”、“powerless”(無力な)。ただし -ful は full から来ていても l は1つで、“carefull” や “usefull” は間違いです。
日本語でも「注意深い運転手」(形容詞)と「注意深く運転する」(連用形)を使い分けます
英語も同じで、名詞の前には形容詞の careful、動詞を説明するときは carefully を使います:“a careful driver”、“she drives carefully”。名詞の前に -ly の形を置いた “a very carefully driver” は間違いです。
💡 「不」= un- とは限りません:不可能 = impossible、不正直 = dishonest、不規則 = irregular。
💡 b/m/p の前は im-、l の前は il-、r の前は ir- になることが多いですが、例外(unpopular、unreal)もあります。
💡 -ful =「〜に満ちた」、-less =「〜のない」。-ful の l は1つだけです。
💡 名詞にどの語尾がつくかは決まっています:dangerous(dangerful ではない)、comfortable(comfortful ではない)。
"So what did you think of the place?"
"It seemed nice — spacious, and the price was pretty reasonable."
"Anything you didn't like?"
"Honestly, the location felt a bit unsafe at night."
練習問題 1 · 正しい語尾を選びましょう
care + ___ = full of care
練習問題 2 · 正しい語尾を選びましょう
care + ___ = without care
練習問題 3 · 正しい形容詞を選びましょう
This job is very ___. (danger + suffix)
練習問題 4 · 正しい形容詞を選びましょう
This chair is really ___. (comfort + suffix)
練習問題 5 · 正しい否定形を選びましょう
Choose the negative form of happy:
練習問題 6 · 正しい否定形を選びましょう
Choose the negative form of possible:
練習問題 7 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake:
練習問題 8 · 単語を完成させましょう
Complete: add -ous to 'fame' to get an adjective meaning 'well-known'. (one word)
練習問題 9 · 単語を完成させましょう
Complete: add the negative prefix to 'regular' (the prefix changes spelling). (one word)
練習問題 10 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 11 · 正しい否定形を選びましょう
Choose the correct negative form of honest:
練習問題 12 · よくある間違い:「不」をいつも un- にする
Japanese: "彼は不正直な答えをしました。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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Add -able to 'afford' to get an adjective.
less と least(「〜ほど…ない」「一番…ない」)
less expensive than(〜ほど高くない)と the least(一番…ない)で「下向き」に比べる方法と、数えられる名詞に使う fewer との違いを、日本人が迷うポイントから学びます。
as...as を使った比較(同等比較)
as...as で「〜と同じくらい」、not as...as で「〜ほど…ない」、twice/half as...as で「2倍」「半分」を表す方法。as tall than などの誤りも解説します。
-ed と -ing の形容詞(bored と boring)
bored と boring はどう違う? -ed は人が感じる気持ち、-ing はその気持ちを引き起こすもの。「退屈だ」を “I'm boring” と言わないコツを学びます。
比較級と最上級(Comparative / Superlative)
taller、the most interesting、better、the worst。「より」「一番」を英語にするときの -er/-est と more/most の使い分け、つづり、不規則形をまとめます。