副詞の種類(Types of Adverbs)

A1 · 初級副詞

副詞は動詞(run quickly)、形容詞(very tired)、ほかの副詞(extremely quickly)をくわしく説明することばです。種類ごとに「どのように」「どこで」「いつ」「どのくらいの頻度で」「どの程度」のどれかに答えます。

このレッスンで学ぶこと

  • 様態(どのように?):quickly、carefully、well
  • 場所(どこで?):here、outside、everywhere
  • 時(いつ?):yesterday、tomorrow、now
  • 頻度(どのくらいの頻度で?):always、usually、never
  • 程度(どの程度?):very、extremely、too

副詞は何をすることば?

副詞は、動詞(run quickly)、形容詞(very tired)、ほかの副詞(extremely quickly)に情報を加えることばです。副詞は「どのように」「どこで」「いつ」「どのくらいの頻度で」「どの程度」という質問に答え、英語の副詞はこの質問ごとに分類されます。

日本語でも「速く走る」「ここに置く」「明日会う」「いつも遅れる」「とても難しい」のように、同じ5つの役割のことばを使っているので、分類そのものは難しくありません。日本語の話者がつまずきやすいのは、形(-ly が付くかどうか)と、文の中での位置です。

様態と場所

様態の副詞は「どのように?」に答え、多くは -ly で終わります:quickly、carefully、beautifully。これは日本語の「速い → 速く」「静かな → 静かに」と同じ発想で、形容詞を副詞の形に変えるしるしが -ly です。だから、人が何かを「どのように」するかを言うときは、形容詞ではなく -ly の形を使います:She sings beautifully.(She sings beautiful. ではありません)。

ただし、よく使う副詞の中には -ly が付かないものがあります:fast、hard、early、late、そして good の副詞形の well です。「速く」と考えても fastly とは言いません。「一生懸命働く」「ハードに働く」は work hard で、hardly は「ほとんど〜ない」という別の意味になります。lately も「遅く」ではなく「最近」です。「上手に話す」は speak well で、very good ではありません。

日本語の「はやい・はやく」は、時間が「早い」(early)とスピードが「速い」(fast)の両方を表しますが、英語では別の単語です。予定より前に着いたなら arrive early、走るスピードなら run fast です。

場所の副詞は「どこで?」「どこに?」に答えます:here、there、outside、everywhere。

"She sings beautifully."
"Put the box here."

時と頻度

時の副詞は「いつ?」に答えます:yesterday、now、tomorrow、soon。頻度の副詞は「どのくらいの頻度で?」に答えます:always、usually、sometimes、rarely、never。

頻度の副詞は、一般動詞の前に置きます:He always arrives late.(He arrives always late. ではありません)。日本語の「いつも遅れて来る」も「いつも」が動詞の前に来るので、同じ感覚で置けます。ただし be動詞のときは、be動詞のあとに置きます:She is always on time.

場所と時が文の終わりに並ぶときは、英語ではふつう「場所 → 時」の順にします:We'll meet here tomorrow. 日本語の「明日ここで会う」とは順番が逆になるので注意しましょう。

"I'll call you tomorrow."
"He always arrives on time."

程度

程度の副詞は「どの程度?」に答え、主に形容詞やほかの副詞の前に付きます:very、extremely、too、quite、fairly。really や almost のように動詞にも使えるものもありますが(I really like it)、very は動詞には使えません。

日本語の「とても」は「とても難しい」にも「とても好き」にも使えますが、英語の very は形容詞・副詞専用です(very difficult、very quickly)。「この歌がとても好き」は I very like this song ではなく、I really like this song か I like this song very much と言います。

また、日本語では「英語をとても上手に話す」のように副詞が動詞の前に来ますが、英語では「動詞+目的語」をくっつけたまま、様態の副詞や very much はふつうその後ろ(文の最後のほう)に置きます:She speaks English very well、I like this song very much。

"This exam was very difficult."
"She finished extremely quickly."

実際の英語

"He usually walks to work, but today he drove."
"We searched everywhere for the missing keys."
"She explained the plan very clearly."
"I'll finish this report soon."

注意

✗I very like this song.
✓I really like this song.

「とても好き」をそのまま訳した形です。very は動詞の前に置けません。I really like か I like ... very much にしましょう。

✗She very well speaks English.
✓She speaks English very well.

「英語をとても上手に話す」の語順につられた形です。英語では動詞と目的語をくっつけ、very well は文の最後に置きます。

✗I like very much this song.
✓I like this song very much.

目的語は動詞のすぐあとに置き、very much は最後に回します。

✗He runs fastly.
✓He runs fast.

「速く」でも fast に -ly は付きません。hard、early、late も同じです。

✗She works hardly.
✓She works hard.

「一生懸命働く」は work hard です。hardly は「ほとんど〜ない」という意味なので、She works hardly. は「ほとんど働かない」に近い意味になってしまいます。

✗I woke up fast this morning.
✓I woke up early this morning.

「今朝は早く起きた」の「早く」は時間なので early です。fast はスピードの「速く」です。

✗She speaks English very good.
✓She speaks English very well.

「上手に話す」は speak well です。good は形容詞なので、話し方を説明するときは副詞の well を使います。

✗She drives very careful.
✓She drives very carefully.

「どのように」運転するか(慎重に)を言うので、形容詞 careful ではなく副詞 carefully を使います。

日本語と比べてみよう

日本語でも形容詞を副詞の形にします:「速い → 速く」「静かな → 静かに」「丁寧な → 丁寧に」

英語の -ly は、この「〜く」「〜に」とよく似た働きです:careful → carefully、quick → quickly、clear → clearly。ただし、fast、hard、early、late、well は -ly なしでそのまま副詞になります。hardly(ほとんど〜ない)と lately(最近)は、hard や late とは意味が違う別の単語です。

「はやい・はやく」は「早い」(時間)と「速い」(スピード)の両方に使います

英語では時間の「早く」が early、スピードの「速く」が fast です。“We arrived early.”(予定より早く着いた)、“He runs fast.”(走るのが速い)。“I woke up fast.” とすると「すばやく起き上がった」という意味になってしまいます。

「とても」は形容詞にも動詞にも使えます:「とても難しい」「とても好き」

very は形容詞・副詞にしか使えず、動詞の前には置けません。“I very like” は間違いです。動詞を強めるなら really を前に置くか(“I really like this song”)、very much / a lot を文の最後に置きます(“I like this song very much”)。

日本語では副詞が動詞の前に来ます:「英語をとても上手に話す」「よくコーヒーを飲む」

頻度の副詞は英語でも動詞の前なので、そのままで大丈夫です(“I often drink coffee”、“He always arrives late”)。一方、様態の副詞と very much は、ふつう動詞と目的語のあと(文の最後のほう)に置きます:“She speaks English very well”、“I like this song very much”。

💡 「どのように」するかを言うなら、ほとんどの場合 -ly が必要です(「〜く」「〜に」と同じ):carefully、beautifully。

💡 -ly なし:fast、hard、early、late、well(上手に)。時間の「早く」は early、スピードの「速く」は fast。

💡 very は動詞の前に置けません。「とても好き」は I really like か I like ... very much。

💡 always、usually、never などは一般動詞の前:He always arrives late.

実際の場面:旅行の準備

"When are we leaving?"

"Early tomorrow morning — we should probably pack tonight."

"Do you know the area well?"

"Not really, but I've read that it's always crowded in summer."

練習

練習問題 1 · 正しい形を選びましょう

She sings ___.

練習問題 2 · 正しい形を選びましょう

I'll see you ___.

練習問題 3 · 正しい形を選びましょう

Put the box ___.

練習問題 4 · 正しい形を選びましょう

He ___ arrives late.

練習問題 5 · 正しい形を選びましょう

This is ___ difficult.

練習問題 6 · 副詞の種類を見分けましょう

Which word answers 'how'?

練習問題 7 · 副詞の種類を見分けましょう

Which word answers 'where'?

練習問題 8 · 文を完成させましょう

Complete: She speaks English very ___. (means 'in a fluent, skilled way', one word)

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete: We arrived ___. (means 'a bit before the expected time', one word)

練習問題 10 · 副詞をグループに分けましょう

quickly
carefully
slowly
yesterday
tomorrow
today

0 / 6 分類済み

練習問題 11 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake:

練習問題 12 · よくある間違い:「とても好き」

Japanese: "この歌がとても好きです。" Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

He runs ___.

学んだこと

  • 様態の副詞(quickly、well):「どのように?」に答え、多くは -ly が付きます(日本語の「〜く」「〜に」に近い)。
  • fast、hard、early、late、well には -ly が付きません。hardly と lately は別の意味の単語です。
  • 場所の副詞(here、outside):「どこで?」に答えます。
  • 時の副詞(yesterday、soon):「いつ?」に答えます。場所と時が並ぶときは、ふつう「場所 → 時」の順です。
  • 頻度の副詞(always、never):「どのくらいの頻度で?」に答え、一般動詞の前、be動詞のあとに置きます。
  • 程度の副詞(very、extremely):「どの程度?」に答えます。very は動詞の前に置けません。様態の副詞と very much は、ふつう目的語のあとに置きます。
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