副詞の位置は、副詞の種類と何を説明するかで決まりますが、いくつかのシンプルなルールでほとんどの場合に対応できます。カギは、日本語の語順を逆にすることと、動詞と目的語を離さないことです。
このレッスンで学ぶこと
英語の副詞は、主に3つの位置に置きます。文頭、文中(一般動詞の近く)、そして文末(動詞と目的語のあと)です。どこに置くかは、副詞の種類と、それが何を説明しているかで決まります。
日本語は動詞が最後に来るので、「昨日」「学校に」「急いで」のような情報はすべて動詞の前に並びます。英語では動詞が主語のすぐあとに来て、多くの副詞はそのあと、文の最後に回ります。また、動詞と目的語はくっついたままにします。副詞は文頭、文末、または文中(一般動詞の前、be動詞や助動詞のあと)に置き、動詞と目的語の間には入れません。
様態・場所・時を表す副詞の多くは文末に置きます。複数並べるときのふつうの順番は、様態→場所→時(Manner – Place – Time、M-P-T)です:“She sang beautifully (様態) at the party (場所) last night (時).”
日本語の自然な語順は「昨夜(時)パーティーで(場所)美しく(様態)歌った」で、英語とちょうど逆になっています。日本語の順番を後ろから並べると英語の語順になる、と覚えると便利です。日本語の感覚で時を先に言うと、“I yesterday went to school” や “I went yesterday to school” となってしまいます。英語では時はふつう文末です:“I went to school yesterday”, “She met him in Paris last year”. 時を強調したいときは文頭に置くこともできますが(“Yesterday, I went to school”)、主語と動詞の間や、動詞と場所の間には置きません。
ほかに2つのルールがあります。様態の副詞は、ふつう動詞と目的語の間には置きません:“She opened the door quickly”。“She opened quickly the door” とはしません。また、go, come, travel のような移動の動詞では、by train のような長めの様態の表現より目的地が先に来るのがふつうです(“They travelled to Rome by train”)。-ly で終わる短い副詞なら、場所の前に置くこともできます(“He drove carefully to the airport”)。
fortunately, honestly, personally, surprisingly, luckily のような文修飾の副詞は、動詞だけでなく文全体についてのコメントを表します。文頭に置くことが多く、ふつうそのあとにコンマを付けます。これは日本語の「幸いにも、〜」「正直に言うと、〜」「個人的には、〜」「驚いたことに、〜」とよく似ていて、使いやすいはずです。
副詞とコンマのあとは、ふつうの語順(主語+動詞)で続けます:“Fortunately, nobody was hurt.”(幸いにも、誰もけがをしませんでした)。注意したいのは -ly です。日本語の「正直」「個人的」「ラッキー」は名詞や形容詞のように使えますが、英語で文全体にかかるのは -ly の付いた副詞です:honestly(honest ではありません)、luckily(lucky ではありません)。ただし、fast, hard, late のように -ly が付かない副詞もあります(“He works hard”)。hardly という語もありますが、「ほとんど〜ない」という別の意味です。
頻度の副詞(always, usually, often, never)や一部の程度の副詞は文中に置きます。一般動詞の直前、be動詞の直後、または最初の助動詞の直後です。頻度の副詞のレッスンと同じルールで、probably や definitely のような語にも当てはまります。
一般動詞が1つだけのときは、日本語の「彼女はたぶん忘れた」「よく忘れる」と同じく、副詞を動詞の前に置きます:“She often forgets”, “She probably forgot.” 助動詞(has, will, can など)がある場合は、助動詞のあと、本動詞の前に入れます:“He has definitely improved.”(彼は確実に上達した)。
文末に複数並べるときは様態→場所→時の順です。時を途中に入れず、最後に置きましょう。
「私は昨日〜」の語順をそのまま使わないようにしましょう。時の表現は文末(または文頭)です。
場所が先、時はあとです。yesterday は文末に置きます。
英語では動詞と目的語の間に副詞を入れません。目的語を先に言ってから副詞を置きます。
「チョコがとても好き」でも、英語では like と chocolate をくっつけ、very much は最後に置きます。
「正直、忘れてた」の「正直」は、英語では -ly の付いた副詞 honestly にします。
日本語の自然な語順は「時→場所→様態→動詞」です:「彼は今朝、空港まで慎重に運転した」
英語の文末はその逆で、「様態→場所→時」です:“He drove carefully to the airport this morning.” 日本語の順番を後ろからたどると英語の順番になります。時の表現(yesterday, this morning, last year)はふつう文末に置き、強調したいときだけ文頭に置きます。
日本語では「私は昨日学校に行きました」のように、時の表現を主語のすぐあとに置くのが自然です。
英語では主語と動詞の間に yesterday や last year を入れません。“I yesterday went to school” ではなく “I went to school yesterday” です。動詞と場所の間に入れた “I went yesterday to school” も不自然です。
日本語では「彼女は素早くドアを開けた」「チョコがとても好き」のように、副詞を目的語の前にも、目的語と動詞の間にも自由に置けます。
英語では動詞と目的語を離さないので、様態や程度の副詞は目的語のあとに置きます:“She opened the door quickly”, “I like chocolate very much”. “She opened quickly the door” や “I like very much chocolate” は不自然です。
日本語でも「幸いにも、〜」「正直に言うと、〜」のように、コメントを文頭に置いてからふつうの文を続けます。
英語も同じで、文頭に副詞を置き、コンマのあとは主語+動詞の語順です:“Fortunately, nobody was hurt.” 違いは、形容詞ではなく -ly の付いた副詞を使うことです:“Honestly, I forgot”(“Honest, I forgot” ではありません)。
💡 文末は様態→場所→時。日本語の「時→場所→様態」を逆にすると覚えやすいです。
💡 時の表現は主語のすぐあとに置かず、文末か文頭に置きます。
💡 動詞と目的語はくっつけたまま:like chocolate very much, opened the door quickly。
💡 文頭のコメントは -ly の副詞で:honestly, luckily, personally。そのあとは主語+動詞です。
"How was the trip?"
"Great, actually. We arrived quietly at the hotel late at night, so we didn't wake anyone up."
"Nice. Did you get to see much?"
"Surprisingly, yes — we walked around the old town every morning before it got too hot."
練習問題 1 · 正しい語順を選びましょう
Which order is correct?
練習問題 2 · 正しい語順を選びましょう
Which order is correct?
練習問題 3 · 正しい形を選びましょう
___, I don't think this plan will work.
練習問題 4 · 正しい語順を選びましょう
Which sentence correctly puts manner before place, and place before time?
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
Fortunately, ___.
練習問題 6 · より自然な語順を選びましょう
Which order is more natural?
練習問題 7 · 正しい語を選びましょう
Which word usually goes at the very start of a sentence to comment on the whole idea?
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete with the correct manner-place-time order: They played ___ ___ ___. (happily / in the garden / all afternoon)
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: ___, I think we should wait a little longer. (sentence adverb meaning 'in my opinion', one word)
練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 11 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 12 · よくある落とし穴:「私は昨日〜」の語順
Japanese: "私は昨日学校に行きました。" Japanese puts the time word right after the subject, but English does not. Which English sentence is correct?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which order is correct?
副詞の比較級・最上級(Comparative Adverbs)
faster, more clearly, better, worst。副詞で「より速く」「一番上手に」と比べる方法を、-er/-est、more/most、不規則変化に分けて学びます。than の位置にも注意。
程度を表す副詞(Adverbs of Degree)
very, extremely, quite, almost, hardly など、程度を表す副詞の使い分け。「とても好き」を I very like としない理由や、「ほとんど」の2つの訳し方も確認します。
様態の副詞(Adverbs of Manner)
quickly、carefully など -ly で作る副詞の基本と、well、fast、hard の例外。「一生懸命」を hardly と言ってしまう間違いも解消します。
頻度の副詞(Adverbs of Frequency)
always、usually、often、sometimes、rarely、never の意味と位置。一般動詞の前、be動詞と助動詞の後ろという基本ルールを例文で確認します。