She left early. To leave early... Walking to work... 時制のある動詞があるかないかで、節が文の中でできることが変わります。
このレッスンで学ぶこと
finite clause(定形節)には、時制と主語の人称・数を示す動詞があります。“She left early.” の left は過去形で、それだけで完全な文になります。三単現の -s(She runs)が付くのも finite な動詞だけです。
non-finite clause(非定形節)には時制がなく、単独では文になりません。to不定詞か分詞を中心に作ります。“To leave early” だけでは「早く出ること」「早く出るために」と、何かが足りない感じがしますね。必ず finite clause と組み合わせて使います。
non-finite clause は、次の3つの形のどれかで作ります。to不定詞(to leave)、-ing 形(leaving)、過去分詞(left、written)です。学校では「準動詞」としてまとめて習った形です。
目的を表すときは to不定詞だけで十分です(不定詞の副詞的用法)。“To win the race, she trained every day.” 日本語の「〜ために」につられて “for win” や “for winning” としないようにしましょう。目的をはっきりさせたいときは in order to を使います。
前置詞の後ろでは -ing 形を使います。日本語では「出かける前に」「報告書を書き終えた後で」と動詞の形が変わりますが、英語では “before leaving”、“after finishing”(または “after having finished”)です。“before leave” や “after finished” は間違いです。“Having finished the report, …” は書き言葉でよく使われ、会話では “After finishing the report” や finite clause(“After I finished the report”)のほうが一般的です。
「〜しながら」「〜していると」は -ing 形で表せます。“Walking to work, I saw an old friend.”(“While walking to work, …” も自然です)。過去分詞はふつう受け身の意味になります。“Written in haste, the letter had several errors.”(急いで書かれたので、その手紙には間違いがいくつかありました)。
non-finite clause は、文の主語、動詞の目的語、名詞を修飾する語句になります。finite clause と同じ役割を、よりコンパクトに果たします。
主語や目的語になる使い方は、不定詞の名詞的用法・動名詞と同じです。日本語の「成功することは」の「こと」にあたるのが to や -ing です。“To succeed takes hard work” または “Succeeding takes hard work” と言い、“Succeed takes…” と動詞の原形をそのまま主語にはしません。
名詞を修飾するときは、日本語と語順が反対になります。日本語では「ドアのそばに立っている男性」と修飾語が名詞の前に来ますが、英語では “the man standing by the door” と名詞の後ろに置きます(分詞の後置修飾)。過去分詞も同じで、「彼女が書いた本」は “the book written by her” です。修飾語の中に時制は入れません。「立っていた男性」でも “the man standing by the door” で、時制は文の動詞(is / was)が表します。
“the man who is standing by the door” も正しい英語ですが、“the man standing by the door” のほうが短く、会話でもごく普通に使われます。“something to eat”(何か食べるもの)のように、to不定詞が名詞の後ろから修飾する形(形容詞的用法)も同じ仲間です。
non-finite clause は単独では文になりません。時制のある動詞を持つ finite clause と組み合わせます。
分詞のまとまりには時制を入れず、-ing 形か過去分詞を使います。また、stand の過去形は stood で、“standed” という形はありません。
日本語の語順のまま修飾語を前に置かないようにしましょう。語句が続く分詞は名詞の後ろに置きます。
日本語の「歩いていると雨が降ってきた」は主語がなくても通じますが、英語では文の主語が -ing の動作をする人でなければなりません。歩いていたのは雨ではありませんね。
「〜ために」は to(または in order to)で表します。for は付けません。
「ために」= for と考えると起こる間違いです。目的は to不定詞で表します。
前置詞の after の後ろは -ing 形です(after finishing、または after having finished)。“After finished” も間違いです。
「〜することは」は -ing 形か to不定詞で表します。動詞の原形のままでは主語になりません。
日本語では「ドアのそばに立っている男性」のように、どんなに長い修飾語も名詞の前に置きます
英語では、語句のまとまりで名詞を修飾するときは名詞の後ろに置きます。“the man standing by the door”、“the people waiting outside”、“the book written by her” です。“the standing by the door man” は間違いです。1語だけなら “a sleeping baby” のように前に置けますが、後ろに語句が続くときは名詞の後ろ、と覚えましょう。
日本語の修飾語には時制があります:「立っていた男性」「彼女が書いた本」
英語の non-finite clause には時制がありません。-ing 形は「〜している」、過去分詞は「〜された」という意味を表すだけで、いつのことかは文の動詞が決めます。“The man standing by the door was my uncle.” のように was で過去を表し、“the man stood by the door” とはしません。
「牛乳を買うために店に行った」の「〜ために」
目的は to不定詞で表します。“She went to the store to buy milk.” 強調したいときは “in order to buy milk” です。「ために」= for と覚えていると “for buy milk” や “for buying milk” と言いがちですが、どちらも誤りです。for + -ing は “a knife for cutting bread”(パンを切るためのナイフ)のように、物の用途を言うときに使います。
「出かける前に」「書き終えた後で」:日本語では「前」と「後」で動詞の形が変わります
英語では before、after、without などの前置詞の後ろに動詞を続けるときは、-ing 形にします。“before leaving”、“after finishing”、“without saying a word”。日本語の「〜た後で」につられて “after finished” としないようにしましょう。主語を入れて finite clause にする言い方(“after I finished”、“before you leave”)も自然です。
「英語を勉強することは楽しい」:日本語では「こと」で動詞を名詞にします
英語では「こと」にあたるのが -ing 形や to不定詞です。“Studying English is fun.” や “To succeed takes hard work.” と言い、“Study English is fun.” のように動詞の原形をそのまま主語にはしません。
💡 時制のある動詞(left、runs、is)があれば finite、to不定詞や分詞だけなら non-finite です。
💡 「〜ために」は to + 動詞の原形(または in order to)。for buy、for to buy は使いません。
💡 before、after、without の後ろは -ing 形:before leaving、after finishing。
💡 語句が続く分詞は名詞の後ろ:the man standing by the door。
"Who's that, standing by the counter?"
"That's my coworker, waiting for her order."
"Oh right! I didn't recognize her."
"She's hard to miss, wearing that bright red coat."
練習問題 1 · finite か non-finite か選びましょう
'She left early.' — Is this clause finite or non-finite?
練習問題 2 · finite か non-finite か選びましょう
'To leave early' — finite or non-finite?
練習問題 3 · finite か non-finite か選びましょう
'Walking to work' — finite or non-finite?
練習問題 4 · 節の種類を見分けましょう
'The man standing by the door is my uncle.' — What is 'standing by the door'?
練習問題 5 · 正しい答えを選びましょう
Which clause type cannot stand alone as a complete sentence?
練習問題 6 · 節の働きを見分けましょう
'To succeed takes hard work.' — What is 'To succeed'?
練習問題 7 · 節の働きを見分けましょう
'I want to leave now.' — What is 'to leave now'?
練習問題 8 · finite clause を選びましょう
Which one shows tense and subject agreement (finite)?
練習問題 9 · non-finite clause を使って書き換えましょう
Rewrite with a non-finite clause: 'the woman who is reading the newspaper'
練習問題 10 · non-finite clause で文を完成させましょう
Complete with a non-finite (to-infinitive) clause: 'She went to the store ___.' (in order to buy milk)
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:修飾語を名詞の前に置く
Japanese: "ドアのそばに立っている男性は私のおじです。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
'Smiling, she waved goodbye.' — What is 'Smiling'?
英語の語順(Word Order)
主語・動詞・目的語の固定された語順、動詞と目的語を離さないコツ、目的語が2つの文、“explain me” の誤り、強調のための前置きまで。英語の語順を整理します。
何も指さない主語 it(Dummy It)
天気・時間・距離の it と、It's hard to say のような形式主語の it。主語を省く日本語の感覚から生まれる “Is raining” “Now is five o'clock” を防ぎます。
文の要素(Sentence Elements)
主語・動詞・目的語・補語・修飾語(S・V・O・C・M)を英語ではどう呼び、どこに置くか。動詞が最後に来る日本語との違いと、「今日は」を主語にしない理由も扱います。
節と文の種類(Clauses)
独立節と従属節を組み合わせて、単文・重文・複文をつくります。読点だけで2つの文をつなぐ間違いや、主語の省略にも注意しましょう。