日本語では「牛乳ある?」と何もつけなくても通じますが、英語では some や any をよく使います。どちらを使うかは、文の種類と話し手の気持ちで決まります。
このレッスンで学ぶこと
日本語では「牛乳ある?」「牛乳はない」「りんごを買った」のように、はっきりしない量にはふつう何もつけません。英語では、こうした「いくらかの量」を some や any で表すことがよくあります。「いくつか」「少し」と訳せることもありますが、some = 「少し」と決めつけると、かえって不自然になります。
学校で習った「肯定文は some、疑問文・否定文は any」というルールは、とても役に立つ出発点です。ただし、文の形だけで機械的に決めると間違える場面があります。毎回「肯定・否定・疑問のどれか」に加えて、「相手に何かをすすめたり、お願いしたりしていないか」も考えましょう。
肯定文では some、否定文とふつうの疑問文では any を使います。否定文では not 1つで十分で、「全然」「1つも」にあたる言葉を別に足す必要はありません。never の後も any です:“She never has any free time”。
"There are some cookies in the jar." — 肯定文なので some。
"Is there any coffee left?" — 疑問文なので any(「コーヒーまだある?」)。
"I don't have any pens." — 否定文なので any(「ペンを1本も持っていない」)。
some と any は、複数形の名詞(some cookies、any pens)や数えられない名詞(some milk、any coffee)と一緒に使います。「どれでも」の意味の any は単数形の前にも置けます:any seat、any book。日本語では数えられるかどうかを区別しないので注意しましょう。advice(アドバイス)や information(情報)は英語では数えられない名詞なので、some advice、some information と言い、“advices” や “informations” とはしません。
上のルールには2つの例外があります。1つ目は、何かをすすめるときや、ていねいにお願いするときです。形は疑問文でも、相手が「はい」と言うことを期待しているので some を使います。「お茶はいかがですか?」は “Would you like some tea?”、「お水をもらえますか?」は “Can I have some water?” です。学校のルールどおりに any を使うと、「少しでもいる?」のような、すすめる気持ちの薄い言い方に聞こえます。
2つ目は、肯定文で「どれでも」「何でも」という意味の any です。日本語の「どの本でもどうぞ」「どの席でもいいですよ」にぴったり合います。
"Would you like some help with that?" — 手伝いを申し出ているので、疑問文でも some。
"Take any book you like — they're all good." — この any は「どれでも好きなもの」という意味。
「疑問文は any」のルールの使いすぎです。すすめるときは、相手が「はい」と言うと思っているので some を使います。
「お水をもらえますか?」のようなお願いも、疑問文の形ですが some を使います。
否定文では any です。「今日は全然時間がない」は not + any で表します。
「少し」をいつも a few と訳すのは間違いです。a few は数えられる名詞にだけ使います。water のような数えられない名詞には some を使いましょう。
advice は英語では数えられない名詞なので、-s をつけません。information も同じで、some information と言います。
授業の最後に先生がクラス全体にたずねるような、答えがわからないふつうの質問では any が自然です。some は「ある」と思っているときの言い方なので、“Do you have some time to talk?” のようなお願いには自然に使えます。
日本語では「牛乳ある?」「りんごを買った」のように、はっきりしない量には何もつけません
英語では some / any で「いくらかの量」を表すことがよくあります:“Is there any milk?” “I bought some apples.” ただし必ず必要なわけではなく、“I bought apples.” も正しい英語です。some は「ある程度の量」を少し意識させる言い方です。some = 「少し」と覚えて “a few water” のように言い換えるのは間違いです。
「お茶はいかがですか?」「お水をもらえますか?」は、日本語でも英語でも疑問文の形です
学校のルール「疑問文は any」をそのまま使うと “Would you like any tea?” になりますが、すすめたりお願いしたりするときは some が自然です:“Would you like some tea?” “Can I have some water?” 相手の答えが「はい」になると思っているときは some、と覚えましょう。
「どの席でもどうぞ」「何でも聞いてね」の「どれでも」「何でも」
この意味の any は肯定文でも使えます:“Take any seat.”(どの席でもどうぞ)、“Ask me anything.” 「肯定文では any は使えない」と思い込まないようにしましょう。
「お金を全然持っていない」の「全然」「1つも」は、否定を強める言葉です
英語では not + any でその意味になります:“I don't have any money.” または no を使って “I have no money.” not と no を両方使う “I don't have no money” は標準的な英語では間違いです。“I don't have some money” や “I have not money” とも言いません。
💡 まず文の種類(肯定・否定・疑問)を見て、次に「すすめる・お願いする」かどうかを考えましょう。
💡 「お茶はいかが?」「お水をもらえる?」は疑問文でも some です。
💡 否定は1つだけ:I don't have any… または I have no…。
💡 「どれでも」「何でも」の any は肯定文でも使えます:Take any seat.
"Do you have any mediums left in this shirt?"
"Let me check — yes, we have some in the back."
"Great, and do you have any in blue?"
"Sorry, we don't have any blue ones in stock today."
練習問題 1 · 正しい語を選びましょう
There ___ apples in the fridge.
練習問題 2 · 正しい語を選びましょう
Is there ___ milk left in the carton?
練習問題 3 · 正しい語を選びましょう
I don't have ___ money on me right now.
練習問題 4 · 正しい語を選びましょう
Would you like ___ more coffee?
練習問題 5 · 正しい語を選びましょう
We didn't see ___ animals on the hike.
練習問題 6 · 正しい語を選びましょう
You can take ___ seat you like — they're all free.
練習問題 7 · 文を完成させましょう
Complete: Can I have ___ sugar for my tea, please? (one word)
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: I don't need ___ help with this one. (one word)
練習問題 9 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 11 · 正しい直し方を選びましょう
Fix the mistake:
練習問題 12 · よくある間違い:お願いの文で any を使う、「少し」を a few にする
Japanese: "お水を少しもらえますか?" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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Choose the correct word: There isn't ___ coffee left.
much と many の使い分け
日本語の「たくさん」は何にでも使えますが、英語は数えられる名詞に many、数えられない名詞に much を使います。information や homework の落とし穴と a lot of も確認します。
this・that・these・those の使い分け
近くの1つは this、複数は these、遠くの1つは that、複数は those。日本語の「この・その・あの」との違いと、電話での This is ~ を覚えましょう。
few と little(少し・ほとんどない)
日本語の「少し」は few にも little にもなります。名詞が数えられるかで選び、a があるかないかで「少しある」と「ほとんどない」を言い分けましょう。
all、every、each の使い分け
「全ての」「毎〜」「それぞれ」にあたる all、every、each の違い。every のあとは単数形、all のあとは複数形という基本と、every of の誤りを整理します。