日本語は「この・その・あの」の3つ、英語は this と that の2つ。さらに英語では、1つか複数かで this/these、that/those と形が変わります。
このレッスンで学ぶこと
英語で this・that などを使うときは、毎回2つの質問に答えています。近いか、遠いか。1つか、複数か。その組み合わせで、ちょうど4つの語になります:this(近い・1つ)、these(近い・複数)、that(遠い・1つ)、those(遠い・複数)。
1つ目の質問は日本語でもおなじみです。「これ・この」は自分の近く、「あれ・あの」は遠くのものを指し、this と that にそのまま対応します。違うのは「それ・その」です。英語には相手の近くを指す専用の語がないので、「その」はたいてい that になります(すでに話に出たものなら it を使うこともあります)。
注意が必要なのは2つ目の質問です。日本語の「この」は、1つでも複数でも変わりません。「この靴」は片方でも1足でも同じですが、英語では this shoe と these shoes で語の形が変わります。
this/these は、話している人の近くにあるもの(空間的にも、時間的にも「ここ・今」)を指します。that/those は、もっと離れたものを指します。
“This photo in my hand”:手に持っている写真なので近い、this。“That building across the street”:通りの向こうの建物なので遠い、that。
“These shoes I'm wearing”:今はいている靴なので近い、these。“Those birds in the sky”:空の鳥なので遠い、those。
部屋の反対側の棚にある本なら、「あの本取って」と同じく “Can you pass me that book?” です。「その本取って」のように相手の近くにある本でも、自分から離れていれば that です。「あの山見て!」は “Look at those mountains!” です。一方、相手がはいている靴のように、目の前で一緒に見ているものは this/these を使うことが多いです:“I love these shoes you're wearing!”
this と that は1つのもの、these と those は複数のものに使います。複数のときは、名詞も動詞も複数の形にします。
“This shoe is mine.”(1つ)と “These shoes are mine.”(複数)
“That car is fast.”(1つ)と “Those cars are fast.”(複数)
日本語の「これは」にも注意しましょう。「これは私の兄です」は This is my brother. ですが、「これは私の両親です」は複数なので These are my parents. です。“This is my parents” にはなりません。発音も大切で、this は短い「イ」、these は長い「イー」です。日本語にも「い」と「いい」の区別があるので、その感覚で長さをはっきり言い分けると、相手に複数だと伝わります。
電話では this で名乗ります:“Hi, this is Sarah.” “Hi, it's Sarah.” もよく使います。日本語の「もしもし、サラです」をそのまま “Hello, I'm Sarah.” と言っても通じますが、電話の決まった言い方ではありません。that は使いません。
that/those は空間的な距離だけでなく、時間的な距離や、今聞いたことを指すのにも使います。“Those were the good old days” は過去を振り返る言い方で、「あの頃は良かった」の「あの」と同じです。“That's a great idea” は相手が言ったことへの反応で、「それはいい考えだね」の「それ」にあたります。
日本語の「この靴」は数で変わりませんが、shoes は複数なので these です。this(短い「イ」)と these(長い「イー」)を言い分けましょう。
「これは私の両親です」の直訳です。parents は複数なので、these + are を使います。
over there(あそこの)は遠いものなので、「あの山」と同じく those です。
本は自分から離れたところにあるので that です。「その本」「あの本」はどちらも英語では that になります。
手に持っているものは自分の近くなので this です。「これは私の電話です」と同じです。
電話で名乗るときは this(または it's)を使い、that は使いません。
「もしもし、アンナです」の直訳です。通じますが、電話ではふつう this is または it's で名乗ります。
日本語は「こ・そ・あ」の3つ(これ・それ・あれ/この・その・あの)で距離を表します
英語は2つだけです。「こ」は this/these、「あ」は that/those にほぼ対応します。相手の近くを指す「そ」には専用の語がなく、ふつうは that を使います:「そのペン取って」→ “Can you hand me that pen on your desk?” 自分の近くでなければ this にはしない、と覚えましょう。
「この靴」「あの鳥」「これは〜です」は、1つでも複数でも形が変わりません
英語では複数なら these/those を使い、名詞と動詞も複数にします:“These shoes are new.” “Those birds are fast.” 「これは私の両親です」も These are my parents. です。日本語で数が見えないときほど、「1つ?複数?」と自分に聞いてから this か these を選びましょう。
電話の「もしもし、アンナです」「チェンさんですか?」
英語の電話では、名乗るときに “Hi, this is Anna.” または “Hi, it's Anna.” と言います。“I'm Anna.” は対面の自己紹介の言い方で、“that's Anna” は使いません。相手を確かめるときは “Is this Ms. Chen?” です(イギリス英語では “Is that Ms. Chen?” も聞かれます)。
💡 「この・これ」→ this/these、「あの・あれ」→ that/those、「その・それ」→ たいてい that。
💡 今さわれるものは this/these、指でさして示すものは that/those。
💡 複数なら these/those。日本語の「これは」でも、複数なら These are... です。
💡 電話で「〜です」と名乗るとき → This is ... / It's ...
"Hello?"
"Hi, this is Marco from the dentist's office. Is this Ms. Chen?"
"Yes, this is she. Is everything okay with my appointment?"
"Yes, I just wanted to confirm you're still coming in on Thursday."
練習問題 1 · 距離でグループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 2 · 正しい語を選びましょう
___ is my sister, Anna. (she's standing right next to you)
練習問題 3 · 正しい語を選びましょう
___ are my keys. (on the table right in front of you)
練習問題 4 · 正しい語を選びましょう
Look at ___ mountains over there!
練習問題 5 · 正しい語を選びましょう
Can you pass me ___ book on the shelf across the room?
練習問題 6 · 正しい語を選びましょう
Hi, ___ is Anna speaking.
練習問題 7 · 正しい語を選びましょう
I love ___ shoes you're wearing right now!
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: ___ is my new phone. (you're holding it) (one word)
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: ___ were the good old days. (looking back at the past) (one word)
練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 11 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake:
練習問題 12 · よくある間違い:「これは私の両親です」
Japanese: "これは私の両親です。" Which English sentence is correct?
学んだことを5つの問題で確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
___ is my new laptop. (you're holding it right now)
much と many の使い分け
日本語の「たくさん」は何にでも使えますが、英語は数えられる名詞に many、数えられない名詞に much を使います。information や homework の落とし穴と a lot of も確認します。
some と any の使い分け
「肯定文は some、疑問文・否定文は any」の基本と、その例外。お茶をすすめるときに some を使う理由や、どれでもいいの any も確認します。
few と little(少し・ほとんどない)
日本語の「少し」は few にも little にもなります。名詞が数えられるかで選び、a があるかないかで「少しある」と「ほとんどない」を言い分けましょう。
all、every、each の使い分け
「全ての」「毎〜」「それぞれ」にあたる all、every、each の違い。every のあとは単数形、all のあとは複数形という基本と、every of の誤りを整理します。