3つともアドバイスに使いますが、形のルールも、言葉の強さもそれぞれ違います。
このレッスンで学ぶこと
should、ought to、had better は、どれもアドバイスに使います。ただし、軽い提案から差し迫った警告まで、強さの段階が違います。
まずはうれしいポイントから。日本語では「〜したほうがいい」「〜すべき」を動詞の後ろにつけますが、英語ではアドバイスの言葉を動詞の前に置くだけです。主語によって形が変わることもなく、should の後には動詞の原形がそのまま続きます:「そろそろ出たほうがいいね」→ “We should leave soon.” 強い警告には had better を使い、ふつうは 'd better と短くします:“You'd better call a doctor now.”(今すぐ医者を呼ばないとまずいよ。)
should と ought to の意味はほぼ同じで、どちらも「〜したほうがいい」「〜すべきだ」です。違いは形です。should の後には to をつけませんが、ought には標準的な英語では必ず to がつきます:“You ought to see a doctor.” 否定文は do を使わず、“You oughtn't to be so hard on yourself.” となります。(アメリカ英語では否定文で to のない oughtn't も聞かれますが、to のある形はいつでも正しい形です。)
日常会話では should のほうがずっとよく使われます。ought to は少しかたい響きがあり、疑問文や否定文ではやや古風に聞こえます。“Ought we to…?” はどちらかというとイギリス英語のかたい言い方で、多くの人は “Should we…?” や “Shouldn't you…?” と言います。
had better は should や ought to より強い表現です。ふつうは具体的な場面について使い、「そうしないと困ったことになる」という含みがあります。or…(さもないと)が続くこともよくあります:“You'd better finish this today, or you'll be in trouble.” 「水をたくさん飲んだほうがいい」のような一般的なアドバイスには、had better ではなく should を使います。
ここが日本語を話す人の最大の落とし穴です。学校では had better = 「〜したほうがいい」と習うことが多いのですが、日本語の「〜したほうがいい」はやわらかい日常的なアドバイスです。一方、英語の had better は「〜しないと知らないよ」に近い、警告や軽い脅しの響きがあります。先生や上司、お客さんに “You had better…” と言うと、とても失礼に聞こえることがあります。やわらかく助言したいときは should、さらに “I think you should…” や “Maybe you should…” を使いましょう。
形にも注意しましょう。had は過去形に見えますが、had better は過去の話ではなく、「今、またはすぐに〜したほうがいい」という意味です。「〜したほうがよかった」と過去を振り返るときは、should have + 過去分詞を使います:“You should have been more careful.” また、had better の後は to のない動詞の原形です。否定文は better の直後に not を置きます:“You'd better not forget your keys.”(くだけた話し言葉、特にアメリカ英語では 'd を省いて “You better…” と言うこともありますが、書き言葉や標準的な英語では 'd better を使います。)
「先生、少し休んだほうがいいですよ」のつもりでも、had better は警告の響きがあり、目上の人には失礼に聞こえます。やわらかいアドバイスは should です。
should と違い、ought の後には必ず to が必要です。
had better は助動詞のように働くので、後ろは to のない動詞の原形です。
should は助動詞なので、can や will と同じく、後ろに to をつけません。
had better は1つのかたまりです。not は better の後に置きます。'd は would ではなく had の短縮形なので、“wouldn't better” とも言いません。
「〜したほうがいい」の「ほう」を better で表そうとして should と組み合わせるのは間違いです。強い警告なら had better、ふつうのアドバイスなら should だけを使います。
ought は do を使いません。否定は oughtn't to です(日常会話では shouldn't のほうが一般的です)。
日本語の「〜したほうがいい」は、目上の人にも使えるやわらかいアドバイスです
学校英語では「〜したほうがいい」= had better と覚えがちですが、英語の had better は「そうしないとまずいことになるよ」という強い警告です。ふつうのアドバイスなら should を使いましょう:“You should see a doctor.” 目上の人には “Maybe you should…” のように、さらにやわらげると自然です。
日本語の「〜すべきだ」は、強く押しつけるような響きがあります
そのため should を避けたくなるかもしれませんが、英語の should はニュートラルで、友だちにも同僚にも気軽に使える言葉です:“We should leave soon.” should は「すべき」ほど強くありません。
「行ったほうがいい」「行くべきだ」では、アドバイスの言葉が動詞の後ろにくっつきます
英語では順番が逆で、should、ought to、had better を動詞の前に置くだけです。主語が he や she でも形は変わりません。ただし to のルールに注意しましょう。should と had better の後は to なしの動詞の原形、ought だけは必ず to が必要です:“You should go.” “You'd better go.” “You ought to go.”
「急いだほうがよかった」「気をつけるべきだった」は過去についての反省です
had better は過去形に見えますが、過去については使えません:“You'd better hurry.” は「(今)急いだほうがいいよ」です。過去の反省や批判には should have + 過去分詞を使います:“You should have hurried.”
💡 should と had better の後は to なしの動詞の原形。ought だけは必ず to をつけます。
💡 had better は「〜したほうがいい」ではなく「〜しないとまずいよ」。目上の人へのアドバイスは should で。
💡 had は過去形に見えても、had better は今やこれからの話です。過去の反省は should have + 過去分詞。
💡 否定文:oughtn't to… と 'd better not…。don't ought や had not better とは言いません。
"We should leave soon, the traffic will be bad."
"You're right. You'd better grab your coat too, it's cold out."
"Good call. Should we call ahead and let them know?"
"Probably — better safe than sorry."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 3 · 正しい否定文を選びましょう
Choose the correct negative with ought to.
練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう
Choose the sentence that warns most strongly of a bad consequence if ignored.
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう
Which form looks like a past tense but is not actually about the past?
練習問題 7 · 正しい否定文を選びましょう
Choose the correct negative with had better.
練習問題 8 · 正しい疑問文を選びましょう
Choose the standard (British) question form with ought to.
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: 'You ___ (had better) hurry, or we'll miss the flight.'
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete: 'You ___ (ought/apologize) to her.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜したほうがいい」をいつも had better にする
Japanese: "先生、少し休んだほうがいいですよ。" (friendly advice to your teacher) Which English sentence is the most natural and polite?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct sentence.
アドバイスの表現:should、if I were you、why don't you
should、if I were you、why don't you でアドバイスをしたり求めたりする方法。「〜したほうがいい」を had better にしない理由や、advice が数えられない点も確認します。
need、needn't、don't need to
「〜しなくてもいい」は needn't と don't need to の2通り。to の有無、mustn't との違い、「〜しなくてもよかったのに」の needn't have まで整理します。
must と have to の使い分け
must は形が変わらないので、過去は had to、未来は will have to、疑問文は Did you have to…? になります。「〜しなければならなかった」を正しく言えるようにしましょう。
可能性を表す助動詞(may / might / could)
「〜かもしれない」は may、might、could で表します。今・これから・過去の推測の言い方と、「忘れたかもしれない」が may have forgotten になる理由を整理します。