依頼・申し出・提案(Could you…? / Shall I…? / Shall we…?)

A2 · 初中級助動詞

could・would・shall・can を使って、頼みごとをしたり、手伝いを申し出たり、一緒に何かしようと提案したりできます。

このレッスンで学ぶこと

  • Could/would you…? で、ていねいに頼みごとをします
  • Shall I…? / Can I…? で、自分が何かをしようと申し出ます
  • Shall we…? / Let's… / Why don't we…? で、一緒に何かをしようと提案します
  • Would you mind+-ing? で、とてもていねいで遠回しな依頼をします

ていねいな依頼

Could you と would you は、相手に何かをしてもらうときの、ふつうでていねいな言い方です。日本語の「〜してもらえますか」「〜していただけますか」にあたります。ここでの could は「できた」という過去の意味ではなく、can より控えめでていねいな言い方です。Would you mind+-ing はさらに遠回しでていねいで、「〜していただいてもかまいませんか」に近い表現です。

注意したいのは「〜してください」です。学校では “Please close the door.” をていねいな表現として習うことが多いのですが、英語では please を付けても命令文は命令文で、かなり直接的に聞こえます。“Can you help me?” も正しい英語ですが、くだけた言い方です。友だち同士なら問題ありませんが、知らない人やお店、職場では “Could you help me?” がいちばん安全です。

Would you mind…? への答え方にも気をつけましょう。mind は「気にする・いやだと思う」という意味なので、日本語の感覚で「はい、いいですよ」のつもりで “Yes” と答えると、「はい、いやです」という意味になってしまいます。引き受けるときは “Not at all.” や “No problem.” と答えます。

"Could you help me with this?"
"Would you mind closing the door?"

手伝いを申し出る

Shall I…? と can I…?(よりフォーマルなら may I…?)は、相手のために自分が何かをしようと申し出るときに使います。日本語の「〜しましょうか」「〜しますよ」にあたります。Shall I は主にイギリス英語で、アメリカ英語では Should I…? や Can I…? のほうがよく使われます。

日本語の「窓を開けましょうか」には主語がありませんが、英語では誰がするのかを決める必要があります。自分がするなら “Shall I open the window?” です。shall, can のあとは動詞の原形で、to も -ing も付けません:“Can I carry that for you?”(“Can I carrying” は間違い)。want を使うなら “Do you want me to open the window?” の形になります。

"Shall I open the window?"
"Can I carry that for you?"

一緒に何かをしようと提案する

Shall we…?, let's…, why don't we…? は、一緒に何かをしようと提案するときに使います。ここは日本語が助けになります。let's は「〜しましょう」(“Let's try the new restaurant.” = 「新しいレストランに行ってみましょう」)、Shall we…? や Why don't we…? は「〜しませんか」「〜しましょうか」にあたります。

「今夜映画を見ませんか」を直訳して “Don't you watch a movie tonight?” とすると、「今夜は映画を見ないの?」という確認に聞こえ、提案にはなりません(“Won't you join us?” のような誘い方もありますが、少し改まった古風な言い方です)。“Why don't we watch a movie tonight?” や “Shall we watch a movie tonight?” と言いましょう。Why don't we の we を you にすると、相手だけへの提案・アドバイスになります。また、let's, shall, why don't we のあとに to は付けません:“Shall we get some coffee?”(“Shall we to get” は間違い)。

"Shall we get some coffee?"
"Why don't we watch a movie tonight?"

Shall I と Shall we の違い

Shall I は、自分が相手のために何かをしようと申し出る言い方です(「持ちましょうか」「私がやりましょうか」)。Shall we は、2人やグループで一緒に何かをしようと提案する言い方です(「行きましょうか」)。日本語ではどちらも「〜しましょうか」になるので、誰がその動作をするのかを考えましょう。自分だけがするなら Shall I、みんなでするなら Shall we です。

"Shall I carry your bag? (自分がします)"
"Shall we get some coffee? (一緒にします)"

実際の英語

"Would you mind lowering your voice?"
"Shall I carry your bag?"
"Let's try the new restaurant."
"Would you mind opening the window?"

注意

✗Could you helping me with this?
✓Could you help me with this?

could/would you のあとは動詞の原形です。-ing 形にはしません。

✗Shall we to get some coffee?
✓Shall we get some coffee?

shall のあとに to は付けません。動詞の原形がすぐに続きます。

✗Would you mind to lower your voice?
✓Would you mind lowering your voice?

would you mind のあとは -ing 形です。to+動詞は使いません。

✗Shall we carry your bag?
✓Shall I carry your bag?

「かばんを持ちましょうか」は自分がする申し出なので Shall I です。Shall we は一緒にする提案に使います。

✗Don't you watch a movie tonight?
✓Why don't we watch a movie tonight?

「〜しませんか」の直訳は提案になりません。Why don't we…? や Shall we…? を使います。

日本語と比べてみよう

日本語の「〜しましょうか」は、主語を言わずに、申し出(「持ちましょうか」)にも提案(「休みましょうか」)にも使えます。

英語では誰がするのかで言い方が変わります。自分がするなら “Shall I carry your bag?”、一緒にするなら “Shall we take a break?” です。「その動作をするのは私だけ? それとも私たち?」と考えてから選びましょう。

日本語の「〜してください」はていねいな依頼で、学校では “Please+命令文” と習います。

英語では please を付けても命令文は直接的で、指示のように聞こえます。知らない人や目上の人には “Could you close the door?” や “Would you mind closing the door?” を使いましょう。日本語の「〜していただけますか」の感覚です。could はここでは過去の意味ではありません。

日本語では「映画を見ませんか」「コーヒーでも飲みませんか」のように、否定の疑問文で誘います。

英語の “Don't you…?” は「〜しないの?」という驚きや確認に聞こえます。誘うときは “Why don't we watch a movie tonight?”, “Shall we get some coffee?”, “Let's get some coffee.” を使います。

日本語では「〜してもかまいませんか」に「はい、どうぞ」と答えます。

Would you mind…? は「〜するのはいやですか」という意味なので、OK なら “Not at all.” や “No problem.” と答えます。“Yes” は「いやです」という意味になります。また、mind のあとは -ing 形です:“Would you mind opening the window?”(“mind to open” は間違い)。

💡 「〜してもらえますか」→ Could you…?。please+命令文はていねいな依頼にはなりません。

💡 「〜しましょうか」:自分がするなら Shall I…?、一緒にするなら Shall we…?

💡 「〜しませんか」→ Why don't we…? / Shall we…?(Don't you…? ではありません)。

💡 Would you mind のあとは -ing。OK なら “Not at all.” と答えます。

実際の場面:近所の人の引っ越しを手伝う

"Could you give me a hand with this box?"

"Sure! Shall I take the heavier one?"

"That would be great, thanks. Shall we take a break after this?"

"Good idea — let's get some water first."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — a polite request.

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — an offer.

練習問題 3 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — a suggestion.

練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう

Which is a more polite, indirect request?

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — an offer to help.

練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう

Which best fits offering to do something yourself?

練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう

Which best fits suggesting an activity together?

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — a suggestion.

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete (polite request): '___ you pass the salt, please?'

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Complete (offer): '___ I get you something to drink?'

練習問題 11 · グループに分けましょう

Could you help me?
Would you mind waiting?
Shall I carry that?
Can I get you anything?
Could you pass the salt?
Shall I open the window?

0 / 6 分類済み

練習問題 12 · よくある落とし穴:申し出の「〜しましょうか」

Japanese: "(私が)窓を開けましょうか。" You are offering to do it yourself. Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Choose the correct sentence — a request.

学んだこと

  • Could/would you…? はていねいな依頼で、「〜してもらえますか」にあたります。Can you…? はくだけた言い方で、please+命令文は直接的です。
  • Shall I…? や can I…? で、自分が何かをしようと申し出ます。
  • Shall we…?, let's…, why don't we…? で、一緒に何かをしようと提案します。「〜しませんか」を Don't you…? にはしません。
  • Would you mind+-ing? はとてもていねいな依頼です。to は使わず、OK なら “Not at all.” と答えます。
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