許可を表す助動詞(can / could / may)

A2 · 初中級助動詞

「〜してもいい?」は Can I…?、「〜してもよろしいですか?」は May I…?。丁寧さは助動詞の選び方で決まります。

このレッスンで学ぶこと

  • Can + 動詞の原形:ふだんの会話で許可を求める(Can I sit here?)
  • May + 動詞の原形:よりていねい・フォーマルなお願いや、正式な許可
  • Could + 動詞の原形:少し控えめでやわらかいお願い
  • Can't / may not:許可しない、禁止する

許可を求める・与える・断る

can、could、may を使うと、「〜してもいいですか?」と許可を求めることができます。can と may は、「〜してもいいですよ」と許可を与えたり、「〜してはいけません」と断ったりするときにも使います。could は、現在の場面では許可を「求める」ときだけに使います。“Could I…?” と聞かれたら、答えは “Yes, you can.” や “Sure.” で、“Yes, you could.” とは言いません。

助動詞の後ろは必ず動詞の原形です。to も -ing もつけません。“Can I use…?” が正しく、“Can I to use…?” や “Can I using…?” は間違いです。

語順にも注意しましょう。日本語では「電話使ってもいい?」のように語尾を上げるだけで質問になりますが、英語では助動詞を主語の前に出します。“Can I use your phone?” が正しく、“I can use your phone?” では許可のお願いになりません。また、学校で習った「疑問文は Do で始める」というルールは助動詞には使えません。“Do I can…?” とは言いません。

日本語の「借りてもいいですか?」には「私」がありませんが、英語では主語 I が必要です。“Can borrow your charger?” ではなく “Can I borrow your charger?” と言います。

"Can I use your phone?"
"You may leave the room now."

ていねいさの使い分け

can はいちばんふつうの言い方で、毎日の会話で使います。may はよりフォーマルでていねいな響きがあり、知らない人や職場の目上の人に対して、または特にていねいにしたいときに使います。could は「〜してもよろしいでしょうか」のように、少し控えめでやわらかい頼み方です。

日本語も「〜してもいい?」「〜してもいいですか?」「〜してもよろしいでしょうか?」と、ていねいさに段階がありますね。英語では、これを助動詞と please で表します。友だちには “Can I come in?”、改まった場面では “May I come in?” や “Could I come in, please?” です。“Could I possibly borrow your charger?” のように possibly を入れると、さらに控えめになります。

学校では “May I…?” を「ていねいな許可の表現」として覚えることが多いですが、友だちや家族に使うと、かしこまりすぎて少し不自然に聞こえます。ふだんは “Can I…?” で十分ていねいです。

"May I ask you a question? (フォーマル)"
"Can I ask you a question? (ふだんの言い方)"

断る・禁止する

「〜してはいけません」「〜できません」と許可しないときは、ふつう can't を使います。may not はよりフォーマルで、規則や掲示によく使われます。can't や won't は自然な短縮形ですが、may not を短縮した mayn't は古い形で、現代英語ではほとんど使いません。

not は助動詞のすぐ後ろに置きます。“You can't park here.” が正しく、“You not can park here.” は間違いです。

日本語の「ここで写真を撮ってもいいですか?」のように主語のない聞き方は、英語では I や you を主語にして言います。“Can I take photos here?”、断るときは “I'm afraid you may not take photos here.” です。“Is it allowed to take photos?” は不自然で、“Is photography allowed here?” と言います。

"You can't park here."
"I'm afraid you may not take photos here."

実際の英語

"Could I possibly borrow your charger?"
"May I take a seat?"
"You may not use your phone during the exam."
"Can I ask you something?"

注意

✗May I asking you a question?
✓May I ask you a question?

may の後ろは動詞の原形です。-ing も to もつけません(“May I to ask…?” も間違いです)。

✗I can use your phone?
✓Can I use your phone?

「電話使ってもいい?」のように語尾を上げるだけでは、ふつうの許可のお願いになりません(驚きや確認の聞き返しに聞こえます)。can を主語の前に出します。

✗Can borrow your charger?
✓Can I borrow your charger?

日本語の「借りてもいいですか?」には主語がありませんが、英語では I が必要です。

✗Can you borrow me your charger?
✓Can I borrow your charger?

borrow は「借りる」です。自分が借りるなら Can I borrow…?、相手に貸してもらうなら Can you lend me…? と言います。

✗I'm afraid you mayn't take photos here.
✓I'm afraid you may not take photos here.

現代英語では may not を mayn't と短縮しません。2語で書きましょう。

✗You not can park here.
✓You can't park here.

not は助動詞のすぐ後ろに置きます:can + not = can't。

✗Is it allowed to park here?
✓Can I park here?

「ここに停めてもいいですか?」は Can I…? で聞くのが自然です。または Is parking allowed here? と言います。

日本語と比べてみよう

日本語では「〜してもいい?」「〜してもいいですか?」「〜してもよろしいでしょうか?」と、語尾でていねいさを変えます

英語には敬語のような語尾の変化がないので、助動詞の選び方と please でていねいさを表します。“Can I…?” はふつう、“Could I…?” はやわらかく控えめ、“May I…?” はフォーマルでとてもていねいです。友だちには “Can I borrow this?”、上司やお客さまには “May I…?” や “Could I…, please?” を使いましょう。

日本語では「入ってもいい?」のように、語順を変えずに語尾を上げるだけで質問になります

英語では、助動詞を主語の前に出して質問を作ります。“Can I come in?”、“Can I use your phone?” です。“I can come in?” は許可のお願いには聞こえません。また、can は do と一緒に使わないので、“Do I can…?” は間違いです。

「借りる」と「貸す」は、日本語では動詞を見ればすぐ区別できます

英語でも borrow(借りる)と lend(貸す)ははっきり分かれています。自分が借りたいときは “Can I borrow your charger?”、相手に貸してほしいときは “Can you lend me your charger?” です。“Can you borrow me…?” とは言いません。

💡 「〜してもいい?」→ Can I…?(助動詞を主語の前に出し、do は使いません)。

💡 友だちには Can I…?、知らない人や職場では May I…? や Could I…? が合います。

💡 自分が借りるなら Can I borrow…?、相手に貸してほしいなら Can you lend me…?。

💡 may not は mayn't と短縮しません。

実際の場面:オフィスで

"May I use the meeting room this afternoon?"

"Of course, it's free until 3pm."

"Great, and can I bring a colleague along?"

"Sure, no problem at all."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — asking permission informally.

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — a more formal permission request.

練習問題 3 · 正しい否定形を選びましょう

Choose the correct negative — refusing permission.

練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう

Which is the most formal way to ask permission?

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — giving permission.

練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう

Which modal is used for very formal, polite permission requests?

練習問題 7 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — refusing permission formally.

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete (informal): '___ I turn on the AC? It's hot in here.'

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Complete (most formal, polite): '___ I use your restroom, please?'

練習問題 11 · グループに分けましょう

Can I come in?
May I come in?
Can I borrow this?
May I borrow this?
Can I ask something?
May I ask something?

0 / 6 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:「借りる」と「貸す」の取り違え

Japanese: "充電器を借りてもいいですか?" Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

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Choose the correct sentence.

学んだこと

  • can は、許可を求めたり与えたりするいちばんふつうの言い方です。
  • may はよりフォーマルでていねいです。友だち同士なら can で十分です。
  • could は控えめでやわらかい頼み方ですが、答えるときは Yes, you can. と言います。
  • can't と may not は許可しない・禁止する言い方です。mayn't は古い形です。
  • can、could、may の後ろは動詞の原形(to も -ing もなし)。質問では助動詞を主語の前に出し、主語 I を省略しません:Can I…?
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