must と have to はどちらも「〜しなければならない」。でも否定形にすると意味が大きく変わります:mustn't は「してはいけない」、don't have to は「しなくてもいい」。
このレッスンで学ぶこと
must と have to は義務、つまり何かが必要・必須であることを表します。どちらも日本語の「〜しなければならない」「〜しなきゃ」に当たります。
細かい違いとして、must は話し手自身の考えや、書かれた公式なルールを表すことが多く、have to は外から来る義務(規則や状況)を表すことが多いです。日常会話では have to のほうがずっとよく使われ、特にアメリカ英語ではその傾向が強いです。イギリス英語の会話では have got to(I've got to go)もよく聞きます。
have to はふつうの動詞と同じように形が変わります。主語が he / she / it なら she has to で、she have to ではありません。日本語には主語による動詞の変化がないので、忘れやすいポイントです。また、to が付くのは have to だけです。“I have to finish” は正しいですが、must のあとは動詞の原形がすぐに続きます:“I must finish”。“I must to finish” は誤りです。must のあとの動詞に -s も付けません:“Passengers must fasten their seatbelts.”
日本語の「今日中にこの報告書を終わらせなければならない」には主語がありませんが、英語では主語が必要です:“I must finish this report today”(誰の義務かに応じて we、you なども)。
このレッスンで最も大切なポイントです。mustn't は「禁止」、つまりしてはいけないという意味です。don't have to はまったく違い、「必要はない、でもしたければしてもいい」という意味です。
ここは日本語が大きな助けになります。日本語でも「ここでタバコを吸ってはいけません」と「忙しければ来なくてもいいですよ」は、まったく違う形ですね。「〜してはいけない」→ “You mustn't smoke in here.”、「〜しなくてもいい」「〜する必要はない」→ “You don't have to come.” 落とし穴は、学校で「must = have to」と覚えたために、否定形も同じ意味だと思ってしまうことです。“You mustn't come” は「来てはいけない」という意味になってしまいます。
アメリカ英語の会話では mustn't はあまり使われず、禁止には can't や you're not allowed to がよく使われます。must not は書かれた規則などで使われます。ただし「禁止」という意味はどこでも同じです。
have to の疑問文は、ふつうの動詞と同じく do / does を使って作ります。must は主語の前に出すこともできますが(Must I…?)、日常会話では do you have to のほうがずっとよく使われます。
“Do you can…?” と同じ間違いで、“Do we must bring…?” としないようにしましょう。must は助動詞なので do と一緒には使えません。「自分のノートパソコンを持ってこないといけませんか?」は “Do we have to bring our own laptops?” です。“Must we to bring…?” も誤りです。主語が he / she / it なら does を使い、動詞は have のままです:“Does he have to wear a suit?”(has ではありません)。
must のあとには to を付けず、動詞の原形がすぐに続きます。to が付くのは have to だけです。
don't have to は「吸わなくてもいい」という意味で、禁止ではありません。「吸ってはいけない」は mustn't(会話では can't も)。
「来なくてもいい」は don't have to です。mustn't を使うと「来てはいけない」という意味になってしまいます。
have to はふつうの動詞と同じで、主語が he / she / it なら has to になります。
must は助動詞なので、do と一緒には使えません。“Do you can…?” が誤りなのと同じです。疑問文は Do we have to…? にします。
have to の疑問文は do / does で作ります。must を使うなら to なしで Must we bring…?(ややかたい言い方)です。
日本語の「ここでタバコを吸ってはいけません」には主語がありませんが、英語の文には主語が必要です。
日本語には3つのはっきり違う形があります:「〜しなければならない」「〜してはいけない」「〜しなくてもいい/〜する必要はない」
これをそのまま英語に当てはめましょう。「〜しなければならない」→ must / have to、「〜してはいけない」→ mustn't(会話では can't も)、「〜しなくてもいい」「〜する必要はない」→ don't have to。“You don't have to come if you're busy.” は「忙しければ来なくてもいいですよ」で、“You mustn't come” は「来てはいけません」です。
学校英語では「must = have to」と書き換えを習います
肯定文ではほぼ同じ意味ですが、否定文ではまったく別の意味になります:must not(mustn't)= 禁止、don't have to = 不必要。また、形も違います。have to には to があり、主語によって has to になり、疑問文・否定文には do / does を使います。must は助動詞なので、to も -s も付かず、do とも一緒に使いません(“I must to finish”、“Do we must…?” は誤り)。
日本語の「〜したほうがいい」は、軽いアドバイスにも使います:「少し休んだほうがいいよ」
英語の must は強い義務や禁止です。ふつうのアドバイスには should を使います:“You should rest.” 「〜したほうがいい」を had better と訳すと、「そうしないと困ったことになるよ」という警告のように強く聞こえることがあります。また、「ここは禁煙です」は “You mustn't smoke in here” や “Smoking is not allowed here” が自然です。“It is forbidden to smoke here” も正しいですが、かなりかたい響きです。
💡 「〜しなくてもいい」「〜する必要はない」→ don't have to。「〜してはいけない」→ mustn't。
💡 must のあとに to は付けません:I must go。I must to go ではありません。
💡 have to の疑問文は do / does:Do I have to…?(Do I must…? は誤り)
💡 アドバイス(「〜したほうがいい」)は should。must ではありません。
"Do I have to take my shoes off?"
"No, you don't have to — but you're welcome to."
"Got it. Anything I definitely shouldn't do?"
"Just one thing — you mustn't feed the cat, she's on a special diet."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence — obligation.
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence — obligation with have to.
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence — prohibition (forbidden).
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence — no obligation (optional, not forbidden).
練習問題 5 · 正しい疑問文を選びましょう
Choose the correct question.
練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう
Which means something is forbidden?
練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう
Which means something is not necessary, but not forbidden either?
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: 'You ___ (mustn't) park here — it's a fire exit.'
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete: 'You ___ (not/have to) pay — entrance is free today.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 12 · 日本人によくある間違い:mustn't と don't have to の混同
Japanese: "忙しかったら、来なくてもいいですよ。" Which English translation is correct?
いろいろな5つの問題で、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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Choose the correct sentence.
許可を表す助動詞(can / could / may)
「〜してもいいですか?」を英語でどう言う? can、could、may で許可を求める・与える・断る方法と、相手に合わせた丁寧さの選び方を学びます。
依頼・申し出・提案(Could you…? / Shall I…? / Shall we…?)
「〜してもらえますか」「〜しましょうか」「〜しませんか」を英語で。could・would・shall・can の使い分けと、Would you mind…? への正しい答え方を学びます。
能力を表す助動詞:can、could、be able to
can、could、be able to で現在・過去・未来の「できる」を表す方法。「合格できた」を could にしない理由や、will can にならない be able to の使い方を解説します。
must と have to の使い分け
must は形が変わらないので、過去は had to、未来は will have to、疑問文は Did you have to…? になります。「〜しなければならなかった」を正しく言えるようにしましょう。