「この映画を見たことがある」は I have seen this film、「昨夜この映画を見た」は I saw this film last night。日本語の「〜した」は同じでも、英語では「いつ」によって形が変わります。
このレッスンで学ぶこと
どちらの時制も「今より前」に起きたことを話しますが、見方が違います。現在完了形は、いつ起きたかははっきり言わずに、その出来事を「今にとって大切なこと」として示します。過去形は、過去の特定の時に起きて、もう終わった事実として示します。
日本語では、どちらも「〜した」で言えます。「この映画を見た」も「昨夜この映画を見た」も同じ形ですね。だから英語では、日本語の形ではなく別の質問をする必要があります:「終わった過去の特定の時の話か、それとも今につながる話か」。
現在完了形は、人生の経験(特定の時なし)、結果が今見えている・今大切な出来事、そして過去の特定の時に結びつけない出来事全般に使います。
ここは日本語が助けになります。「〜したことがある」(経験)は “She has been to Japan three times.”、「もう〜した」(完了)は “We have finished our homework.”、「鍵をなくしちゃった!(今も見つからない)」は “I have lost my keys!” です。疑問文の「〜したことがありますか」は “Have you ever eaten sushi?” ですが、「今までに」につられて肯定文に ever を入れないようにしましょう。「まだ〜していない」は not … yet:“I haven't finished yet.”
もう1つ忘れやすいのが、過去に始まって今も続いていることです。日本語では「2010年からここに住んでいる」「10年前から彼女を知っている」と「〜ている」を使いますが、英語では since(始まった時点)や for(期間)といっしょに現在完了形を使います:“I have lived here since 2010.”(“I live here since 2010.” は誤り)。また、“She has been to Japan” は「行って帰ってきた(経験がある)」、“She has gone to Japan” は「日本へ行ってしまって、まだ戻っていない」という意味です。
日付、yesterday、last year、特定の機会など、過去の特定の時を言ったら(または文脈から明らかなら)、過去形を使います。その出来事は終わっていて、過去のものです。
日本語話者によくある間違いは、学校で習った「完了=have +過去分詞」を、時の表現があっても使ってしまうことです。「彼女は10分前に会社を出ました」を “She has left the office ten minutes ago” とは言えません。yesterday、last week、ago、in 2019 などがあれば必ず過去形です:“She left the office ten minutes ago.”。結果が今も続いていても同じです:“He lost his keys yesterday and still can't find them.”
期間にも注意しましょう。「パリに2年間住んでいた(今は住んでいない)」のように終わった期間なら、for があっても過去形です:“I lived in Paris for two years.”。“I have lived in Paris for two years” は「今もパリに住んでいて2年になる」という意味になります。
現在完了形によく使う言葉:already(もう)、just(ちょうど)、ever(今までに:疑問文で)、never(一度も〜ない)、yet(疑問文で「もう」、否定文で「まだ」)、since、recently(特定の日付なしで)。for は期間を表すだけで、それだけでは時制を決めません。I lived in Paris for two years は終わった期間(今はもう住んでいない)、I have lived here for two years は今につながる期間(今も住んでいる)です。過去形によく使う言葉:yesterday、last week/month/year、ago(〜前に)、in +特定の年、そして過去の特定の時を指す when。
「ちょうど宿題が終わったところです」は “I have just finished my homework” です(アメリカ英語では、特に会話で “I just finished” もよく使います)。“I just finish” のような現在形にはしません。また、when の疑問文は特定の時を聞いているので過去形です:「この本、いつ買ったの?」→ “When did you buy this book?”
英語の種類について:アメリカ英語の会話では、already、just、yet と過去形もよく使います(“I just ate.”、“Did you eat yet?”)。イギリス英語や改まった英語では現在完了形がふつうです。already、just、yet があって特定の時がないなら、現在完了形を選べば間違いになりません。
last night のような終わった時があるときは過去形です。現在完了形は、過去の特定の時とはいっしょに使えません。
「10分前に出た」の ago は終わった時を表すので、いつも過去形です。
when は特定の時を聞く言葉なので、did を使った過去形の疑問文にします。
まだ見つかっていなくても、yesterday があれば過去形です。「今の結果」より「終わった時」のほうが優先されます。
「2年間住んでいた」が終わった期間なら、for があっても過去形です。現在完了形は今もそこに住んでいるという意味になります。
「2010年から住んでいる」は今も続いていることなので、since といっしょに現在完了形を使います。
日本語の「〜した」は、どんな時の表現とも使えます:「昨日彼に会った」「10分前に出た」「1990年に生まれた」
英語の現在完了形は、終わった過去の特定の時とはいっしょに使えません。“I have seen him yesterday” や “He has left ten minutes ago” は誤りで、“I saw him yesterday.”、“He left ten minutes ago.” と言います。文の中に終わった時(yesterday、last week、ago、in 2019、at 8pm、when …?)があれば過去形、と覚えましょう。ただし today、this week、this morning(まだ午前中なら)はまだ終わっていない期間なので、現在完了形も使えます:“I've had two coffees today.”
「〜したことがある」「もう〜した」「まだ〜していない」「ちょうど〜したところ」
これらは現在完了形にきれいに対応します。経験は ever/never(“Have you ever been to Japan?”)、完了は already(“I've already eaten.”)、疑問文の「もう?」と否定文の「まだ」は yet(“Have you finished yet?”、“I haven't finished yet.”)、「ちょうど」は just です。ただし、日付や特定の時を言ったとたんに過去形に戻ります:“When did you go to Japan?”
「パリに2年間住んでいた」(今は住んでいない)と「2010年からここに住んでいる」(今も住んでいる)
英語では、期間が終わったかどうかで決めます。終わった期間は過去形 + for:“I lived in Paris for two years.”。今も続いているなら現在完了形 + since/for:“I have lived here since 2010.”、“I have known her for ten years.”。“I live here since 2010” は誤りです。
💡 日本語の「〜した」は判断の材料になりません。終わった時(yesterday、ago、last …、in 2019、when?)があれば過去形です。
💡 経験(ever、never)や今大切な結果(already、just、yet)は現在完了形です。
💡 終わった期間(「2年間住んでいた」)→ 過去形 + for。今も続く期間(「2010年から住んでいる」)→ 現在完了形 + since/for。
💡 「ちょうど終わったところ」→ I have just finished。
"Have you ever been to Lisbon?"
"Yes, actually — I went there two summers ago. It was amazing."
"Nice! I haven't been yet, but I've heard great things."
"You should go — we stayed for a whole week and still didn't see everything."
練習問題 1 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: I ___ this film already. (unspecified time)
練習問題 2 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: I ___ this film last night. (specific past time)
練習問題 3 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: She ___ to Japan three times. (life experience, unspecified time)
練習問題 4 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: She ___ to Japan in 2019. (specific past time)
練習問題 5 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: We ___ our homework. (result matters now — it's done)
練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう
Which time expression is typically used with the past simple, NOT the present perfect?
練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう
Which time expression is typically used with the present perfect, NOT the past simple?
練習問題 8 · 正しい形を選びましょう
Choose the correct form: He ___ his keys yesterday and still can't find them.
練習問題 9 · 正しい形で文を完成させましょう
Complete with the correct form of 'finish': They ___ the project two years ago.
練習問題 10 · 正しい形で文を完成させましょう
Complete with the correct form of 'finish': They ___ the project already. (result: it's done now)
練習問題 11 · 時の表現をグループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜年間住んでいた」
Japanese: "パリに2年間住んでいました。" (The speaker doesn't live there anymore.) Which English sentence is correct?
5つの短い問題で、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct form (British English): I ___ my keys. I can't find them anywhere! (result now)
現在完了形と現在完了進行形の使い分け
I have read か I have been reading か。結果・回数なら現在完了形、活動の長さなら現在完了進行形。どちらも「〜ている」になる日本語との違いを整理します。
used to、be used to、get used to の違い
used to(以前は〜していた)、be used to(〜に慣れている)、get used to(〜に慣れる)。形はそっくりでも意味は3つ。後ろに原形が来るか -ing が来るかで見分けます。
been と gone の使い分け
現在完了の been と gone の違いは「もう戻ってきたか、まだ向こうにいるか」です。「行ったことがある」を gone と訳してしまう間違いを防ぎましょう。
so と such の使い分け
「とても暑い」は so hot、「とても暑い日」は such a hot day。後ろに名詞があるかどうかで so と such を選び、a so nice day のような語順の間違いを防ぎます。