肯定と否定の命令文(Imperatives)

A1 · 初級命令文

Close the door. Don't touch that! 日本語の「〜して」と同じく、英語の命令文にも主語はありません。相手がだれでも形は1つだけです。

このレッスンで学ぶこと

  • 命令文は主語をつけず、動詞の原形から始める:相手が1人でも大勢でも、友だちでも上司でも同じ形
  • 否定の命令文は Don't + 動詞の原形(かたい言い方は Do not)。相手がだれでも Doesn't にはしない
  • 形容詞を使う命令は be が必要:Be careful! / Don't be late.(Don't late ではない)
  • please を文頭か文末につけると、よりていねいなお願いになる
  • 命令文は、指示・説明・注意・お願いに使う

主語はつけない

命令文は、話している相手に直接、指示や命令を伝える文です。主語の you はつけず、いきなり動詞の原形から始めます。

これは日本語と同じなので、わかりやすいはずです。日本語でも「ドアを閉めて」と言い、「あなたはドアを閉めて」とは言いませんね。しかも英語は、「閉めて」「閉めろ」「閉めなさい」のように形を使い分ける必要がなく、友だちにも、グループにも、上司にも “Close the door” の1つだけです。

日本語の「閉めろ」のような命令形は強く聞こえるので、英語でもつい “You close the door.” や “You should close the door.” のように主語や助動詞をつけたくなるかもしれません。でも “You close the door.” は「あなたはドアを閉める」という普通の文に聞こえます。命令文は動詞から始めましょう。

形容詞を使う命令では be が必要です。日本語の「気をつけて」「静かにして」は動詞のようですが、英語の careful や quiet は形容詞なので、“Be careful!”、“Be quiet.” と be をつけます。

"Close the door."
"Be careful!"

否定の命令文

日本語では「触らないで」のように、否定は動詞の最後につきます。英語では反対に、動詞の前に Don't を置くだけです。どんな動詞でも同じで、be も例外ではありません:“Don't be late.” 「ノータッチ」のようなカタカナ語につられて “Not touch that!” とは言いません。また、命令文はいつも目の前の相手(you)に向けたものなので、Doesn't ではなく必ず Don't です。“Be not late.” や “Worry not.” も、今の英語では古めかしく聞こえます。

be を忘れやすい点にも注意しましょう。「遅れないで」の「遅れる」は日本語では動詞ですが、英語の late は形容詞です。そのため “Don't late.” ではなく “Don't be late.” になります。「恥ずかしがらないで」も “Don't be shy.” です。

注意書きや説明書では、Do not というかたい形がよく使われます:“Do not touch.”、“Do not smoke.” 看板では No + 名詞や -ing 形もよく見かけます:“No smoking”、“No entry”。

"Don't touch that!"
"Don't be late."

please でていねいに

命令文だけだと、英語ではきつく聞こえることがあります。特に知らない人や仕事の場面ではそうです。please を文頭か文末につけましょう。日本語の「〜してください」に近い感覚ですが、それでも比較的ストレートな頼み方です。

英語には日本語のような敬語の活用がないので、ていねいさは please や、“Could you…?” のような疑問文の形で出します。「〜しないでください」も “Please don't…” と言えます。

"Sit down, please."
"Please close the window."

実際の英語

"Wait here."
"Don't touch the stove."
"Be honest."
"Don't be afraid."

注意

✗Not touch that!
✓Don't touch that!

not だけでは否定の命令文になりません。動詞の前に Don't(または Do not)が必要です。

✗You close the door.
✓Close the door.

日本語と同じく、命令文に主語はいりません。you をつけると、命令ではなく普通の文に聞こえます。

✗Don't late.
✓Don't be late.

「遅れる」は日本語では動詞ですが、英語の late は形容詞です。形容詞の前には be が必要です。

✗Be not late.
✓Don't be late.

be の命令文でも、否定は Don't を前に置きます。Be not は今の英語では使いません。

✗Doesn't forget your keys.
✓Don't forget your keys.

命令文はいつも目の前の相手(you)に向けたものなので、Doesn't ではなく Don't です。三単現の s もつけません:Sits down ではなく Sit down。

✗Don't mind!
✓Never mind! / Don't worry about it!

「ドンマイ」は和製英語です。失敗した人を励ますときは Never mind! や Don't worry about it! と言います。

日本語と比べてみよう

日本語の「閉めて」「待って」にも主語はありませんが、「閉めろ」「閉めなさい」「閉めてください」と、相手や場面で形を変えます

英語も主語なしなので、その感覚はそのまま使えます。しかも形は動詞の原形1つだけ:“Close the door.” “Wait here.” ていねいにしたいときも主語はつけません。“You close the door.” は「あなたはドアを閉める」という普通の文に聞こえます。(話し言葉で強く “You wait here!” と言うこともありますが、かなりきつい言い方です。)「〜しよう」は Let's を使います:“Let's close the door.”

日本語では否定が動詞の最後につきます:「触らないで」「遅れないで」。看板には「ノータッチ」のようなカタカナ語もあります

英語では、否定は動詞の前に Don't を置きます:“Don't touch that!”、“Don't be late.” “Not touch that!” は間違いで、“Be not late” や “Worry not” は古い文章のように聞こえます。かたい注意書きでは Do not を使います:“Do not enter.”

日本語の「気をつけて」「静かにして」「遅れないで」「恥ずかしがらないで」は、どれも動詞の形で言えます

英語では careful、quiet、late、shy、afraid は形容詞なので、命令文では be が必要です:“Be careful!”、“Be quiet.”、“Don't be late.”、“Don't be shy.”、“Don't be afraid.” be を抜いた “Don't late.” や “Don't shy.” は間違いです。

💡 「触らないで」→ Don't touch that! Don't + 動詞の原形を、いつも動詞の前に置きます。

💡 形はだれに対しても1つ:you をつけない、s をつけない、Doesn't にしない。

💡 形容詞(late、careful、shy、afraid)には be が必要:Don't be late. / Be careful!

💡 「ドンマイ」は Don't mind ではなく Never mind / Don't worry about it。

実際の場面:道を手短に教える

"How do I get to the station?"

"Turn left at the corner, then go straight for two blocks."

"Don't take the first left — that's a dead end."

"Got it, thanks!"

練習

練習問題 1 · 正しい命令文を選びましょう

Choose the correct command.

練習問題 2 · 正しい命令文を選びましょう

Choose the correct command.

練習問題 3 · 正しい否定の命令文を選びましょう

Choose the correct negative command.

練習問題 4 · 正しい否定の命令文を選びましょう

Choose the correct negative command.

練習問題 5 · 正しい命令文を選びましょう

Choose the correct command.

練習問題 6 · 正しい否定の命令文を選びましょう

Choose the correct negative command.

練習問題 7 · 正しい命令文を選びましょう

Choose the correct command.

練習問題 8 · 正しい否定の命令文を選びましょう

Choose the correct negative command.

練習問題 9 · 命令文に書き換えましょう

Make this a command: 'You should open the window.'

練習問題 10 · 否定の命令文に書き換えましょう

Make this a negative command: 'You should not run here.'

練習問題 11 · グループに分けましょう

Sit down.
Don't sit there.
Open the window.
Don't open that door.
Be quiet.
Don't be rude.

0 / 6 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:「遅れないで」と be

Japanese: "明日は遅れないでね。" Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Choose the correct command.

学んだこと

  • 命令文は主語なしで動詞の原形から始めます。日本語と同じですが、英語は相手がだれでも形が1つです。
  • 否定の命令文は Don't + 動詞の原形(かたい形は Do not)。be でも同じです。Not touch、Be not、Doesn't は使いません。
  • 形容詞を使う命令には be が必要:Be careful! / Don't be late.(Don't late ではありません)
  • 注意書きでは Do not touch、Do not smoke のように Do not がよく使われます。
  • please を文頭か文末につけるとていねいになります。英語には日本語のような敬語の活用がないので、please の役割は大きいです。
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