Please close the door. Close the door, would you? 英語では命令文だけだと急にきつく聞こえるので、please と付加疑問という2つの道具でやわらげます。
このレッスンで学ぶこと
英語の命令文(Close the door. など)は、それだけで言うと、ぶっきらぼうに、または偉そうに聞こえがちです。英語を話す人は、命令にほとんどいつも小さな「クッション」をつけます。いちばん手軽なのは2つ:please をつけるか、文末に短い疑問(付加疑問)をつけるかです。どちらも、命令文の形のまま、ていねいな頼み方に変えてくれます。
日本語では「閉めて」「閉めてください」「閉めていただけますか」と動詞の形でていねいさを変えますが、英語の命令文の形は相手が友だちでも上司でも同じです。ていねいさを出すのは動詞の形ではなく、please、付加疑問、そして声のトーンです。
please を「ください」と覚えていると、「閉めて+ください」の感覚で動詞のすぐ後ろに入れたくなります。でも命令文の please の位置は2つだけです:文のいちばん最初か、いちばん最後。動詞と目的語のあいだに入れて “Close please the door.” とは言いません。
文頭の please は、ふつう温かく親しみのある響きになります。文末の please もていねいですが、少し直接的、またはかしこまって聞こえることがあります。否定の命令文では、please は don't の前(または文末)に置きます:“Please don't slam the door.” であって、“Don't please slam the door.” ではありません。
もう1つ注意したいのは、日本語の「〜してください」は十分ていねいなお願いですが、英語の Please + 命令文は、やはり「指示」だということです。Please take a seat. のように、相手のためになることや小さな日常のことならぴったりですが、店員さんや知らない人に何かを頼むときは、Could I have some water, please? や Could you help me? のような疑問文のほうが自然です。
命令文の最後に would you?、will you?、could you? をつけると、「〜して」という指示ではなく「〜してくれる?」というお願いに近くなります。相手に「はい」と言ってもらう形になるからです。これは日本語の話し言葉とよく似ています:「塩取ってくれる?」→ “Pass the salt, would you?”、「ちょっと待ってもらえる?」→ “Wait a moment, could you?”
ただし語順に注意しましょう。日本語は「くれる?」と語尾を上げるだけで質問になりますが、英語の付加疑問は助動詞が先です:“would you?”、“will you?”。“you would?” や “you will?” ではありません。形は決まっていて、助動詞 + you だけ。“would you do?” のように動詞をくり返したりはしません。また、「〜してね」の「ね」のつもりで “yes?” や “OK?” をつけるのも、この決まった形の代わりにはなりません。would you? と could you? はやわらかく、can you? はくだけた言い方、will you? はより直接的で、きつい口調だと「早くして」というイライラした響きにもなります。
「閉めて+ください」の感覚で、please を動詞のすぐ後ろに入れてしまう間違いです。please は文頭か文末だけです。
否定の命令文では、please は don't の前(または文末)に置きます。
「〜してくれる?」は語順を変えずに語尾を上げるだけですが、英語の付加疑問は助動詞が先:“will you?” です。
付加疑問は “would you?” だけで完成です。動詞はくり返しません。
「閉めてね」の「ね」を “yes?” にはしません。お願いには決まった付加疑問 would you? / could you? / will you? を使います。
「教えてください」= teach ではありません。teach は勉強や技術を教えるときの動詞です。情報を伝えてもらうときは tell を使います。
文法は正しいのですが、店員さんへの頼み方としては命令に近く聞こえます。「〜をください」はていねいな疑問文にしましょう。
日本語の「ください」は「閉めて+ください」「消して+ください」のように、いつも動詞のすぐ後ろにつきます
英語の命令文では、please は文頭か文末だけです:“Please turn off your phone.” / “Close the window, please.” 動詞のすぐ後ろに入れた “Turn off please your phone.” は間違いです。迷ったら文頭に置きましょう。(please が you の後に来るのは “Could you please…?” のような疑問文のときで、これはもう命令文ではありません。)
話し言葉では「〜してくれる?」「〜してもらえる?」と、語尾を上げるだけでお願いになります。語順は変わりません
「窓閉めてくれる?」は “Close the window, would you?” とほぼ同じ感覚で使えます。ただし英語の付加疑問は助動詞が先:“would you?” であって “you would?” ではありません。「〜してね」の「ね」を “yes?” や “OK?” にするのではなく、決まった形の would you? / could you? / will you? を使いましょう。
日本語では「閉めてください」→「閉めていただけますか」と、敬語や動詞の形でていねいさを上げます
英語の命令文には敬語の形がなく、you も1つだけです。もっとていねいにしたいときは、命令文をやめて疑問文にします:「手伝っていただけますか」→ “Could you help me?”。「ドアを閉めていただいてもよろしいですか」→ “Would you mind closing the door?”(-ing の形で、to close ではありません)。くわしくは Requests, Offers and Suggestions のレッスンで学びます。
💡 please の位置に迷ったら文頭へ。いちばん安全で、いちばん感じがよく聞こえます。「ください」のように動詞の後ろには入れません。
💡 「〜してくれる?」→ would you?:助動詞が先、そして you。動詞はくり返しません。
💡 日本語の「閉めて」と同じ感覚で命令文だけを言うと、英語ではきつく聞こえがちです。please か付加疑問をつけましょう。
"It's a bit loud in here. Turn it down, will you?"
"Sorry about that — sure, no problem."
"Thanks. And please close the door on your way out, if you don't mind."
"Of course."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 3 · 正しいやわらげ方を選びましょう
Choose the correct softened request.
練習問題 4 · 正しいやわらげ方を選びましょう
Choose the correct softened request.
練習問題 5 · 正しいやわらげ方を選びましょう
Choose the correct softened request.
練習問題 6 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 7 · より感じのよい、ていねいな言い方を選びましょう
Choose the friendlier, more polite version.
練習問題 8 · 正しいやわらげ方を選びましょう
Choose the correct softened request.
練習問題 9 · please を使って命令をやわらげましょう
Add 'please' to soften this command, at the start: 'Turn off the lights.'
練習問題 10 · 付加疑問を使って命令をやわらげましょう
Add a tag question to soften this command: 'Close the window.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜してくれる?」の語順
Japanese: "窓を閉めてくれる?" (no word-order change in Japanese, just rising intonation). Which is the correct English request?
学んだことを5つの問題で確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct sentence.
手順を説明する(Giving Instructions)
レシピ、道案内、使い方の説明。命令文を first, then, next, after that, finally でつなげて、手順を分かりやすく伝えましょう。At first や At last の誤用にも注意。
Let's(〜しよう・〜しましょう)
「〜しよう」「〜しましょう」にあたる Let's の使い方。動詞は原形のまま、否定は Let's not、返事は Yes, let's。Let's don't などの間違いも確認します。
肯定と否定の命令文(Imperatives)
Close the door. Don't touch that! 主語なしで動詞の原形から始める英語の命令文と、Don't + 原形の否定の形。「遅れないで」は Don't be late です。
文の種類(平叙文・疑問文・命令文・感嘆文)
declarative、interrogative、imperative、exclamatory。学校で習った平叙文・疑問文・命令文・感嘆文を英語の名前で確認し、語順の落とし穴を避けましょう。