句と節(Phrase と Clause)

A2 · 初中級文の構造と節

in the garden と she walked in the garden。句(phrase)には主語と動詞のセットがなく、節(clause)にはそれがあります。

このレッスンで学ぶこと

  • 句(phrase)は意味のまとまりだが、それ自身の主語 + 動詞を持たない
  • 節(clause)は主語と動詞の両方を持つ
  • 句は名詞、動詞、形容詞、前置詞などを中心に作られる
  • 完全な文(sentence)には、少なくとも1つの節が入っている

見分け方はたった1つ

句か節かを見分けるには、「このまとまりは、それ自身の主語と動詞を持っているか?」と考えるだけです。持っていれば節(clause)、持っていなければ、どんなに長くても句(phrase)です。

学校英語で「句」「節」と習った人は、その知識がそのまま使えます。「庭で」にあたる in the garden は句、「彼女は庭を散歩した」にあたる she walked in the garden は、主語 she と動詞 walked がある節です。なお、カタカナの「フレーズ」は「使えるフレーズ」のように「決まった言い回し」の意味でも使いますが、文法用語の phrase は「主語 + 動詞のない語のまとまり」のことです。文全体は sentence(文)と言います。

"in the garden (句:主語も動詞もない)"
"she walked in the garden (節:she + walked)"

句にはいろいろな種類がある

句は、いろいろな品詞を中心に作られます。名詞が中心の句(a very old house)、前置詞で始まる句(after the concert)、主語を持たない動詞のまとまり(running quickly down the street)などです。

日本語では「家はとても古い」のように、形容詞だけで述語になれます。でも英語の a very old house(とても古い家)には動詞がないので句です。the house is very old のように is が入って初めて節になります。

-ing 形にも注意しましょう。running quickly down the street には動詞の形が入っていますが、主語も、時制を持った動詞もないので句です。「通りを急いで走っている」だけでは誰が走っているのかわからないのと同じです。主語と時制のある動詞がそろうと節になります:the children were playing。(文法書によっては、また非定形節のレッスンでも、このようなまとまりを non-finite clause(非定形節)と呼びます。このレッスンでは「主語 + 時制のある動詞」というシンプルな見分け方を使います。)

"a very old house"
"after the concert"
"running quickly down the street"

節には主語と動詞がある

主語があり、その主語が何かを「する」か何かで「ある」なら、短くても節です。when the bell rang も、the bell + rang があるので節です。これだけでは完全な文になりませんが、節であることに変わりはありません。(例外は命令文です。“Sit down.” では主語の you が省略されています。)主節と従属節、そのつなぎ方は「主節と従属節」のレッスンでくわしく学びます。

日本語で特に気をつけたいのは、主語を省くくせです。「今日はいい天気です」には主語がありません。「雨が降っていたので」の主語は「雨」ですが、英語では「雨」も「降る」も動詞 rain 1語で表すので、主語の位置が空いてしまいます。英語の節には必ず主語が必要なので、何も指さない場合でも it を入れます。because it was raining、while she was cooking、it is nice today(または the weather is nice today)。because、when、while のあとも、主語 + 動詞の順です。

書き言葉にも違いがあります。日本語では「コンサートのあとで。」「いい天気。」のように動詞のない一文もよく書きますが、英語の書き言葉では “After the concert.” だけでは、ふつう完全な文になりません。節が必要です。

"the weather is nice today"
"when the bell rang"

実際の英語

"by the river (phrase)"
"the train arrived late (clause)"
"before sunrise (phrase)"
"while she was cooking (clause)"

注意

✗'In the garden' is a clause.
✓'In the garden' is a phrase.

節には、それ自身の主語と動詞が必要です。in the garden にはどちらもありません。

✗It's long, so it must be a clause.
✓It needs a subject and a verb to be a clause, regardless of length.

長さは関係ありません。“a very old house on the corner of a quiet street” は長くても、主語 + 動詞がないので句です。

✗We stayed inside because was raining.
✓We stayed inside because it was raining.

「雨が降っていたので」の「雨が降る」は英語では動詞 rain だけで表すので、主語の位置に it を入れます。英語の節には必ず主語が必要です。

✗The weather nice today.
✓The weather is nice today.

日本語では「天気がいい」と形容詞だけで言えますが、英語の節には動詞(ここでは is)が必要です。

✗After the concert.
✓We went out for dinner after the concert.

英語の書き言葉では、句だけではふつう完全な文になりません。会話での短い答え(“When did you go?” – “After the concert.”)なら自然です。

日本語と比べてみよう

学校英語の「句」と「節」、そして「文」

phrase = 句、clause = 節、sentence = 文です。見分け方も学校で習ったとおり、「主語 + 動詞があれば節」です。in the garden は句、she walked in the garden は節、大文字で始まり終止符で終わる “She walked in the garden.” は文でもあります。

日本語の「今日はいい天気です」には主語がなく、「雨が降っていたので」の主語「雨」は英語では動詞 rain の中に入ってしまいます

英語の節には必ず主語があります。天気や状況の文では、意味のない it を主語にします。“because it was raining” “it is nice today” “We stayed inside because was raining.” のように主語を落とすと、節として成り立ちません。

日本語では「家は古い」「天気がいい」のように、形容詞だけで述語になります

英語では、形容詞だけでは節になりません。be動詞などの動詞が必要です。a very old house(句)→ the house is very old(節)。“The weather nice today” ではなく “The weather is nice today.” と言います。

日本語の書き言葉では「コンサートのあとで。」「いい天気。」のような、動詞のない一文がよく使われます

英語の書き言葉では、句だけではふつう完全な文になりません:“We went out for dinner after the concert.” ただし会話の短い答えなら(“When did you go?” – “After the concert.”)、句だけでもまったく自然です。

💡 主語と時制のある動詞(is、was、rang、were playing など)を探しましょう。なければ句です。

💡 日本語で主語がなくても、英語の節には主語が必要です。天気や状況なら it。

💡 このレッスンでは、-ing 形だけ(running、playing)のまとまりは節ではありません。主語と時制のある動詞が足りないからです。

実際の場面:散歩の話をする

"We walked under the bridge and near the station."

"Sounds nice. Did anything interesting happen?"

"The dog barked loudly when the bell rang."

"Ha, I bet that startled you."

練習

練習問題 1 · 句か節か選びましょう

'in the garden' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 2 · 句か節か選びましょう

'she walked in the garden' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 3 · 句か節か選びましょう

'a very old house' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 4 · 句か節か選びましょう

'because it was raining' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 5 · 正しい答えを選びましょう

What makes a group of words a clause rather than a phrase?

練習問題 6 · 句か節か選びましょう(節 = それ自身の主語 + 時制のある動詞。このレッスンの見分け方で)

'running quickly down the street' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 7 · 句か節か選びましょう

'the weather is nice today' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 8 · 句か節か選びましょう

'after the concert' — Is this a phrase or a clause?

練習問題 9 · 句を節に変えましょう

Add the subject 'she' and the past simple of 'leave' to turn this phrase into a clause: 'in the morning'

練習問題 10 · 句か節か答えましょう

Identify: 'on the table' — phrase or clause?

練習問題 11 · グループに分けましょう

under the bridge
the dog barked loudly
a bright red car
when the bell rang
near the station
the children were playing

0 / 6 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:節の主語を省く

Japanese: "雨が降っていたので、私たちは家の中にいました。" Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

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'by the river' — Is this a phrase or a clause?

学んだこと

  • 句(phrase)は、それ自身の主語 + 動詞を持たない語のまとまりです。
  • 節(clause)は、主語と動詞の両方を持つ語のまとまりです。
  • 句は名詞、動詞、形容詞、前置詞などを中心に作られます。
  • 完全な文(sentence)には、少なくとも1つの節が入っています。
  • 日本語と違い、英語の節には必ず主語と動詞が必要です:because it was raining、the weather is nice。
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