It is said that... / She is said to... 「〜と言われている」「〜とみられている」のように、聞いた話や推測を伝える2つの言い方です。
このレッスンで学ぶこと
英語には、誰が言ったのかをはっきりさせずに、主張・推測・意見を伝える受動態の言い方が2つあります。ニュース、うわさ、一般的な知識などでよく使われます。日本語の「〜と言われている」「〜とされている」「〜とみられている」「〜らしい」にあたります。
次の2つの文は、どちらも「その会社は経営が苦しいと言われている」という意味です:“It is said that the company is struggling.” “The company is said to be struggling.” to be struggling という進行形は、それが今まさに起きていることを表しています。
くだけた会話では、“People say...” や “Apparently...”(どうやら〜らしい)もよく使います。受動態の言い方は客観的に聞こえるので、主にニュース、報告書、改まった文章で使われます。
学校英語で「〜と言われている」として習う形です。it + 受動態の動詞 + that で始まる完全な文、という形になります:“It is reported that the road will be closed tomorrow.”(明日その道路は通行止めになると報じられている)、“It is thought that prices will rise next year.”(来年は物価が上がると考えられている)。この it は特に何かを指すわけではなく、主語の位置を埋めているだけです。
語順に注意しましょう。日本語では「道路が通行止めになる『と』言われている」のように、引用の「と」が内容の後ろに来ます。でも英語の that は、受動態の動詞のすぐ後、内容の「前」に置きます。“It is said the company is struggling that.” のように that を最後に回すことはできません。
くだけた英語では that を省略することもあります(“It's said the restaurant is excellent”)が、改まった文章ではふつう残します。よく使う動詞は say、believe、think、report、know、expect、understand、consider、allege です。正しくてよく使われる形ですが、少しかたく、距離のある響きがあります。
こちらは、伝える内容の主語を、文全体の主語にする形です。後ろには that節ではなく to不定詞が続きます。“It is believed that she is one of the best” は “She is believed to be one of the best” になります。この形には that節は入りません。
日本語の「彼女はその分野で最高の1人だと考えられている」は、「彼女は」で始まるので、むしろこちらの形に近い感覚です。ただし、日本語の「〜だと」をそのまま英語にして “She is believed that she is…” と2つの形を混ぜないようにしましょう。正しくは “She is believed to be one of the best in her field.” です。「そのチームは優勝すると予想されている」→ “The team is expected to win the championship.” to を落として “is expected win” にもしません。
consider を使うときは “She is considered (to be) one of the best” で、「〜として」につられて as は入れません。くだけた会話では “He's supposed to be rich”(お金持ちらしいよ)も同じような意味で使われます(supposed to は「〜することになっている」という義務の意味にもなります)。
話している時点より前に起きた出来事を伝えるときは、完了不定詞(to have + 過去分詞)を使います。日本語では「国を出た『と』考えられている」のように、「出た」という過去形で過去を表しますね。英語では、その過去の部分を to have left で表します:“He is thought to have left the country.” 「容疑者は車で逃走したとみられている」→ “The suspect is believed to have fled by car.”
ふつうの不定詞(to leave、to flee)は現在や未来を表すので、“He is thought to leave the country” と言うと、まだ出国していないように聞こえます。ニュースの「〜とみられている」は、see ではなく believe や think で表します(“is seen to have fled” とはふつう言いません)。受け身の内容なら to have been + 過去分詞です:“The painting is believed to have been stolen”(その絵は盗まれたと考えられている)。
日本語の「〜と言われている」の「と」は後ろですが、英語の that は受動態の動詞のすぐ後、内容の前に置きます。
人を主語にする形では、that節ではなく to不定詞を使います。that を使うのは it で始める形だけです。
「国を出たと考えられている」のように過去の出来事なら、完了不定詞 to have + 過去分詞が必要です。
is said の後は to不定詞です。to を落とさないようにしましょう。
「何十年も前に盗まれたと考えられている」は、過去の出来事で、しかも受け身です。to have been + 過去分詞にします。
「〜と言われている」「〜とされている」は、日本語のニュースや説明文でよく使う言い方です
英語の “It is said that…” “It is believed that…” とほぼ同じ働きをします。ただし語順が逆で、日本語の「と」は内容の後ろ、英語の that は内容の前です:“It is said that the restaurant is excellent.” that を文の最後に置かないようにしましょう。
「彼女は才能があると思われている」のように、日本語では「〜は」で始めて「〜と」で内容を続けられます
英語では、どちらか1つの形を選びます。it で始めるなら that節:“It is believed that she is very talented.” 人を主語にするなら to不定詞:“She is believed to be very talented.” “She is believed that she is talented.” のように混ぜることはできません。
日本語では「出た」「逃げた」「盗まれた」のように、引用の中の動詞で過去を表します
人を主語にする形では、その過去を完了不定詞で表します:“He is thought to have left the country.”、“The painting is believed to have been stolen decades ago.” ふつうの to leave のままだと、これから起きることのように聞こえます。
💡 「〜と言われている」→ It is said that…。that は内容の前に置きます。
💡 it で始めるなら that節、人や物を主語にするなら to不定詞。2つを混ぜないようにしましょう。
💡 「〜したとみられている」のように過去の出来事なら is believed / is said to have + 過去分詞です。
"Did you hear the rumors about the new manager?"
"Yeah, she's said to be really strict."
"Really? It's also reported that she completely reorganized her last team."
"Guess we'll find out soon enough."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct impersonal passive reporting structure.
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct personal passive reporting structure.
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 5 · 過去の出来事に合う形を選びましょう
Choose the correct personal structure for a past event.
練習問題 6 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 7 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 9 · it で始まる受動態で書き換えましょう
Rewrite using the impersonal passive: 'People say that the restaurant is excellent.'
練習問題 10 · 人を主語にした受動態で書き換えましょう
Rewrite using the personal passive: 'People believe that she is very talented.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜は…したとみられている」
Japanese (news report): "容疑者は車で逃走したとみられています。" Which English sentence is correct?
学んだことを5つの問題で確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct sentence.
受動態の応用(Advanced Passive Structures)
I was given a book、needs to be fixed、is being repaired。人を主語にする受動態、受動態の不定詞と動名詞、「財布を盗まれた」の正しい英語までを解説します。
have / get + O +過去分詞(〜してもらう)
「美容院で髪を切った」は I cut my hair ではなく I had my hair cut。have / get +目的語+過去分詞で「〜してもらう」を表す形と語順を練習します。
get を使った受動態(Get Passive)
My phone got stolen. 「携帯を盗まれちゃった」のような、日常会話でよく使う get+過去分詞の受動態。be を使う受動態との使い分けと、迷惑の受身の落とし穴を学びます。
時制ごとの受動態
受動態は過去分詞はそのままで、be の形だけが時制で変わります。「〜されている」が is being と has been のどちらになるかも整理します。