I was given a book. This needs to be fixed. 基本の受動態の一歩先へ。日本語の受け身と似ているところ、違うところを整理します。
このレッスンで学ぶこと
基本の受動態(be +過去分詞)を身につけたら、次はいくつかの上級の形を学びましょう。目的語を2つとる動詞で人を主語にする形、受動態の不定詞、being を使う受動態、そしてとてもよく使う needs to be done の形です。
日本語の受け身(〜される、〜られる)は英語の受動態と似ているところが多く、助けになります。ただし、日本語では受け身にしない「直す必要がある」や、英語では受動態にできない「財布を盗まれた」のような表現もあるので、そこに注意が必要です。
give、send、offer、show、tell のように目的語を2つとる動詞には、「人」(間接目的語)と「物」(直接目的語)があります。英語では、受け取る人を主語にした受動態がいちばん自然です:“I was given a book.”、“She was told the news yesterday.”。
日本語でも「彼女は賞を与えられた」のように人を主語にした受け身が使えるので、感覚的にわかりやすいはずです。日本語で自然な「本をもらった」「招待状が届いた」の「もらう・受け取る」をイメージするとよいでしょう:“We were sent an invitation.”、“I was offered a great opportunity.”。
ただし、どの動詞でも人を主語にできるわけではありません。say、explain、describe、suggest では、「〜に」にあたる相手(話を聞く人・説明を受ける人)を主語にできません。「〜と言われた」は “I was told that…” で、“I was said that…” とは言いません。「ルールを説明された」は “The rules were explained to me.” です。また、日本語特有の「財布を盗まれた」「足を踏まれた」のような受け身(迷惑の受身)も、そのまま英語にはできません。“I was stolen my wallet” ではなく、“My wallet was stolen.” または “I had my wallet stolen.” と言います。
物を主語にした形も正しい英語ですが、人の前に to が必要で、かたく聞こえることが多いです:“A book was given to me.”。一方、“I was given to a book” は間違いです。学校で習う “give a book to me” の to につられやすいのですが、人が主語のときは to は使いません。
いくつかの動詞のあとでは、受動態の不定詞(to be +過去分詞)を使います:“This needs to be fixed.”。日本語では「これは直す必要がある」と受け身を使わずに言えるので、“This needs to fix” と言ってしまいがちです。でもこれでは「これが何かを直す必要がある」という意味になってしまいます。
hate、like、enjoy、avoid、mind などのあとでは、受動態の動名詞(being +過去分詞)がよく使われます:“He hates being told what to do.”。日本語の「指図されるのが嫌い」「邪魔されるのが好きじゃない」の「〜されるの」と同じ形なので、そのまま対応させやすいはずです。hate と like のあとでは受動態の不定詞も使えますが(“He hates to be told what to do”)、enjoy、avoid、mind のあとでは being の形しか使えません。
同じ being +過去分詞の形は、進行形の受動態にも使います:“The car is being repaired right now.”。日本語の「修理されている」は、「今修理中」という進行中の意味にも、「もう修理済み」という結果の状態の意味にもなりますが、英語では区別します。“The car is repairing” は「車が何かを修理している」という意味になってしまい、being のない “The car is repaired” は「修理が終わっている」という状態を表すので、right now とは合いません。
誰がするかは言わずに「〜する必要がある」「〜しなければならない」と言うときに、とてもよく使う形です:“The plan needs to be reconsidered.”(計画は見直す必要がある)、“This report needs to be revised.”(この報告書は修正が必要だ)。
日本語では「見直す必要がある」「修正が必要だ」と受け身を使わないので、to be を忘れやすくなります。“This report needs revised” は一部の地域の方言(スコットランドやアメリカの一部の地域など)で聞かれますが、標準的な英語では間違いです。標準的な言い方には、needs + -ing 形もあります:“This report needs revising.”。
学校で習う “give a book to me” の to につられやすいですが、人が主語のときは物の前に to をつけません。to +人が必要なのは “A book was given to me” の形のときだけです。
「〜と言われた」は I was told that… です。say では人を主語にした受動態は作れません。
「ルールを説明された」は、explain では人を主語にできないので、物(the rules)を主語にして to me を加えます。
「財布を盗まれた」の迷惑の受身は、英語ではそのまま使えません。盗まれた物を主語にするか、I had my wallet stolen と言います。
「直す必要がある」は、英語では受動態の不定詞(to be +過去分詞)にします。“needs to fix” は「これが何かを直す必要がある」という意味になります。
「今修理されている(修理中)」という進行中の動作には being が必要です。“is repaired” は修理が終わった状態を表します。
受動態の不定詞には to be が必要です。標準的な英語では needs revised は間違いで、needs revising なら使えます。
自分がされることを言うときは受動態(being interrupted または to be interrupted)にします。“to interrupt” だと、自分が人の話を遮るという意味になります。
日本語でも「彼女は賞を与えられた」「私は昇進を打診された」のように、受け取る人を主語にした受け身が言えます
英語でもこの形がいちばん自然です:“She was given an award.”、“She was offered a promotion.”。日本語ではむしろ「賞をもらった」と言うことが多いので、「誰が受け取った?」と考えて、その人を主語にしましょう:I、we、she…。
日本語には「財布を盗まれた」「足を踏まれた」「雨に降られた」のような、被害や迷惑を表す受け身があります
英語で「人を主語にして、物を動詞のあとに残す」受動態(I was given a book)が作れるのは、give、send、offer、show、tell など、目的語を2つとる動詞だけです。steal はこの形をとれません。“I was stolen my wallet” は間違いで、物を主語にして “My wallet was stolen.” と言うか、“I had my wallet stolen.”(have +物+過去分詞)と言います。「足を踏まれた」も “Someone stepped on my foot.” のように能動態で言うのが自然です。
日本語では「言われた」「説明された」「教えられた」が、どれも同じように人を主語にして使えます
英語では tell は人を主語にできますが、say と explain はできません。「ここで待つように言われた」は “I was told to wait here.”(“I was said to wait here” ではない)、「ルールを説明された」は “The rules were explained to me.”(“I was explained the rules” ではない)です。
日本語では「直す必要がある」「署名が必要だ」「見直さなければならない」と、受け身を使わずに言えます
英語で「物」が主語のときは、受動態の不定詞が必要です:“This needs to be fixed.”、“This document needs to be signed.”、“The plan needs to be reconsidered.”。“This needs to fix” では、物が何かを直すという意味になってしまいます。
💡 「〜をもらった」「〜が送られてきた」→ 受け取った人を主語に:I was given…、We were sent…。
💡 「〜と言われた」→ I was told…(I was said… ではない)。「財布を盗まれた」→ My wallet was stolen。
💡 「直す必要がある」→ it needs to be fixed。「今〜されているところ」→ it is being done。
"Did you hear? I was offered the team lead position."
"That's amazing, congratulations! When were you told?"
"This morning. It still needs to be officially announced, though."
"Well, you deserve it."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence (passivizing the indirect object).
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence (passive infinitive).
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence (continuous passive: being + past participle).
練習問題 4 · より自然な文を選びましょう
Choose the more natural sentence.
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence (passive with two objects).
練習問題 6 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 7 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 9 · 人を主語にして書き換えましょう
Rewrite passivizing the indirect object: 'They gave her an award.'
練習問題 10 · 受動態の不定詞を使って書き換えましょう
Rewrite using a passive infinitive: 'This document needs someone to sign it.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「財布を盗まれた」をそのまま受動態にする
Japanese: "私は電車で財布を盗まれました。" Which English sentence is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct sentence.
受動態で情報を伝える:It is said that... / He is said to...
It is said that と「主語 + is said to」で、出どころを示さずにうわさや報道を伝えます。「〜と言われている」「〜とみられている」の英語での言い方を整理します。
have / get + O +過去分詞(〜してもらう)
「美容院で髪を切った」は I cut my hair ではなく I had my hair cut。have / get +目的語+過去分詞で「〜してもらう」を表す形と語順を練習します。
get を使った受動態(Get Passive)
My phone got stolen. 「携帯を盗まれちゃった」のような、日常会話でよく使う get+過去分詞の受動態。be を使う受動態との使い分けと、迷惑の受身の落とし穴を学びます。
時制ごとの受動態
受動態は過去分詞はそのままで、be の形だけが時制で変わります。「〜されている」が is being と has been のどちらになるかも整理します。