時制ごとの受動態

B1 · 中級受動態

is written、was written、has been written、will be written。過去分詞は1つ、時制はいろいろ。

このレッスンで学ぶこと

  • 受動態では、どの時制でも過去分詞は同じ
  • 時制によって変わるのは be の形だけ:is、was、has been、will be、is being、was being、had been
  • 受動態の時制は、能動態の時制と同じ考え方
  • 助動詞も受動態と組み合わせられる:must be done、should be fixed、can be seen

過去分詞は1つ、時制はいろいろ

受動態は1つの時制だけのものではありません。能動態と同じように、いつの出来事でも表せます。時制が変わっても、変わるのは be の形だけで、過去分詞はいつも同じです。

日本語の受け身も似ています。「掃除される」「掃除された」「掃除されている」のように、「掃除され」の部分は同じで、後ろだけが変わりますね。英語では is cleaned、was cleaned、has been cleaned、will be cleaned のように、cleaned はそのままで、be の部分が変わります。

"The office is cleaned every day. (現在形)"
"The office was cleaned yesterday. (過去形)"

現在と過去の受動態

現在形の受動態は am/is/are + 過去分詞、過去形の受動態は was/were + 過去分詞です。進行形では being を加えます:is being cleaned、was being cleaned。

日本語の受け身は「〜される」という動詞の語尾で表すので、英語の be を落としがちです。“The office cleaned every day” は受動態ではありません。“The office is cleaned every day.” のように、現在形でも be が必要です。yesterday などの過去の時を表す語があれば was/were にします:“The email was sent yesterday.”

いちばんの注意点は「〜されている」です。日本語の「〜ている」は、「今まさに〜している最中」と「〜した結果の状態」の両方に使います。「道路は今修理されている」は修理の最中なので、being を入れて “The road is being repaired.” です。“The road is repaired” だと「道路は(もう)修理済みだ」という結果の意味になります。過去でも同じで、「私が着いたとき、家はペンキを塗られているところだった」→ “The house was being painted when I arrived.” 「〜ているところ」と言えるなら being、と覚えると便利です。being がない “The house was painted when I arrived” では、「着いたときに塗っている最中だった」という意味にはなりません。

"The road is being repaired."
"The house was being painted when I arrived."

完了形と未来の受動態

現在完了形の受動態は has/have been + 過去分詞、過去完了形の受動態は had been + 過去分詞、will を使う未来の受動態は will be + 過去分詞です。

「〜ている」の「結果の状態」の意味は、ここにつながります。「書類はもう署名されている」は署名がすでに終わっているので、“The documents have been signed.” です。“are being signed”(今署名している最中)ではありません。「チケットはもうすでに売られていた」→ “The tickets had already been sold.”、「結果は明日発表される」→ “The results will be announced tomorrow.”

完了形では been を忘れないようにしましょう。“The documents had already signed” は能動態で、書類が何かに署名したという意味になってしまいます。また、日本語の「売れる」「売られる」のような自動詞と他動詞の違いにも注意が必要です。「チケットはもう売れていた」をそのまま “The tickets had already sold” にすると「(自然に)売り切れていた」という意味で、売った人のことは考えていません。受動態なら “The tickets had already been sold.” です。

日本語では「明日発表される」のように、未来のことも「〜される」の形のまま言えるので、will の後の be も落としやすいポイントです。“will announced” ではなく、will be announced です。

"The documents have been signed."
"The tickets had already been sold."
"The results will be announced tomorrow."

実際の英語

"The new bridge is being built."
"The contract has already been signed."
"The parcel will be delivered by Friday."
"The building was being renovated all last year."

注意

✗The road is repaired now.
✓The road is being repaired now.

「今修理されている(最中だ)」なら is being + 過去分詞です。being がないと「修理済み」という結果の意味になります。

✗The documents are being signed already.
✓The documents have already been signed.

「もう署名されている」は署名が終わった結果の状態です。最中を表す being ではなく、have been + 過去分詞を使います。

✗The office cleaned every day.
✓The office is cleaned every day.

日本語の「〜される」は語尾で表しますが、英語の受動態には現在形でも be が必要です。

✗The documents had already signed.
✓The documents had already been signed.

完了形の受動態には been が必要です。been がないと能動態になり、書類が署名したことになってしまいます。

✗This form must completed by Friday.
✓This form must be completed by Friday.

助動詞の後の受動態は、必ず be + 過去分詞です。will の後も同じです(will be announced)。

✗The email has been sent yesterday.
✓The email was sent yesterday.

yesterday のような過去の時を表す語があるときは、現在完了形ではなく過去形の受動態にします。

日本語と比べてみよう

日本語の受け身も「署名される」「署名された」「署名されるだろう」のように、「署名され」の部分は変わりません

英語も同じしくみで、過去分詞は変えずに be の形だけを変えます:is signed、was signed、has been signed、had been signed、will be signed、must be signed。“The contract has already been signed.”、“The parcel will be delivered by Friday.”、“This form must be completed by Friday.”

「〜されている」は、「今修理されている」(最中)にも「もう署名されている」(結果の状態)にも使います

英語では形が分かれます。最中なら is/was being + 過去分詞:“The new bridge is being built.”、“The building was being renovated all last year.” すでに終わった結果なら has/had been + 過去分詞:“The documents have been signed.”、“The tickets had already been sold.” 「〜ているところ」と言えるか、「もう〜済み」と言えるかで判断しましょう。

日本語の「送られた」「直された」は、昨日の出来事にも「(今)〜済み」にも使えます

英語では、yesterday、last month のように過去の時がはっきりしていれば過去形の受動態:“The email was sent yesterday.” 時を言わずに「今もう〜済み」という結果を伝えるなら現在完了形の受動態:“The printer has been fixed.” 現在完了形には過去の時を表す語をつけません。

💡 過去分詞はそのまま、be の形だけを変えます:is → was → has been → had been → will be。

💡 「〜ているところ」(最中)なら is/was being + 過去分詞、「もう〜済み」(結果)なら has/had been + 過去分詞。

💡 will や助動詞の後は be + 過去分詞(will be announced、must be completed)。完了形には been を忘れずに。

実際の場面:プロジェクトの進み具合を確認する

"Any update on the office renovation?"

"Yes — the walls have already been painted, and the new furniture will be delivered next week."

"That was fast."

"I know, it's being managed really well this time."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct present simple passive.

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct past simple passive.

練習問題 3 · 状況に合う文を選びましょう

Workers are repairing the road at this moment. Choose the present continuous passive.

練習問題 4 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct present perfect passive.

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct future simple passive.

練習問題 6 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct past continuous passive.

練習問題 7 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct past perfect passive.

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct modal passive.

練習問題 9 · 受動態に書き換えましょう

Rewrite in the present perfect passive: 'Someone has fixed the printer.'

練習問題 10 · 受動態に書き換えましょう

Rewrite in the future passive: 'They will announce the winner tomorrow.'

練習問題 11 · グループに分けましょう

The report is written every month.
The report was written last month.
The report is being written now.
The report has been written already.

0 / 4 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:結果の状態の「〜されている」

Japanese: "書類はもう署名されています。" (The signing is finished.) Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Choose the correct passive form.

学んだこと

  • 受動態では、どの時制でも過去分詞は同じです。
  • 変わるのは be の形だけです:is、was、is being、was being、has been、had been、will be。
  • 「〜されている」が最中なら is/was being、すでに終わった結果なら has/had been を使います。
  • yesterday、last month など過去の時がはっきりしていれば過去形の受動態です:was sent yesterday。
  • 完了形には been、will や助動詞の後には be + 過去分詞が必要です:had been sold、must be completed。
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