another、other、others はどれも「ほか」「もう一つ」の意味。決め手は、後ろに名詞があるかどうか、そして「どれでもいい1つ」か「残りの決まったもの」かです。
このレッスンで学ぶこと
another、other、others は、どれも「ほかの」「別の」「もう一つの」といった、違うもの・追加のものを表します。意味は、日本語の「もう一つ」「ほかの」「残りの」と比べると整理しやすいでしょう。難しいのは形のほうです。日本語には冠詞も複数形もないので、英語では「単数か複数か」「決まったものかどうか」を毎回考える必要があります。
ポイントは3つです。another は an + other が1語になったもので、単数の名詞と使います。other は名詞の前に置き、そのとき -s は付けません。others は単独で使い、複数の名詞の代わりをします。
another は an と other が合わさった1語です。だから可算名詞の単数形と一緒に使い、ふつうの複数形とは使いません(例外は数字と一緒のとき:“another two weeks” = 「あと2週間」)。“an other” と2語に分けて書くこともありません。
another には2つの意味があります。「もう一つ・追加の一つ」(もう一杯のコーヒー)と、「別の一つ」(別のサイズ)です。どちらの意味かは文脈で決まります。日本語の「ほかのペン」「もう一杯コーヒー」をそのまま “other pen”、“other coffee” とすると、冠詞の a がないので誤りです。another の中に a(an)が入っていると考えましょう。
“Can I have another cup of coffee?” — もう一杯、単数です。
“This shirt doesn't fit. Do you have another one?” — ここでの another は「別のもの」という意味です。another は名詞の代わりに単独で使うこともできます。
other は、決まっていないグループの中の「ほかの」人や物について話すとき、複数名詞や不可算名詞の前に置きます。ここでの other は形容詞と同じ働きなので、形は変わりません。「ほかの質問」は other questions で、“others questions” ではありません。the、my、any、some、no などの限定詞がすでに前にあれば、other は単数名詞とも使えます:the other day、some other time、any other question。
“Do you have any other questions?” — 複数形 questions の前の other です(「ほかに質問はありますか?」)。日本語の「ほかの質問」には複数の印がないので、questions の -s を忘れないようにしましょう。
“I need some other advice.” — 不可算名詞 advice の前の other です。
others は、後ろに名詞を置かずに単独で使い、文脈でわかっている複数の名詞の代わりをします。学校で習う「Some …, others …」(〜する人もいれば、〜する人もいる)の others です。
“Some students like math; others prefer science.” — others は “other students” の代わりです。
“I've read a few of his books, but not the others.” — ここの the others は、決まった残りの本(「ほかの(残りの)本」)を指しています。
覚え方:後ろに名詞があれば other。名詞がなく、複数のものを指すなら others。
数が決まっているグループの中で、残りの特定の人や物を指すときは the を付けます。日本語の「もう一方」「残りの〜」に当たります。
“I have two sisters. One lives in Kyiv, and the other lives in Lviv.” — ちょうど2人なら、2人目は「もう一方」で、the other です。日本語の「もう一人は」につられて another にしないようにしましょう。another は、まだほかにもいるかもしれない開いたグループの「もう一人」です。
“There are five apples. I'll eat one now and save the others for later.” — the others は、残りの4つのりんごです。日本語の「残りは後で」には単数・複数の区別がありませんが、英語では複数なので the others と -s が付きます。
名詞の前では -s を付けない点にも注意しましょう。「残りのりんご」は the other apples で、other に -s は付きません。the others(-s あり)は、後ろに名詞がないときだけです。
「もう一杯」。cup は可算名詞の単数形なので a が必要です。another(= an + other)を使います。
another はいつも1語で書きます。an other とは書きません。
「1匹は黒で、もう1匹は白」。ちょうど2匹なので、2匹目は決まった「もう一方」= the other です。another は開いたグループの中の「もう一つ」です。
りんごが5つなら、残りは4つで複数です。日本語の「残り」には数の区別がありませんが、英語では the others にします。
名詞の前の other は形が変わりません。-s が付くのは、後ろに名詞がない others だけです。
「ほかの生徒たち」も、名詞の前なので other に -s は付きません。名詞なしなら The others left early と言えます。
another は単数名詞と使います。ふつうの複数名詞には other です。(数字と一緒なら “another two pens” = 「あと2本のペン」は可能です。)
日本語の「ほかの」「別の」「もう一つの」は、名詞の数に関係なく使えます:「ほかのペン」「もう一杯コーヒー」「ほかの質問」
英語では、後ろの名詞が単数か複数かで形が変わります。可算名詞の単数形には a が必要なので、another(= an + other):“another pen”、“another cup of coffee”。複数形や不可算名詞には other:“other questions”、“other advice”。冠詞なしの “other pen” は誤りです(the other pen、any other pen のように限定詞があれば使えます)。
日本語では「もう一つ」「もう一人」を、2つのうちの残りにも、たくさんある中の追加の1つにも使います
英語では区別します。ちょうど2つのうちの残り(「もう一方」)は the other:“One is black, the other is white.” まだほかにもあり得る中の「もう一つ」は another:“Can I have another cup of coffee?” 「残りの全部」は the others です。
学校では「one … the other」「some … others」「another = an + other」をセットで習います
この知識がそのまま使えます:“I have two sisters. One lives in Kyiv, and the other lives in Lviv.”、“Some students like math; others prefer science.” 大事なのは、other は名詞の前では -s が付かず(other people、the other students)、-s が付くのは単独で使う others / the others だけ、という点です。
日本語の「あと2週間」「もう2週間」
“more two weeks” とは言いません。“another two weeks” または “two more weeks” です。数字と一緒のときだけ、another は複数形の名詞とも使えます。
💡 単数名詞 → another(the、any、some などのあとなら other も可:the other day)。複数名詞・不可算名詞 → other。名詞なしで複数 → others。
💡 another は an + other の1語。「ほかのペン」は other pen ではなく another pen。
💡 名詞の前の other には -s を付けません:other questions、the other students。
💡 ちょうど2つのうちの「もう一方」、決まった「残り」→ the other / the others。
"This one's too small. Do you have it in another size?"
"Let me check. We also have a few other colors, if you're interested."
"Sure, show me the others."
"Here you go — this is the last one, and here's the other option we have."
練習問題 1 · 正しい語を選びましょう
Can I have ___ cup of coffee?
練習問題 2 · 正しい語を選びましょう
I don't like this shirt. Do you have ___ one?
練習問題 3 · 正しい語を選びましょう
Some students like math; ___ prefer science.
練習問題 4 · 正しい語を選びましょう
I have two sisters. One lives in Kyiv, and ___ lives in Lviv.
練習問題 5 · 正しい直し方を選びましょう
Fix the mistake:
練習問題 6 · 正しい語を選びましょう
There are five apples. I'll eat one now and save ___ for later.
練習問題 7 · 正しい語を選びましょう
Do you have any ___ questions?
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: This coffee is cold. Can you bring me ___ one? (one word)
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: Some people like tea; ___ like coffee. (one word, standing alone)
練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 11 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 12 · 日本人によくある間違い:「もう1匹」= another?
Japanese: "犬を2匹飼っています。1匹は黒で、もう1匹は白です。" ("もう1匹" literally means "one more"). Which English sentence is correct?
5つの問題で、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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This book is boring. Let's read ___ one.
no、none、none of の使い分け
「ひとつもない」を表す no、none、none of。名詞の前か、単独か、特定のグループか、で使い分けます。「誰も来なかった」を “Anyone didn't come” と言わないコツも解説。
そのほかの数量詞(most / several / plenty of / a number of)
「ほとんどの人」は almost people ではなく most people。most と most of、several、plenty of、a number of と the number of を比べます。
enough(十分に)の使い方
enough time なのに old enough。名詞・形容詞・副詞と使うときの enough の位置と、「〜するのに十分」を enough … to で表す方法を学びます。
both、either、neither の使い方
2つのものや2人について話す both(どちらも)、either(どちらでも)、neither(どちらも〜ない)。“Me too” と “Me neither” の使い分けも整理します。