both、either、neither はいつも「2つ」の話です。両方なのか、どちらか一方なのか、どちらも違うのか。違いはそこだけです。
このレッスンで学ぶこと
both、either、neither は、いつもちょうど2人、または2つのものについて使います。both は「両方とも(一緒に)」、either は「2つのうちどちらか一方、どちらでも」、neither は「2つのうちどちらも〜ない」という意味です。日本語の「どちらも」「どちらでも」「どちらも〜ない」とよく対応しています。ただし neither はこの1語だけで否定の意味を持つので、日本語のように文末の動詞まで否定形にすると、否定が二重になってしまいます。
both は2つをまとめて指すので、名詞も動詞も複数形にします。日本語には単数・複数の区別がないので、ここで s を忘れやすくなります。
“Both of my parents speak French.”(両親は2人ともフランス語を話します。)parent ではなく parents です。
“Both books are excellent.”(どちらの本もすばらしいです。)books と are の両方が複数形です。
both の前には the をつけません。“both books” または “both the books” と言い、“the both books” とは言いません。単に数を言いたいだけなら “the two books” です。「私たちは二人とも疲れています」は “We're both tired” のように言い、both は be動詞や助動詞のあと、一般動詞の前に置きます(We both agree、We can both swim)。
either は単数の名詞と一緒に使い、「2つのうち、好きなほう」という意味です。日本語の「どちらでも」「どちらか」にあたります。neither も単数の名詞と使いますが、意味は反対で「どちらも〜ない」です。neither はそれだけで否定なので、not や isn't を足しません。これが日本語話者にとっていちばんの落とし穴です。日本語では「どちらの答えも正しくない」と文の最後で否定しますが、英語では否定は neither の1か所だけです:“Neither answer is correct.”
“You can park on either side of the street.”(道のどちら側に駐車してもかまいません。)
“Neither answer is correct.”(どちらの答えも正しくありません。)
「どちらも〜ない」を “Both … not” と訳すのも避けましょう。“Both answers are not correct” は不自然で、「両方が正しいわけではない(片方は正しい)」という意味にも取れます。知っておくと便利な点:neither of や either of のあとでは、正式な英語では動詞を単数形にします(Neither of the answers is correct)。くだけた会話では are も聞かれますが、練習問題や書き言葉では単数形にしましょう。また “on either side” は文脈によって「両側に」という意味にもなります(trees on either side of the road)。
日本語の「も」は、肯定にも否定にも使えます。「私も泳げます」も「私も泳げません」も同じ「も」ですね。ところが英語では分かれます。too は肯定の文だけに使い、否定の文で「〜も(…ない)」と言うときは、文末の either か、文頭の neither を使います。neither を文頭に置くときは、助動詞を主語の前に出します。
“I don't like coffee. I don't like tea either.”(コーヒーは好きではありません。紅茶も好きではありません。)either は文末で、語順はふつうのままです。“I don't like tea too” とは言いません。don't ですでに否定しているので either を使います。
“'I can't swim.' 'Neither can I.'”(「泳げないんです」「私もです」)neither のあとに can、そして I の順です。「私もです」には動詞がありませんが、英語では最初の文の助動詞(can、do、am など)を繰り返して主語の前に置きます。会話では、もっと簡単に “Me neither.” とも言えます。否定の文に “Me too.” で答えるのは避けましょう。
「どちらの答えも正しくない」の「ない」まで訳した間違いです。neither だけで否定になっているので、isn't を使うと二重否定になり、標準的な英語では使えません。
「私もそれが好きではない」の「も」を too にした間違いです。too は肯定の文だけに使います。否定の文の「〜も」は either です。
「私もです」をいつも “Me too” にしてしまう間違いです。相手の文が否定(can't、don't、not など)なら、“Me neither” または “Neither can I” と答えます。
don't ですでに否定しているので、文末の「〜も」は either です。neither を使うなら文頭に置き、助動詞を主語の前に出します:“Neither do I.”
both は2つを指すので、名詞は複数形(books)、動詞も複数に合わせます(are)。日本語の「両方の本」には複数の印がないので忘れやすいところです。
「二人ともコーヒーを飲まない」は neither of us で言います。both … not は不自然で、「二人とも飲むわけではない」という意味に取られることもあります。neither of us のあとの動詞は単数形(drinks)が正式です。
「どちらも好き」「どちらでもいい」「どちらも好きではない」
日本語の3つの言い方が、そのまま英語の3語に対応します。「どちらも〜」は both(Both books are excellent)、「どちらでも」は either(Either is fine with me)、「どちらも〜ない」は neither(Neither answer is correct)です。注意点は、neither を使ったら動詞はふつうの肯定形にすることです。日本語のように最後を否定形にすると、否定が二重になってしまいます。
「私も」は肯定にも否定にも使える:「私も好きです」「私も好きではありません」
英語では、肯定への同意は “Me too” / “So do I”、否定への同意は “Me neither” / “Neither do I” / “I don't either” と分かれます。日本語の「私もです」と違うのは、“So do I” や “Neither can I” のように、最初の文に合わせた助動詞を使う点です:“Neither can I”、“Neither do I”、“Neither am I”。否定の文に “Me too” や “… too” で答えないようにしましょう。
「私たちは二人ともコーヒーを飲みません」「どちらの答えも正しくありません」
そのまま訳すと “Both of us don't drink coffee” となりますが、英語では不自然で、「二人とも飲むわけではない(一人だけ飲む)」と取られることもあります。「どちらも〜ない」は neither で言いましょう:“Neither of us drinks coffee.” “Neither answer is correct.” あわせて、「AもBも〜ない」は neither A nor B、「AかBのどちらか」は either A or B と覚えておくと便利です。
💡 文に neither があるなら、not や isn't は足しません。動詞がすでに否定形(don't、can't)なら、文末には either を置きます。
💡 否定の文への「私も」は me too ではありません。文末に either、または Neither +助動詞+主語(Neither can I)を使いましょう。
💡 「どちらも〜ない」= neither。「二人とも」「両方」= both で、名詞は複数形に。
"Do you want to try the Italian place or the Thai place?"
"Honestly, either is fine with me — I like them both."
"Okay, but neither one takes reservations, so we might have to wait."
"That's fine, I don't mind waiting either."
練習問題 1 · 正しい語を選びましょう
___ of my parents speak French.
練習問題 2 · 正しい語を選びましょう
You can park on ___ side of the street — both are free today.
練習問題 3 · 正しい語を選びましょう
___ answer is correct — they're both wrong.
練習問題 4 · 正しい形を選びましょう
Both of the books ___ excellent.
練習問題 5 · 正しい形を選びましょう
Neither of the answers ___ correct.
練習問題 6 · 正しい語を選びましょう
I don't like coffee. I don't like tea ___.
練習問題 7 · 正しい語を選びましょう
"I can't swim." "___ can I."
練習問題 8 · 正しい直し方を選びましょう
Fix the mistake:
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: You can choose ___ color — they're both nice. (one word, meaning 'one of the two, your choice')
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete: ___ of us wanted to go first, so we flipped a coin. (one word, meaning 'not one, not the other')
練習問題 11 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 12 · 否定の文の「私も」
Japanese: "私も泳げません。" Which English translation is correct?
学んだことを5つの問題で確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
___ shoes fit perfectly — I'll take them both.
all、every、each の使い分け
「全ての」「毎〜」「それぞれ」にあたる all、every、each の違い。every のあとは単数形、all のあとは複数形という基本と、every of の誤りを整理します。
enough(十分に)の使い方
enough time なのに old enough。名詞・形容詞・副詞と使うときの enough の位置と、「〜するのに十分」を enough … to で表す方法を学びます。
few と little(少し・ほとんどない)
日本語の「少し」は few にも little にもなります。名詞が数えられるかで選び、a があるかないかで「少しある」と「ほとんどない」を言い分けましょう。
no、none、none of の使い分け
「ひとつもない」を表す no、none、none of。名詞の前か、単独か、特定のグループか、で使い分けます。「誰も来なかった」を “Anyone didn't come” と言わないコツも解説。