decide → decision。analyze → analysis。Because it is important → because of its importance。
このレッスンで学ぶこと
名詞化とは、動詞や形容詞を名詞に変えることです。かたい文章や論文では特によく使われます。考えを名詞にすると、節(主語+動詞)をまるごと使わずに、コンパクトにまとめたり、ほかの考えとつなげたりできるからです:“We decided quickly.” → “Our quick decision...”、“It is important.” → “its importance”。
この考え方は日本語でもおなじみです。報告書やビジネス文書では「決定」「分析」「改善」「増加」のような漢語の名詞がたくさん使われますね。英語のかたい文章も名詞化を使いますが、日本語の書き言葉ほど多くはありません。“the implementation of the improvement of the analysis” のように名詞が続くと重たく感じられます。多くの場合、動詞を使ったほうがすっきりします(“an analysis of the data was carried out” より “we analyzed the data”)。
代表的な語尾は、-tion/-sion(decide → decision、discuss → discussion、explain → explanation)、-ment(improve → improvement、argue → argument)、-al(arrive → arrival、refuse → refusal)、-ance/-ence(perform → performance、important → importance)、-ity(able → ability)です。不規則な形もあります:analyze → analysis、succeed → success、describe → description、grow → growth。
日本語では「分析する」から「する」を取ればそのまま名詞の「分析」になり、「成長する」→「成長」も同じです。そのため、英語でも動詞をそのまま名詞として使ってしまいがちです(“the analyze of the data”、“rapid grow”、“your explain”)。英語では、名詞にすると形が変わるのがふつうです。形容詞も同じで、「重要な」→「重要性」のように、important → importance と名詞の形にする必要があります。
どの語尾が付くかに決まったルールはありません。“decidement”、“arrivement”、“growment” のような語は存在しないので、動詞と名詞をペアで覚えましょう。explanation は explain と違って a のあとに i がない(“explaination” ではない)点にも注意です。
つづりについて:analyze はアメリカ英語、analyse はイギリス英語のつづりです。nominalize/nominalise も同様で、-ize はイギリス英語でもよく使われます。どちらも正しいので、1つの文章の中ではどちらかに統一しましょう。
動詞は目的語を直接とれますが、名詞はとれません。動詞を名詞にすると、もとの目的語は前置詞でつなぐ必要があり、ふつうは of を使います:“We analyzed the data.” → “the analysis of the data”。ここは日本語が助けになります。「データの分析」「提案についての議論」の「の」が、ちょうど of に当たります。語順は逆になり、英語では名詞(analysis)が先、of + 目的語があとです。
ただし、「の」がいつも of になるわけではありません。増減を表す名詞(increase、rise、fall、reduction、decrease)では、変化するものの前にふつう in を使います:「価格の上昇」= “an increase in prices”、「コストの削減」= “a reduction in costs”。of や on ではありません。of を使うのは変化の量を言うときです:“an increase of 5%”(5%の増加)。また、価格全般の話なら the は付けず、“prices” とします。ほかにも決まった前置詞をとる名詞があります:demand for(「〜に対する需要」。“demand to” ではない)、interest in(「〜への関心」。“interest to/for” ではない)、influence on(「〜への影響」。“influence to” ではない)。「へ」「に対する」を to にしないよう気をつけましょう。
英語では、前置詞を使わずに名詞を前に置く複合名詞もよく使います:data analysis、a sharp price increase。こちらは「データ分析」「価格上昇」と同じ語順なので、日本語話者には作りやすい形です。所有格を使った the company's rapid growth は、the rapid growth of the company よりコンパクトで、どちらも正しい英語です。
because of や due to のあとには、節ではなく名詞が来ます:“Due to heavy investment, the company recovered.”。“Due to they invested heavily” は誤りです。日本語の「〜ため」は「多額の投資のため」とも「多額の投資をしたため」とも言えますが、英語では形が分かれます。名詞なら due to / because of、主語+動詞の節なら because を使います。
名詞は目的語を直接とれないので、「計画の議論」の「の」に当たるつなぎの語が必要です。ここでは of です。
日本語の「成長/成長する」は同じ形ですが、英語の grow は動詞です。名詞は growth です。
「価格の急激な上昇」の「の」を of にした形です。increase、rise、reduction、decrease では、変化するものの前に in を使います。価格全般の話なので the も付けません。
語尾は自由に選べません。decide の名詞は -sion で終わる decision です。動詞と名詞はペアで覚えましょう。
「ご説明ありがとうございます」。explain は動詞なので、名詞の explanation を使います(つづりは explaination ではありません)。
「再生可能エネルギーへの関心」の「へ」を to にした形です。interest は in をとります。
due to や because of のあとは名詞です。主語+動詞の節を続けたいなら because を使います:Because they invested heavily, ...
because of のあとには名詞が必要です。「重要な」ではなく「重要性」に当たる importance を使います。
日本語では「分析する」→「分析」、「成長する」→「成長」のように、「する」を取るだけで名詞になります
名詞化という考え方自体は日本語話者にとって身近です。ただし英語では、名詞にすると語の形が変わります:analyze → analysis、grow → growth、explain → explanation、arrive → arrival。動詞の形のまま名詞として使う(“the analyze”、“rapid grow”)のは誤りです。形容詞も important → importance のように名詞の形が必要です。
日本語では、目的語を「の」で名詞につなぎます:「データの分析」「結果の説明」
これは大きな助けになります。この「の」はたいてい英語の of に当たります:“the analysis of the data”、“an explanation of the results”。語順は逆で、英語は「分析 + of + データ」の順です。前置詞を抜かして “the discussion the plan” とすると、英語では成り立ちません(data analysis のように名詞を前に置く複合名詞は別の形です)。
日本語では「価格の上昇」「コストの削減」「環境への関心」「需要に対する影響」のように、「の」「への」「に対する」を使います
英語の前置詞は名詞ごとに決まっていて、日本語の助詞からは決まりません。増減は in:“an increase in prices”、“a reduction in costs”(“of the prices”、“on costs” ではない)。ほかに demand for、interest in、influence on も覚えておきましょう。「へ」「に対する」を機械的に to にしないことが大切です。また、価格全般の話なら冠詞なしの prices です。
日本語の「〜ため」は、名詞にも文にも付きます:「多額の投資のため」「多額の投資をしたため」
英語では、後ろの形で語を使い分けます。名詞なら due to / because of(“Due to heavy investment, ...”)、主語+動詞の節なら because(“Because they invested heavily, ...”)です。“Due to they invested heavily” は誤りです。
日本語のかたい文書では「〜の確認を行う」「〜を実施する」のような名詞中心の言い方がよく使われます
英語のかたい文章も名詞化を使いますが、日本語ほどではありません。「データの分析を行った」を直訳した “We performed the analysis of the data” より、“We analyzed the data” のほうがふつうです。名詞化は、考えを名詞として文の中で扱いたいときに使いましょう(“The company's rapid growth surprised investors.”)。
💡 「データの分析」の「の」は、たいてい of:the analysis of the data。
💡 増減は in:a reduction in costs、an increase in prices。「の」でも of にはなりません。
💡 英語は動詞と名詞で形が変わります:grow → growth、explain → explanation、analyze → analysis。
💡 due to / because of + 名詞。because + 主語+動詞。
"Following our discussion of the proposal, we have reached a decision."
"Great — what was the outcome?"
"Approval, on the condition of a reduction in the total budget."
"Understood. I'll send an explanation of the new figures shortly."
練習問題 1 · 正しい名詞を選びましょう
Choose the correct nominalisation of 'decide'.
練習問題 2 · 正しい名詞を選びましょう
Choose the correct nominalisation of 'analyze'.
練習問題 3 · 正しい名詞化の文を選びましょう
Choose the correct formal, nominalized version of: 'Because it is important, we should act now.'
練習問題 4 · 正しい前置詞を選びましょう
Choose the correct preposition after the nominalisation: 'the analysis ___ the data'
練習問題 5 · 正しい前置詞を選びましょう
Choose the correct preposition after the nominalisation: 'the discussion ___ the proposal'
練習問題 6 · 名詞を使った、よりかたい文を選びましょう
Choose the more formal, nominalized version of: 'The company grew quickly, which surprised investors.'
練習問題 7 · 正しい名詞を選びましょう
Choose the correct nominalisation of 'arrive'.
練習問題 8 · 正しい名詞を選びましょう
Choose the correct nominalisation of 'improve'.
練習問題 9 · 名詞の形を書きましょう
Give the noun form of 'explain'.
練習問題 10 · 文を名詞化しましょう
Nominalize this sentence more formally: 'Prices increased sharply last year.' → There was ___ last year.
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · 日本人によくある間違い:「価格の上昇」
Japanese: "価格の急激な上昇" ("の" usually = "of"). Which English phrase is correct?
5つの問題で、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct nominalisation of 'succeed'.
代用表現 one/ones・do・so(Substitution)
the red one、so did I、I think so。繰り返しを避ける one/ones・do・so の使い方と、「来ないといいな」が I hope not になる理由をまとめました。
省略(Ellipsis)
わかりきった語句を繰り返さない英語の省略。助動詞の後ろ、比較、短い応答で何を残すかを整理し、“Yes, I like.” のような日本語式の省略を防ぎます。
強調の表現(Emphasis Structures)
強調の do、myself などの再帰代名詞、such と so、the very。「ちゃんと電話したよ」「本当にいいアイデア!」を英語で自然に強調する方法です。
前置(Fronting):語句を文頭に出す
目的語や補語、場所の語句を文頭に出す fronting。日本語の「〜は」と違って中立ではなく、主語は省けず、ときには動詞が主語の前に来ます。