The book that I borrowed was excellent. カンマはなし。関係詞節が「どの本か」を特定しています。
このレッスンで学ぶこと
制限用法(限定用法)の関係詞節は、英語で defining relative clause と言い、どの人・どの物・どのグループのことかを特定します。これがないと、「どれのこと?」とわからなくなってしまいます。欠かせない情報なので、英語ではカンマをつけません。
日本語では「私が借りた本」「賞を取った生徒」のように、説明が名詞の前に来ます。英語では逆で、名詞を先に言い、その後ろに関係詞節を続けます:“the book that I borrowed”、“the student who scored highest”。日本語の語順のまま “the I borrowed book” とは言えません。まず名詞、次に that/who+主語+動詞、と考えましょう。
次のように確認しましょう。「この関係詞節を取ったら、だれのこと・何のことか、まだはっきりわかるか?」答えが「いいえ」なら制限用法で、カンマはつけません。
“The car that hit the fence was towed away” から関係詞節を取ると “The car was towed away” だけが残り、「どの車?」となります。だから関係詞節は欠かせません。関係代名詞にも注意しましょう。日本語の「フェンスにぶつかった車」には、人か物かを示す言葉がありません。英語では、人なら who(that も可)、物なら that(または which)を使います:“The car that hit the fence”。“The car who hit the fence” は誤りです。
いちばん大切なルールは、関係詞節の前にも後ろにもカンマをつけないことです。特に、関係詞節が終わってメインの動詞が始まる場所に注意しましょう。日本語では「定期的に運動する人は、気分が良い」のように、長い主語のあとに読点を打つのが自然です。でも英語では、“People who exercise regularly feel better” と、feel の前にカンマを入れません。
関係代名詞が目的語のとき(日本語の「私たちが昨夜行ったレストラン」のように、「〜が…した+名詞」の形)は、関係代名詞を省略できます:“The restaurant we visited last night was excellent.” 省略しても制限用法のままで、カンマはつけません。ただし、関係代名詞が主語のとき(「問題を解決した社員」)は省略できません:“The employee who solved the problem got a bonus”。“The employee solved the problem got a bonus” だと、どこからが関係詞節かわからなくなります。
ほかにも2つの落とし穴があります。1つは、関係詞節の中に目的語を残してしまう間違いです。“the book that I borrowed it” の it は不要です(that がすでに「本」を指しています)。もう1つは、日本語の「〜なもの」「〜のやつ」をそのまま訳すことです。「フードがついているもの」は “the one that has a hood”、「〜する人たち」は “those who…” や “people who…” と言います。“the that…” とは言いません。なお、カンマをつけると、非制限用法(継続用法)の関係詞節、つまり「追加の情報」になります。これは非制限用法のレッスンで学びます。
制限用法の関係詞節は、どの本かを特定する欠かせない情報なので、カンマで区切りません。日本語の「〜本は、」の読点につられないようにしましょう。
関係詞節が「どの姉か」を特定しているなら、カンマはつけません。カンマがあると、英語の話し手は「姉は1人だけで、医学の勉強は追加情報」と受け取ります。日本語の「医学を勉強している姉」はどちらの意味にもなるので、英語ではカンマで区別することを意識しましょう。
who は人にだけ使います。車のような物には that(または which)を使います。
関係代名詞を省略しても制限用法のままです。カンマはつけません。
日本語の「問題を解決した社員」には何もつきませんが、英語では関係代名詞が主語のとき省略できません。ここでは who が solved の主語です。
日本語の「私が借りた本」の語順のままでは英語になりません。名詞を先に言い、その後ろに関係詞節を続けます。
that がすでに「本」を指しているので、関係詞節の中に it を残しません。
日本語では、説明は名詞の前に来ます:「私が借りた本」「賞を取った生徒」
英語では名詞が先で、説明は後ろです:“the book that I borrowed”、“the student who scored highest”。日本語を後ろから訳すつもりで、「本 ← 私が借りた」と組み立てましょう。関係詞節の中は、ふつうの英語の語順(主語+動詞+目的語)のままです:“the book that my brother wrote”。
日本語では、長い主語や「〜は」のあとに読点を打つのが自然です:「私が借りた本は、とても良かった」
英語の制限用法では、この位置にカンマを入れません:“The book that I borrowed was excellent.” “The book, that I borrowed, was excellent” や “The book that I borrowed, was excellent” は誤りです。英語のカンマは「区切りやすい場所」ではなく、「追加情報(非制限用法)かどうか」を示すものだと覚えておきましょう。
日本語には関係代名詞がなく、「問題を解決した社員」「私たちが行ったレストラン」と、そのまま名詞につなげます
英語で関係代名詞を省略できるのは、それが目的語のときだけです:“The restaurant we visited last night”(we が主語、the restaurant が visited の目的語)。関係代名詞が主語のときは必ず必要です:“The employee who solved the problem got a bonus.” 見分け方は、関係詞節の中にすでに主語があるかどうかです。we、I、Sam などの主語があれば省略できます。なければ who/that が必要です。
日本語では「フードがついているの」「フードがついているもの」と、名詞をくり返さずに言えます
英語では、the のあとに名詞か one が必要です:“The one that has a hood.” 複数なら “the ones that…”、人なら “those who…” です。“The that has a hood” とは言いません。
💡 確認のしかた:関係詞節を取って読んでみましょう。だれ・何のことかわからなくなるなら、カンマはつけません。
💡 日本語の「〜した+名詞」は、英語では「名詞+that/who+〜した」の順です。
💡 関係代名詞を省略できるのは目的語のときだけです(the restaurant we visited)。主語のときは必要です(the employee who solved…)。
💡 物には that か which を使います。アメリカ英語では制限用法で that が好まれ、イギリス英語では which もよく使います。どちらにしてもカンマはつけません。
"Which jacket do you mean?"
"The one that has a hood — the jacket that I left on the chair."
"Oh, the jacket that Sam borrowed last week?"
"Yes, that's the one that I need back."
練習問題 1 · カンマの使い方が正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence.
練習問題 2 · 欠かせない情報を含む文を選びましょう
Which clause is essential to know WHICH student is meant?
練習問題 3 · 欠かせない情報を含む文を選びましょう
Choose the sentence where removing the clause would lose essential meaning.
練習問題 4 · カンマの使い方が正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated defining relative clause.
練習問題 5 · どの家かを特定している文を選びましょう
Which sentence identifies exactly which house is meant?
練習問題 6 · カンマの使い方が正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence.
練習問題 7 · どのメールかを特定している文を選びましょう
Choose the sentence where the clause narrows down which item is meant.
練習問題 8 · カンマの使い方が正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence.
練習問題 9 · 2つの文を1つにしましょう
Combine into one sentence with a defining relative clause (no commas): 'The photo won an award. It was taken in Iceland.'
練習問題 10 · 2つの文を1つにしましょう
Combine into one sentence with a defining relative clause: 'The employee got a bonus. She solved the problem.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:主語のあとの読点をそのままカンマにする
Japanese: "定期的に運動する人は、気分が良いです。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correctly punctuated defining relative clause.
関係詞の非制限用法(Non-defining Relative Clauses)
コンマで挟んで情報を付け足す関係詞節です。日本語にはない区別なので、コンマの有無で意味が変わる理由、that が使えない理由、関係代名詞を省略できない理由を整理します。
関係副詞 where・when・why
「生まれた町」「出会った日」「辞めた理由」を英語でどう言う? 前置詞+which の代わりに使う where・when・why を、日本人に多いミスと一緒に整理します。
関係詞節の中の前置詞
関係詞節の前置詞はどこに置く?改まった文では前(with whom、for which)、ふだんの会話では最後(the person I spoke to)が基本です。
関係詞節の応用(two of whom / , which)
「そのうち2人は」を two of whom、「それが〜」を , which で表す上級の関係詞。what や that、almost を使ってしまう日本人に多いミスも整理します。