My sister, who studies medicine, called me. コンマがあるのは「付け足しの情報」のしるしです。なくても、誰の話かはわかります。
このレッスンで学ぶこと
非制限用法(継続用法とも呼ばれます)の関係詞節は、すでにはっきりわかっている人や物について、情報を付け足します。この節を取り除いても、誰の・何の話かはわかります。細かい情報が1つ減るだけです。「付け足し」の情報なので、必ずコンマで区切ります。
日本語では、修飾する部分はいつも名詞の前に来ます(「医学を勉強している姉」)。そして、その部分が名詞を特定しているのか、ただ情報を加えているのかを、文の形では区別しません。英語では、この違いをコンマで示します:“My sister, who studies medicine, called me.” 節が文の終わりに来る場合は、前にコンマを1つだけ打ちます。
非制限用法は、固有名詞(人名や地名)のあとや、文脈ですでにわかっている名詞のあとによく使われます。たとえば、兄が一人しかいない人の “my brother” です。関係詞節は「どれのことか」を示すためではなく、情報を加えるためにあります。
コンマの有無で意味が変わります。“My brother, who lives in Canada, is a doctor” は「兄(一人だけ)はカナダに住んでいて、医者です」という意味です。コンマなしの “My brother who lives in Canada…” だと、兄が何人かいて、そのうち「カナダに住んでいる兄」の話をしているように聞こえます。日本語の「カナダに住んでいる兄」はどちらの意味にもなるので、英語では意識してコンマを打ちましょう。
固有名詞も同じです。「1889年に建てられたエッフェル塔」をそのまま “The Eiffel Tower that was built in 1889” とすると、エッフェル塔がいくつもあるかのように聞こえます。エッフェル塔は1つしかないので、“The Eiffel Tower, which was built in 1889, …” とします。
非制限用法には、制限用法と違う決まりが2つあります。that は使わないこと、そして関係代名詞を省略しないことです。関係代名詞は必ず、コンマと一緒に残ります。
学校では「that は who や which の代わりに使える」「目的格の関係代名詞は省略できる」と習いますが、どちらも制限用法(コンマなし)だけの話です。コンマのあとでは、人なら who、物なら which を使います。主格でも目的格でも同じです。「昨年オープンしたこの博物館」は “This museum, which opened last year” で、who や that ではありません。
前の文全体を受けるときも which を使います。これは学校で「前の文(の内容)を先行詞とする which」として習う形です:“She passed the exam, which surprised everyone.”(彼女は試験に合格し、それがみんなを驚かせた)。日本語の「それが」につられて “…, it surprised everyone” とつなげたり、what を使ったりするのは誤りです。
非制限用法では that は使えません。「that は who の代わりになる」は、コンマなしの制限用法だけのルールです。人なら who を使います。
エベレストは1つしかないので、関係詞節は付け足しの情報です。必ずコンマで区切ります。日本語の「いちばん高い山であるエベレスト」にはコンマがないので、特に注意しましょう。
非制限用法では、関係代名詞を省略できません。主格でも目的格でも、必ず残します。
「それがみんなを驚かせた」の「それが」を it にした形です。前の文全体を受けて1つの文にするなら “, which” を使います。
前の文全体を受けるのは which です。what はここでは使えません。
who は人にだけ使います。建物や場所などの物には which を使います。
日本語では、修飾部分は名詞の前に置くだけで、「特定する修飾」と「付け足す修飾」を形で区別しません:「カナダに住んでいる兄」
英語ではこの区別が必要で、コンマで示します。名詞がすでに特定されていて(固有名詞、一人しかいない家族など)、情報を加えるだけならコンマあり:“My brother, who lives in Canada, is a doctor.” コンマを抜くと、「何人かいる中のその人」という制限用法の意味になってしまいます。
学校英語では、関係詞に「制限用法」と「非制限用法(継続用法)」があると習います
この知識がそのまま使えます。このレッスンの non-defining relative clause は非制限用法(継続用法)、コンマなしの defining relative clause は制限用法です。「コンマ + which」「前の文全体を受ける which」も、学校で習った形と同じです。
学校では「that は who / which の代わりになる」「目的格の関係代名詞は省略できる」と習います
どちらのルールも、コンマのない制限用法にだけ当てはまります。非制限用法では that は使えず(“My sister, that studies medicine” は誤り)、関係代名詞も省略できません。人は who、物は which、所有は whose(“my neighbour, whose daughter…”)、ほかに whom、where、when も使えます。
日本語では、前の内容を「それが」「そのことが」で受けて文を続けます:「彼女は試験に合格し、それがみんなを驚かせた」
英語では、前の文全体を受けて1つの文にするときは “, which” を使います:“She passed the exam, which surprised everyone.” “…, it surprised everyone” はコンマで2つの文をつないだだけの誤った形で、what も使えません。2つの文に分けるなら “She passed the exam. It surprised everyone.” です。
💡 その名詞は、もう特定されている?(固有名詞、一人だけの家族など)→ コンマで区切る非制限用法。
💡 コンマのあとでは that は使わない:人は who、物は which。
💡 非制限用法では、関係代名詞は省略できません。
💡 前の文全体を受ける「それが」は “, which”。“, it” や what ではありません。
"Did you meet my colleague, who just moved here from Berlin?"
"Not yet! Is he the one working on the new project?"
"Yes, that's him. He used to work in Warsaw, which is where I met him."
"Interesting — I should introduce myself."
練習問題 1 · コンマが正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence.
練習問題 2 · 付け足しの情報を表す文を選びましょう
Choose the sentence where the clause adds EXTRA, non-essential information (I only have one car).
練習問題 3 · 正しい関係代名詞を選びましょう
Choose the correct relative pronoun for this non-defining clause: 'Mount Everest, ___ is the tallest mountain, is in Nepal.'
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 5 · コンマが正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence about a person's only brother.
練習問題 6 · 関係代名詞を省略できるか答えましょう
Can you omit the relative pronoun in a non-defining clause?
練習問題 7 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 8 · コンマが正しい文を選びましょう
Choose the correctly punctuated sentence.
練習問題 9 · 2つの文を1つにしましょう
Combine into one sentence with a non-defining relative clause: 'The Amazon River is in South America. It is the second longest river in the world.'
練習問題 10 · 2つの文を1つにしましょう
Combine into one sentence with a non-defining relative clause: 'My father grew up in Kyiv. He now lives in Lviv.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · 日本人によくある間違い:「それが」= it?
Japanese: "彼女は試験に合格し、それがみんなを驚かせた。" ("それが" = "that / it"). Which English sentence is correct?
5つの問題で、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correctly punctuated sentence.
関係詞節の制限用法(Defining Relative Clauses)
「私が借りた本」は英語で the book that I borrowed。名詞を後ろから説明し、どれのことかを特定する関係詞節は、カンマをつけないのがルールです。
関係副詞 where・when・why
「生まれた町」「出会った日」「辞めた理由」を英語でどう言う? 前置詞+which の代わりに使う where・when・why を、日本人に多いミスと一緒に整理します。
関係詞節の中の前置詞
関係詞節の前置詞はどこに置く?改まった文では前(with whom、for which)、ふだんの会話では最後(the person I spoke to)が基本です。
関係詞節の応用(two of whom / , which)
「そのうち2人は」を two of whom、「それが〜」を , which で表す上級の関係詞。what や that、almost を使ってしまう日本人に多いミスも整理します。