形容詞の基本(Basic Adjectives)

A1 · 初級形容詞

形容詞は名詞を説明することば。どんな様子か、どんな色や大きさか、どんな味か、どう感じるかを伝えます。

このレッスンで学ぶこと

  • 形容詞は名詞(人・場所・もの)を説明する
  • 置く場所は2つ:名詞の前(a big house)か、be動詞などのあと(the house is big)
  • 「この家は大きい」も英語では be動詞が必要:The house is big
  • 英語の形容詞は、複数でも形が変わらない:a red car、two red cars
  • よく使う種類:大きさ、新旧、色、形、出身・国

形容詞の役割

形容詞は名詞について情報を加えることばで、「どんな?」「何色?」「どのくらいの大きさ?」といった問いに答えます。形容詞を使うと英語がぐっと具体的になります。“a car” だけでなく、“a fast red car” と言えるようになるのです。

置く場所は2つ:名詞の前か、be動詞などのあと

ほとんどの形容詞は2つの場所に置けます。1つは名詞の前です:“a big house”。ここは日本語と同じなので安心してください。「赤い車」は a red car、「高い時計」は an expensive watch です。(例外として、something、anything、nothing、someone のあとでは形容詞を後ろに置きます:something new =「何か新しいもの」。)

もう1つは、be・look・seem・feel・taste・sound のような動詞のあとです:“The house is big.” ここが日本語との大きな違いです。日本語の「この家は大きい」は「大きい」だけで文が完成しますが、英語の形容詞は動詞ではないので、be動詞が必ず必要です。“The house big.” や “This cake delicious.” ではなく、“The house is big.”、“This cake is delicious.” と言います。

look、taste、feel、seem、sound のあとも、そのままの形容詞を使います。「スープはおいしい味がする」→ the soup tastes delicious、「子どもたちは疲れているように見える」→ the children look tired です。「〜ように見える」につられて “look like tired” としたり、副詞の -ly 形にして “tastes deliciously” としたりしないようにしましょう(look like のあとには名詞が来ます:look like a doctor)。

"This is a big house."
"The house is big."
"The soup tastes delicious."

形容詞の形は変わらない

英語の形容詞は、説明する名詞が1つでも複数でも、男性でも女性でも、いつも同じ形です(比べるときだけ big、bigger、biggest と変わります)。日本語の「赤い車が2台」と同じで、複数の -s は名詞だけにつきます:“two red cars”。“two reds cars” とは言いません。

注意したいのは、日本語の1つの形容詞が、英語では別々の単語になることです。「高い」は、値段なら expensive、人の背なら tall、山や建物、温度などなら high です。“This bag is very high.” や “My brother is very high.” は意味が通じません。「寒い」「冷たい」はどちらも cold、少しひんやりした「涼しい」は cool です。

ほかにも注意点があります。まず、英語では数えられる名詞が1つのとき、形容詞がついても a/an が必要です(“This is a big house”。“This is big house” ではありません)。また、a/an は、すぐ次の単語の最初の音で決まります。形容詞が入ったら、その形容詞の音で選び直しましょう:“an old car”、“an expensive watch”、でも “a big house”。最後に、形容詞を2つ以上並べるときは、ふつう「大きさ → 新旧 → 色」の順で、and を使わずに名詞の前に並べます。「長い黒髪」→ “long black hair”、「古い赤い車」→ “an old red car” のように、日本語と同じ順番になることが多いです。

"Two red cars are parked outside."
"A tall man and a tall woman walked in."

実際の英語

"This soup is really hot — be careful."
"My new phone is very light."
"The children look tired after the long trip."
"That was a difficult exam."

注意

✗This cake delicious.
✓This cake is delicious.

日本語の「このケーキはおいしい」は形容詞だけで文になりますが、英語では be動詞が必要です。

✗This bag is very high.
✓This bag is very expensive.

値段が「高い」は expensive です。high は高さ、tall は人の背の高さに使います。

✗I have two expensives watches.
✓I have two expensive watches.

日本語と同じく、英語の形容詞も複数で形が変わりません。-s は名詞だけにつけます。

✗She is a intelligent student.
✓She is an intelligent student.

a/an はすぐ次の単語の音で決まります。intelligent は母音の音で始まるので an です。

✗She is long hair.
✓She has long hair.

「彼女は髪が長い」を直訳すると、「彼女=長い髪」という意味になってしまいます。“She has long hair.” または “Her hair is long.” と言いましょう。

✗The children look like tired.
✓The children look tired.

「疲れているように見える」は look + 形容詞です。look like のあとには名詞が来ます(look like a doctor)。

✗The soup tastes deliciously.
✓The soup tastes delicious.

be・look・taste・feel・seem・sound のあとは、-ly のつかない形容詞を使います。

日本語と比べてみよう

日本語でも形容詞は名詞の前に来て、複数でも形が変わりません:「赤い車」「赤い車が2台」

ここは英語と同じなので、そのまま使えます:“a red car”、“two red cars”。形容詞を並べる順番も「長い黒髪」→ “long black hair” のように、日本語と一致することが多いです。

日本語の形容詞は、「このケーキはおいしい」のように、それだけで文の述語になれます

英語の形容詞は動詞の代わりになれないので、be動詞が必要です:“This cake is delicious.”、“The movie was boring.”。be を落とした “This cake delicious.” は、日本人学習者によくある間違いです。

日本語の「高い」は、値段にも背にも高さにも使えます

英語では使い分けます:値段は expensive(“This bag is very expensive.”)、人の背は tall(“My brother is very tall.”)、山や建物、温度などは high(“a high mountain”)。反対の意味の「安い」は cheap、「低い」は short(背)や low(高さ)です。

日本語には冠詞がないので、「これは大きい家です」に a はありません

英語では、数えられる名詞が1つのとき、形容詞がついても a/an が必要です:“This is a big house.”。a か an かは、すぐ次の単語(形容詞なら形容詞)の最初の音で決まります:“an old red car”、“an intelligent student”。

💡 「〜はおいしい」「〜は大きい」も、英語では be動詞が必要です:is delicious、is big。

💡 「高い」は、値段なら expensive、背なら tall、高さなら high。

💡 形容詞は複数でも形が変わりません:two red cars。

💡 be・look・taste・feel・seem・sound のあとは、-ly のない形容詞:tastes delicious、looks tired。

実際の場面:新しい部屋について話す

"So, what's the new apartment like?"

"It's small, but it's really bright, and the kitchen is modern."

"Is it expensive?"

"Not too bad, actually — and the neighborhood is quiet."

練習

練習問題 1 · 正しい単語を選びましょう

This is a ___ house.

練習問題 2 · 正しい単語を選びましょう

The coffee tastes ___.

練習問題 3 · 正しい単語を選びましょう

My brother is very ___.

練習問題 4 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake:

練習問題 5 · 正しい順番を選びましょう

She has ___ hair.

練習問題 6 · 正しい単語を選びましょう

The children look ___.

練習問題 7 · 形容詞をグループに分けましょう

red
blue
big
small
green
tiny

0 / 6 分類済み

練習問題 8 · 文を完成させましょう

Complete: This bag is very ___. (means it costs a lot of money, one word)

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete: The weather is ___ today. (means not warm, one word)

練習問題 10 · すべての単語を並べ替えて、肯定文(疑問文ではない文)を作りましょう

????

練習問題 11 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake:

練習問題 12 · よくある間違い:「高い」をいつも high で言う

Japanese: "このかばんはとても高いです。" (it costs a lot) Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

This is a ___ dog.

学んだこと

  • 形容詞は名詞を説明します:どんな様子か、色、大きさ、形など。
  • 形容詞は名詞の前(a big house)か、be動詞などのあと(the house is big)に置きます。名詞の前に置くのは日本語と同じです。
  • 「この家は大きい」でも be動詞が必要です:The house is big。
  • 英語の形容詞は複数でも形が変わりません。並べるときは「大きさ → 新旧 → 色」:long black hair。
  • a/an は次の単語の音で決まります:an old car、an expensive watch。
  • look・taste・feel などのあとは -ly のない形容詞。「高い」は expensive / tall / high を使い分けます。
このカテゴリーのレッスンをすべて見る