形容詞の語順(Adjective Order)

A2 · 初中級形容詞

英語では形容詞の並べ方がほぼ決まっています。“a beautiful old wooden table” が自然で、“a wooden old beautiful table” は不自然です。

このレッスンで学ぶこと

  • 形容詞は日本語と同じく名詞の前に置き、複数でも形は変わらない
  • 基本の順番:意見 → 大きさ → 新旧(年齢) → 形 → 色 → 産地 → 素材 → 用途
  • 日本語では「イタリアの」「革の」が先に来がちだが、英語では産地と素材は名詞のすぐ前
  • 素材は of を使わず名詞の前に置く:a wooden table、a leather jacket

なぜ順番が大事なのか

うれしいことに、英語の形容詞は日本語と同じく名詞の前に置きます。「大きな赤い風船」は “a big red balloon” で、並べ方もそのままです。日本語と同じく、複数になっても形容詞の形は変わりません(red balloons)。

ただし、日本語では形容詞の順番がかなり自由です。「古くて美しい木のテーブル」とも「木の美しい古いテーブル」とも言えますね。英語ではそうはいきません。2つ以上の形容詞が同じ名詞を説明するときは、ネイティブがほぼ無意識に守っている決まった順番があります:意見 → 大きさ → 新旧(年齢) → 形 → 色 → 産地 → 素材 → 用途 → 名詞。

全部を一度に覚える必要はありません。まずは次の2つから始めましょう。大きさは新旧より前(“a small old town”)、大きさや新旧は色より前(“a big red balloon”)です。

基本の順番(OSASCOMP)

Opinion 意見(lovely、boring) → Size 大きさ(big、tiny) → Age 新旧(old、young、new) → Shape 形(round、square) → Color 色(red、blue) → Origin 産地・国籍(French、Italian) → Material 素材(wooden、cotton) → Purpose 用途(a sleeping bag、a wine glass)。

“a beautiful old wooden table”:意見・新旧・素材。素材は名詞のすぐ前に、of を使わずに置きます。「木のテーブル」を “a table of wood” や “a wood's table” としないようにしましょう。“a wooden table” が自然です。

“an old Italian restaurant”:新旧・産地。日本語では「イタリアの古いレストラン」のように「〜の」を先に言うことが多いですが、英語では産地は名詞の近くに来ます。また、国名や国籍を表す語は、英語では必ず大文字で始めます(Italian、French)。

“a big red balloon”:大きさ・色。ここは日本語の「大きな赤い風船」と同じ順番です。

いちばん間違えやすいのは、日本語で「〜の」を使う素材や産地です。「革の黒い財布」「シルクの赤いドレス」のように日本語では素材を先に言えますが、英語では色が先、素材が後です:a black leather wallet、a red silk dress。名詞から左へさかのぼって、名詞にいちばん近いものから並べると考えるとうまくいきます。

"A beautiful old wooden table."
"An old Italian restaurant."
"A big red balloon."

実際には形容詞は少なめに

上の一覧のように形容詞を4つも5つも並べることはまれで、単語の練習問題のように聞こえます。会話では、名詞の前に置く形容詞は1つか2つにして、残りは別に言うのがふつうです:“It's a wooden table — it's really old and quite beautiful,” のように言うほうが、全部を名詞の前に詰めこむより自然です。

日本語の「小さくて古い家」のように、「〜くて」でつなぐ感覚で and を入れたくなるかもしれません。でも、種類の違う形容詞(大きさと新旧など)の間には、ふつう and もコンマも入れず、決まった順番で並べます:“a small old house”。同じ種類の形容詞が2つ並ぶとき(たとえば、どちらも天気の様子を表す cold と wet)は、コンマや and で区切ることができ、順番も比較的自由になります:“a cold, wet day”。

実際の英語

"She's wearing a lovely blue dress."
"We stayed in a small, quiet Italian village."
"He gave me a strange old silver coin."
"I bought a big round glass table."

注意

✗She has a wooden beautiful table.
✓She has a beautiful wooden table.

意見(beautiful、lovely、nice)は素材(wooden、cotton)より前です。素材は最後、名詞のすぐ前に置きます。

✗an old little town
✓a little old town

大きさは新旧より前です:little old。冠詞も次の単語の音に合わせて a に変わります。

✗a leather brown wallet
✓a brown leather wallet

「革の茶色い財布」の順に訳すと逆になります。英語では色が先、素材が後です。

✗an Italian little old restaurant
✓a little old Italian restaurant

「イタリアの」を先に言う日本語の順番に注意しましょう。産地は大きさや新旧より後、名詞の近くに置きます。

✗a table of wood
✓a wooden table

「木のテーブル」の「の」を of にしないようにしましょう。素材は名詞の前に置きます(wooden、glass、leather)。

✗an old italian restaurant
✓an old Italian restaurant

国名や国籍を表す形容詞は、英語では必ず大文字で始めます:Italian、French、Japanese。

日本語と比べてみよう

日本語でも修飾語はすべて名詞の前に置き、形容詞に複数形はありません(大きな赤い風船、赤い風船が3つ)

ここは日本語と同じなので安心してください:“a big red balloon”、“three red balloons”。違うのは、日本語では形容詞の順番がかなり自由なのに対し、英語では順番がほぼ決まっていることです。

「イタリアの小さな古いレストラン」「革の黒い財布」のように、日本語では「〜の」で表す産地や素材を先に言うことがよくあります

そのまま英語にすると “an Italian little old restaurant”、“a leather black wallet” となり、不自然に聞こえます。英語では産地と素材は名詞のすぐ前、最後に置きます:“a little old Italian restaurant”、“a black leather wallet”。名詞から左へさかのぼって、素材 → 産地 → 色 → … の順に足していきましょう。

日本語では素材を「木のテーブル」「ガラスのテーブル」「革のジャケット」のように「の」で表します

英語では素材を表す語を、of を使わずに名詞の前に置きます:“a wooden table”、“a glass table”、“a leather jacket”。“a table of wood” や “a wood's table” とは言いません。用途も同じで、「寝袋」は “a sleeping bag”、「ワイングラス」は “a wine glass” です。

日本語では「小さくて古い家」「青くて丸いテーブル」のように「〜くて」で形容詞をつなげます

英語で種類の違う形容詞を並べるときは and を入れず、決まった順番で並べます:“a small old house”、“a round blue table”。“a small and old house” は文法的に誤りではありませんが、ふつうの言い方ではありません。and が自然なのは、同じ種類の形容詞を並べるときや、名詞の後ろで述べるときです(“The house is small and old.”)。

💡 形容詞は日本語と同じく名詞の前。でも順番は決まっています。

💡 「〜の」で言う産地や素材は、英語では最後(名詞のすぐ前):a black leather bag、an old Italian restaurant。

💡 特に覚えたいのは2つ:大きさは新旧より前、色は素材より前。国籍は大文字で(Italian)。

実際の場面:プレゼントについて話す

"What did you get her for her birthday?"

"A beautiful little wooden jewelry box."

"That sounds lovely — where did you find it?"

"At this tiny antique shop downtown."

練習

練習問題 1 · 正しい順番を選びましょう

She bought a ___ table.

練習問題 2 · 正しい順番を選びましょう

He wore a ___ coat.

練習問題 3 · 正しい順番を選びましょう

They live in a ___ house.

練習問題 4 · 単語を並べ替えましょう

????

練習問題 5 · 単語を並べ替えましょう

?????

練習問題 6 · 正しい順番を選びましょう

I bought a ___ jacket.

練習問題 7 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake:

練習問題 8 · 文を完成させましょう

Complete with two adjectives in the correct order: We saw a ___ building. (use: old, large)

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete with two adjectives in the correct order: She wore a ___ dress. (use: red, silk)

練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう

????

練習問題 11 · 自然な言い方を選びましょう

Which sentence sounds natural?

練習問題 12 · よくある間違い:「〜の」を先に訳す

Japanese: "イタリアの小さな古いレストラン" — in Japanese the origin phrase with の often comes first. Which English phrase is correct?

クイックチャレンジ

いろいろな形式の5問で、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

a ___ shirt

学んだこと

  • 形容詞は日本語と同じく名詞の前に置き、複数でも形は変わりません。
  • 複数の形容詞は、意見 → 大きさ → 新旧 → 形 → 色 → 産地 → 素材 → 用途の順に並べます。
  • よくある間違いは2つ:大きさは新旧より前(a little old town)、色は素材より前(a brown leather wallet)。
  • 日本語で「〜の」を使う産地や素材は、英語では最後に置き、of は使いません:a wooden table、an old Italian restaurant。
  • 種類の違う形容詞の間には、ふつう and を入れません。国籍を表す形容詞は大文字で始めます(Italian、French)。
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