名詞は人・場所・もの・考えを表すことばです。日本語には大文字・小文字がありませんが、英語では名詞の種類によって最初の文字を大文字にするかどうかが決まります。種類を見分けて、いつも正しく書けるようになりましょう。
このレッスンで学ぶこと
名詞は人・場所・もの・考えを表します。英語では名詞をいくつかの便利な種類に分けます:普通名詞(common)と固有名詞(proper)、具象名詞(concrete)と抽象名詞(abstract)。種類がわかれば、その単語を大文字で始めるかどうかがすぐに判断できます。
日本語には大文字・小文字の区別がないので、英語の大文字のルールはまったく新しい習慣です。基本はシンプルで、固有名詞は大文字で始め(Sofia、Tokyo、Netflix)、普通名詞は小文字で書きます(teacher、city、patience)。さらに英語では、曜日・月・言語・国籍も大文字で始めます。「japanese food」「on monday」のように小文字で書くのは、日本語の話者によくある間違いです。
普通名詞(common noun)は、ものを一般的に表す名詞です:teacher、city、phone、restaurant。小文字で書きます。固有名詞(proper noun)は、特定の人・場所・ものの名前で、いつも大文字で始めます:Mr. Kim、Chicago、an iPhone、Luigi's Pizzeria。
大文字で始めるもの:人の名前(Sofia、Mr. Kim)、地名(Boston、Canada)、ブランド名(Nike、Netflix)、そして曜日と月(Monday、April)。肩書きの位置にも注意しましょう。日本語では「田中先生」「山田医師」「鈴木さん」のように名前のあとに付けますが、英語では名前の前に置き、大文字で書いて the は付けません:“Dr. Nguyen”、“Mr. Kim”(イギリス英語ではピリオドなしの Mr Kim も一般的)。Mr. / Ms. は名字に付けるもので、下の名前には付けません。「田中先生」も “Teacher Tanaka” ではなく “Mr. Tanaka” や “Ms. Tanaka” と言います。また、文の最初の単語はいつも大文字です。比べてみましょう:“My teacher is from Boston.” と “My teacher, Mr. Kim, is from Boston.”
具象名詞(concrete noun)は、見たり聞いたり触ったりできるものを表します:a laptop、the rain、a receipt。抽象名詞(abstract noun)は、五感ではとらえられない考え・気持ち・性質を表します:patience、honesty、an idea、freedom。
1つの文に両方が出てくることもよくあります:“The manager showed real patience with the long line.” manager と line は具象名詞、patience は抽象名詞です。一般的な考えについて言うとき、英語の抽象名詞には the を付けません:“Honesty is important”。日本語の「正直さは大切です」と同じで、冠詞なしでそのまま言えばいいのです。the を覚えたあとに “The honesty is important” と付けすぎないように気をつけましょう。言語名も同じで、「英語を勉強しています」は “I'm learning English” です(the は付けません)。
集合名詞(collective noun)は、人の集まりを1つのまとまりとして表す名詞です:team、family、audience、staff。標準的なアメリカ英語では、ふつう単数の動詞を使います:“The team is ready.” “My family is coming for dinner.” このレッスンでは staff も含めて、このアメリカ英語の使い方に合わせています。イギリス英語では、グループの一人ひとりを意識するときに複数の動詞もよく使います(“The team are arguing about the plan”)。
カタカナの「スタッフ」は1人の人にも使いますが、英語の staff は「スタッフ全体」を表す集合名詞です。1人なら “a staff member” と言います(“She is a staff” は間違いです)。また people は複数扱いなので、“People are friendly here” が正しく、“People is friendly here” ではありません。日本語には名詞の複数形がないので、ここは意識して覚えましょう。
曜日はいつも大文字で始めます。複数形の Mondays(毎週月曜日)でも同じです。
言語名は固有名詞なので大文字で始めます:English、Japanese、Spanish。the も付けません。
国籍は形容詞として使っても大文字で始めます:Japanese food、a German car。
地名は固有名詞です。スマホで打つときも、最初の文字を大文字にしましょう。
sister と hospital は普通名詞なので小文字です。大事な人やものでも、名前でなければ大文字にしません。
「田中先生」をそのまま訳した形です。英語では Mr. / Ms. +名字で呼びます(女性なら Ms. Tanaka)。
一般的な考えを表す抽象名詞には the を付けません。日本語の「正直さはとても大切です」と同じく、冠詞なしで言います。
英語の staff はスタッフ全体を表す集合名詞です。1人のスタッフは a staff member と言います。
日本語には大文字・小文字の区別がありません。「東京」「ソフィア」「ネットフリックス」も見た目は普通の単語と同じです
英語では、固有名詞は大文字で始めることで「これは名前です」と示します:“Tokyo”、“Sofia”、“Netflix”。普通名詞は小文字です:“my brother”、“a phone”、“freedom”。スマホで急いで打つと “tokyo” “sarah” のように小文字のままになりがちなので、名前を書いたら最初の文字を確認する習慣をつけましょう。逆に、大事に思える普通名詞を大文字にするのも間違いです:“My Brother”、“a Movie” ではありません。
日本語の「月曜日」「4月」「英語」「日本の」には、大文字・小文字という考え方がありません
英語では、曜日・月・言語は固有名詞で、国籍を表す語(国名から来た語)も含めて、いつも大文字で始めます:Monday、Friday、April、December、English、Japanese。国籍は形容詞として使っても大文字です:“Japanese food”、“a German car”、“My colleague is Ukrainian.” 「毎週月曜日に」は “on Mondays” で、複数形でも M は大文字です。
日本語では肩書きや敬称を名前のあとに付けます:「田中先生」「山田医師」「鈴木さん」
英語では肩書きを名前の前に置き、大文字で書きます:“Dr. Yamada”、“Mr. Suzuki”、“Ms. Tanaka”。Mr. / Ms. は名字に付け、the は付けません。「先生」をそのまま訳した “Teacher Tanaka” は英語では使わず、“Mr. Tanaka” や “Ms. Tanaka” と呼びます。
日本語には冠詞がなく、「正直さは大切です」「自由が好きです」とそのまま言えます
ここは日本語の感覚がそのまま役に立ちます。英語でも、一般的な考えとしての抽象名詞には冠詞を付けません:“Honesty is important”、“Patience is a virtue”。the を付けるのは、特定のものを指すときだけです:“the honesty of his answer”(彼の答えの正直さ)。
💡 曜日・月・言語・国籍は、いつも大文字で始めます:Monday、April、English、Japanese food。
💡 肩書きは名前の前に大文字で、the なし:「山田医師」→ Dr. Yamada、「田中先生」→ Mr. Tanaka。
💡 一般的な考えには the を付けません:Honesty is important.
"Name, please?" "Anna Kovalenko." "Destination?" "Toronto, Canada." "Any fragile items?" "No, just some books and a Ukrainian cookbook."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Which sentence uses a proper noun correctly?
練習問題 2 · 普通名詞を選びましょう
Which word is a common noun: "Maria bought a new laptop yesterday."?
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 4 · 抽象名詞を使った文を選びましょう
Which sentence uses an abstract noun?
練習問題 5 · 条件に合う文を選びましょう(アメリカ英語)
In typical standard American English, which sentence shows the usual agreement when the team is viewed as one unit?
練習問題 6 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 7 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 8 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete the sentence with a common noun: "I need a new ___ for my phone." (something that protects it from drops — one word)
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete the sentence with an abstract noun: "After years of practice, she finally gained the ___ to perform on stage." (the quality of not being afraid — one word)
練習問題 11 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "we shopped at target this weekend."
練習問題 12 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "My Sister works at a hospital in Denver."
練習問題 13 · 正しい直し方を選びましょう
Which sentence fixes the mistake in "We watched a Movie at the theater."?
練習問題 14 · 実際の場面
You're filling out a form and need to write your city of birth. Which is correct?
練習問題 15 · 実際の場面
You're texting a friend about a coworker's promotion. Complete the sentence with an abstract noun: "Her hard work and ___ finally paid off." (the quality of not giving up)
練習問題 16 · よくある間違い:曜日と言語を小文字で書く
Japanese: "毎週月曜日に英語を勉強しています。" Which English version is correct?
いろいろなタイプの5問で、覚えたことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which is correct?
名詞の単数形と複数形
日本語にはない名詞の複数形。two dogs の -s、-es がつく語、city → cities、leaf → leaves、children や people などの不規則な形をまとめて練習します。
可算名詞と不可算名詞(Countable and Uncountable Nouns)
「たくさんの」は much と many のどちら? an advice や a bread がなぜ誤りなのか、a piece of の使い方まで、数えられる名詞と数えられない名詞をやさしく整理します。
名詞の所有格 's(Possessive Nouns)
「兄の車」は my brother's car。日本語の「の」と同じ語順で使える 's ですが、workers' と worker's の違い、children's、its と it's には注意が必要です。
複合名詞(Compound Nouns)
歯ブラシは toothbrush、バス停は bus stop。語順は日本語と同じですが、「の」は入れません。1語・2語・ハイフンの書き分けや和製英語の注意点も解説します。