名詞の単数形と複数形

A1 · 初級名詞

日本語では「犬が2匹」と言っても「犬」の形は変わりませんが、英語では2つ以上なら名詞そのものの形が変わります。

このレッスンで学ぶこと

  • ほとんどの名詞は -s か -es をつけるだけで複数形になること
  • つづりの変化:y が ies に、f / fe が ves になる場合
  • よく使う不規則な複数形:children、people、mice など
  • 英語では、複数形を作るのにアポストロフィ(')を使わないこと

基本の考え方

日本語の名詞には複数形がありません。「犬が1匹」「犬が2匹」のように、数は「2匹」「3冊」などの数え方(助数詞)で表し、「犬」という言葉は変わりません。英語では逆に、名詞そのものの形を変えて「2つ以上」を表します:one dog → two dogs。数字があっても -s は省略できません。“I have two dog.” は、英語を話す人にはすぐに間違いだとわかります。

うれしいポイントもあります。日本語の形容詞が「黒い猫」「黒い猫たち」で変わらないのと同じく、英語の形容詞も複数形になりません。-s がつくのは名詞だけです:“two black cats”(“two blacks cats” ではありません)。また、「〜たち」は人や動物にしか使わず、つけなくてもかまいませんが、英語の複数形の -s はどんなものにも必要です:two books、three ideas。

基本のルール:-s と -es

ほとんどの名詞は、-s をつけるだけです:one cup, two cups. One idea, three ideas. One phone, two phones.

名詞が s、x、z、ch、sh(「ス」「ズ」「チ」「シ」のような音)で終わるときは -es をつけます。こうすると、複数の語尾がはっきり聞こえて発音しやすくなります:one bus, two buses. One box, two boxes. One dish, two dishes. One watch, two watches. この -es は1音節として発音します:bus(1音節)→ buses(2音節、「バスィズ」に近い音)。package や house のように、もともと -e で終わる名詞は -s だけをつけますが(packages、houses)、ここでも音節が1つ増えます。

発音にも注意しましょう。カタカナのくせで dogs を「ドッグズ」と母音を入れて読むと、別の音節が増えたように聞こえます。dogs は最後に小さく「z」の音、cups は「s」の音を添えるだけです。また、数字の後だけでなく、many や a lot of の後でも名詞は複数形です:“many friends”、“a lot of books”。

つづりの変化:-y と -f / -fe

子音字+ y で終わる名詞は、y を i に変えて -es をつけます:one city, two cities. One story, two stories.(y の前が母音字なら、そのまま -s です:one day, two days.)

-f や -fe で終わるよく使う名詞のいくつかは、-ves になります:one leaf, two leaves. One knife, two knives. One life, two lives. ただし、-f で終わる名詞がすべてそうなるわけではありません。たとえば one roof, two roofs です。ルールを機械的に当てはめるより、1語ずつ覚えるのが安全です。

y → ies はつづりだけの変化ですが、f / fe → ves は発音も変わります。leaf の f の音が、leaves では v の音になります。

ルールに従わない例外

よく使う名詞の中には、-s も -es もつけずに形が変わるものがあります:one man, two men. One woman, two women. One child, two children. One person, two people. One mouse, two mice.

短いルールはありませんが、どれもとてもよく使う語なので、すぐに覚えられます。person について一言:日本語の「〜人」は日常英語では people です(“five people”)。persons も存在しますが、主に公的な文書や法律の文章で使います。また、people はすでに複数なので -s はつけず、動詞も複数で受けます:“People are…”。

単数でも複数でも同じ形の名詞

名詞の中には、単数と複数がまったく同じ形のものがあります。いくつあるかは、文のほかの部分でわかります:one sheep, two sheep. One fish, two fish. “sheeps” とは言いません。(“fishes” という形もありますが、いろいろな種類の魚について話すときなど、特別な場合だけです。)

これは日本語の名詞と似ていますね。ただし英語ではこうした名詞は少数派です。数が1つか2つ以上かは、数字や動詞(is / are)、this / these などで示します。

逆に、日本語では1つの物なのに、英語ではいつも複数形の名詞もあります。「メガネ」は glasses、「ハサミ」は scissors、「ズボン」は trousers(アメリカ英語では pants)です。“my glasses are…” のように動詞も複数で受け、数えるときは a pair of を使います:a pair of scissors。

実際の英語

"Can you grab a few bags on your way out?"
"The office ordered new chairs for the conference room."
"We have two meetings and three phone calls today."
"The kids left their shoes by the door again."

注意

✗I have two dog.
✓I have two dogs.

日本語の「犬を2匹」と違い、英語では数字があっても名詞に -s が必要です。

✗I have many friend in Osaka.
✓I have many friends in Osaka.

many や a lot of の後の数えられる名詞は複数形です。

✗Two bus arrived late.
✓Two buses arrived late.

s、x、z、ch、sh で終わる名詞は -es をつけ、1音節増やして発音します:buses、boxes、watches。

✗There are five persons in the waiting room.
✓There are five people in the waiting room.

「5人」は日常英語では five people です。persons は主に公的な文書で使います。people はすでに複数なので、「人々」の意味で peoples とはしません(peoples は「諸民族」という別の意味です)。

✗My glass is broken.
✓My glasses are broken.

「メガネ」は英語ではいつも複数形の glasses です。my glass だとガラスやコップの意味になってしまいます。

✗We need two ticket's.
✓We need two tickets.

看板などで見かけることがありますが、アポストロフィで複数形を作るのは間違いです。's は所有(Sam's ticket)や短縮(it's)に使います。

✗There are two citys on the map.
✓There are two cities on the map.

子音字+ y は -ies になります:city → cities、party → parties。

✗I have two childs.
✓I have two children.

不規則な名詞に -s はつきません:child → children、man → men、mouse → mice。sheep は sheep のままです。

日本語と比べてみよう

日本語では「犬が2匹」「本を3冊」のように、数は助数詞で表し、名詞の形は変わりません

英語では、数字があっても名詞に複数の -s が必要です:“two dogs”、“three books”。数字がすでに数を表しているので -s は不要に感じますが、英語ではこの -s がないと文法的に間違いになります。many、a lot of、several の後も同じです:“many friends”。

日本語の「〜たち」は人や動物にだけ使い、つけなくても文は正しいです

英語の複数形は、人でも物でも、2つ以上なら必ず使います:“two children”、“two chairs”、“three ideas”。「たち」がつかない物でも、英語では複数形にすることを忘れないようにしましょう。

日本語の形容詞は「黒い猫」でも「黒い猫たち」でも形が変わりません

英語も同じで、形容詞は複数形になりません。-s がつくのは名詞だけです:two black cats、different ideas、new chairs。ここは日本語と同じなので安心してください。

「メガネ」「ハサミ」「ズボン」は、日本語では1つの物です

英語では glasses、scissors、trousers(アメリカ英語では pants)といつも複数形で、動詞も複数で受けます:“My glasses are on the table.” “my glass”(コップ1つの意味になってしまいます)や “a scissor” とは言いません。数えるときは a pair of を使います:a pair of scissors、two pairs of trousers。

💡 数字や many の後では、名詞に -s をつけます。日本語の「2匹」「3冊」の感覚で -s を落とさないようにしましょう。

💡 s、x、z、ch、sh で終わる名詞は -es で、1音節増えます:two buses、two boxes。

💡 形容詞は複数形にならず(two black cats)、複数形にアポストロフィはつけません(two tickets)。

実際の場面:明日の準備

"Can you swing by the store before you come over? We're out of paper plates, and I need a couple of folding tables for tomorrow."

"Sure — anything else?"

"Grab some batteries too, if they have them. The kids' toys eat through them fast."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Which sentence correctly talks about more than one delivery?

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Which sentence is correct?

練習問題 3 · 正しい複数形を選びましょう

What is the plural of "city"?

練習問題 4 · 正しい複数形を選びましょう

What is the plural of "knife"?

練習問題 5 · 正しい複数形を選びましょう

What is the plural of "child"?

練習問題 6 · 正しい複数形を選びましょう

What is the plural of "sheep"?

練習問題 7 · グループに分けましょう

cat
hat
desk
glass
church
brush

0 / 6 分類済み

練習問題 8 · 単語を並べ替えましょう

????

練習問題 9 · 単語を並べ替えましょう

?????

練習問題 10 · 複数形を書きましょう

Write the plural of "party".

練習問題 11 · 複数形を書きましょう

Write the plural of "leaf".

練習問題 12 · 文を完成させましょう

Complete the sentence with the plural of "brother": "I have three ___."

練習問題 13 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake and type the correct sentence: "I have two dog."

練習問題 14 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake and type the correct sentence: "We sell fresh muffin's every morning."

練習問題 15 · 実際の場面

You're leaving a note for a delivery driver. Complete it with the correct plural: "Please leave the ___ by the door." (package, more than one)

練習問題 16 · よくある間違い:数字の後で -s を落とす

Japanese: "犬を2匹飼っています。" Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

いろいろな5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

You're writing a note for a coworker about supplies. Which sentence is correct?

学んだこと

  • ほとんどの名詞は -s をつけて複数形にします:one book, two books。数字があっても -s は必要です。
  • s、x、z、ch、sh で終わる名詞は -es:bus → buses、box → boxes、watch → watches。
  • 子音字+ y は -ies:city → cities。-f / -fe の一部は -ves:leaf → leaves。
  • よく使う不規則な名詞:man → men、child → children、mouse → mice、person → people。
  • sheep や fish のように、複数でも形が変わらない名詞もあります。逆に glasses、scissors、trousers はいつも複数形です。
  • 形容詞は複数形にならず(two black cats)、アポストロフィで複数形を作ることもありません。
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