日本語には複数形も冠詞もありません。英語では、名詞が「数えられるか」によって a/an、-s、much/many が変わります。
このレッスンで学ぶこと
1つずつ数えられる名詞があります:one apple、two apples、three chairs。これが可算名詞です。単数形と複数形があり、単数のときは前に何か(ふつうは a か an、または the、my、this など)が必要です。
一方、ばらばらに数えるものではなく、ひとまとまりとして考える名詞もあります:water、rice、furniture、information。これが不可算名詞で、a/an をつけず、ふつうは複数形もありません(“informations” や “furnitures” とは言いません)。日本語の名詞には単数・複数の区別がないので、「英語ではこの名詞を数えるか」を単語ごとに意識することが大切です。
可算名詞が1つのときは、特定のものを指す the や my などがなければ、ほぼ必ず a か an をつけます。日本語の「ノートパソコンを持っています」には何もつきませんが、英語では “I have a laptop.” です。“I have laptop.” とは言いません。a は子音の音の前、an は母音の音の前に使います:a laptop、a schedule、an appointment、an umbrella。決め手はつづりではなく音です。hour は「アワー」と母音で始まるので an hour、house は「ハウス」と h を発音するので a house です。
2つ以上のときは、可算名詞を複数形にします:one appointment → two appointments、one delivery → three deliveries。日本語では「予約が3つ」でも名詞の形は変わりませんが、英語では -s を忘れないようにしましょう。(複数形の作り方は Singular and Plural Nouns のレッスンで扱います。ここで大事なのは、その名詞を数えるかどうかです。)
複数形には a/an をつけません。“an appointments” や “a plates” は誤りです。数を特に言わないときは、何もつけないか some を使います:“I have appointments today”、“I have some appointments today”。
some はどちらの名詞にも使えます。可算名詞と使うと、「いくつかの」という、はっきりしない数を表します:“I bought some apples”(いくつか買ったが、正確な数は問題ではない)。
不可算名詞と使うと、「いくらかの」というはっきりしない量を表します:“I bought some rice”(お米を買いました)。some がなくても “I bought rice” と言えますが、some を入れると「ある程度の量」という感じが自然に出ます。
何かをすすめたり、丁寧に頼んだりするときは、some がとても自然です:“Would you like some coffee?”(コーヒーはいかがですか)、“Can I get some napkins, please?”(紙ナプキンをいただけますか)。
日本語の「たくさんの」「どのくらい」「多すぎる」は、りんごにも時間にも使えます。英語では名詞によって言葉が変わります。many は可算名詞の複数形と使います:how many guests、many people、not many tickets left。much は不可算名詞と使います:how much time、not much furniture、too much noise。
つまり「りんごはいくつ必要?」は “How many apples?” で、“How much apples?” ではありません。「オレンジがあまり残っていない」は “We don't have many oranges left.” です。日本語でも、数を聞くときは「何個」「何人」、量を聞くときは「どのくらい」「いくら」と言い方が変わりますね。この感覚が much と many の区別に近いです。ただし、家具や荷物のように日本語で「何点」「何個」と数えられるものでも、英語の furniture や luggage は不可算なので much furniture、much luggage(または a lot of…)になります。
ふつうの肯定文では、much より a lot of のほうが自然です。“I have much time” より “I have a lot of time” と言います。much は主に疑問文と否定文で使います:“How much time do we have?” “We don't have much time.” a lot of は可算・不可算のどちらにも使えるので、日本語の「たくさんの」に近い便利な表現です。
不可算名詞には a/an をつけられませんが、「1つ分」を言いたいことはよくあります。そのときは a piece of(または量を表すほかの言葉)を使います:a piece of advice、a piece of information、a piece of furniture。
advice と information には a/an も -s もつきません。カタカナの「アドバイス」「インフォメーション」はなじみのある言葉ですが、“an advice” や “an information” は標準的な英語では誤りです。a piece of advice、または some advice と言いましょう。
これは日本語の助数詞とよく似ています。「ご飯1杯」は a bowl of rice、「水1杯」は a glass of water、「食パン1斤」は a loaf of bread です。名詞はそのままで、数えるのは単位の言葉のほうです。なお、日本語の「パン1個」につられて “a bread” と言わないように注意しましょう。bread は不可算名詞で、a piece of bread、a loaf of bread、または a roll(丸いパン1個)と言います。
同じ名詞でも、意味によって可算になったり不可算になったりするものがあります。飲み物としての coffee 全般は不可算です(“I don't drink coffee”)。でも、注文する「コーヒー1杯」の意味では可算になります(“Two coffees, please”)。日本語の「コーヒー2つ」につられて “two coffee” としないように、-s をつけましょう。また、飲み物全般について言うときは冠詞をつけません:“I like coffee”。
paper も、素材としての「紙」は不可算です(“I need some paper for the printer”)。でも、「書類」「論文」「試験問題」の意味では可算になります(“Please sign this paper.” “She wrote a paper on climate change.”)。日本語でも「紙」と「書類1枚」「論文1本」は別のものとして考えますね。
ですから、名詞を一度に分類してしまうのではなく、「この文ではどんな意味か」を考えましょう。このレッスンの練習問題ははっきりした例が中心です。基本がわかれば、coffee や paper のような単語も文脈から理解しやすくなります。
りんごは数えられるので、「いくつ」は how many です。how much は不可算名詞にだけ使います。
アドバイスがいくつあっても、advice は不可算名詞です。“advices” とは言いません。
information には a/an がつきません。some information または a piece of information と言います。
荷物がいくつあっても luggage は不可算名詞です(アメリカ英語や空港では baggage もよく使いますが、これも不可算)。数えるなら two suitcases、two bags、two pieces of luggage と言います。
宿題がいくつあっても、homework は不可算名詞なので -s はつけません。
日本語では家具を「何点」と数えられますが、furniture は不可算名詞です。many ではなく much または a lot of を使います。
「パン1個」につられやすい間違いです。bread は不可算名詞なので、some bread、a piece of bread、または a roll と言います。
news は -s で終わっていても不可算名詞で、動詞は単数で受けます。
日本語には冠詞も複数形もなく、「ノートパソコンを持っています」「カップを何個か持ってきて」と名詞の形は変わりません
英語の可算名詞は、1つなら a/an、2つ以上なら -s が必要です:“I have a laptop.”、“Can you bring some plates and a few cups?”。“I have laptop.” や “a few cup” は誤りです。逆に、a/an を覚えたあとに複数形の前にまでつけてしまう “a plates” にも注意しましょう。a/an は単数の可算名詞だけにつきます。
「たくさんの」「どのくらい」「多すぎる」は、りんごにも時間にも使えます
英語では2つの言葉を使い分けます。可算名詞の複数形には many(how many apples、many guests)、不可算名詞には much(how much time、much traffic)です。決め手は英語の名詞で、日本語ではありません。日本語の「何個・何人」は many、「どのくらい・いくら」は much と考えると覚えやすいです。a lot of は両方に使えます。
「アドバイス」「インフォメーション」「ニュース」「家具」「宿題」「荷物」は、日本語では1つ、2つと数えたり「たくさん」と言ったりできます
英語では、これらに当たる advice、information、news、furniture、homework、luggage はすべて不可算名詞です。-s はつけず、動詞も単数で受けます:“The news is good.”。学校で習った「複数は -s」を当てはめて advices、informations、homeworks、luggages としないようにしましょう。hair も「髪全体」の意味では不可算です(“Her hair is long.”)。日本語の「髪の毛1本」にあたる意味でだけ a hair と言います(“There's a hair in my soup.”)。
日本語の助数詞:紙1枚、ご飯1杯、水1杯、食パン1斤
日本語では、量で考えるものに単位の言葉をつけて数えます。英語の a piece of、a bowl of、a glass of、a loaf of はまさにこの働きです:a piece of advice、a bowl of rice、a glass of water、a loaf of bread。2つなら two pieces of advice のように単位のほうを複数にします。「アドバイスを1つしましょう」は “Let me give you a piece of advice” または “Let me give you some advice” です。
💡 「何個・何人」なら many、「どのくらい・いくら」なら much。迷ったら a lot of はどちらにも使えます。
💡 information、advice、feedback、furniture、homework、news、luggage、traffic、hair(髪全体)、bread は不可算名詞です。-s も a/an もつけません。
💡 「アドバイス1つ」は a piece of advice、「食パン1斤」は a loaf of bread。日本語の助数詞と同じように考えましょう。
"Hi, can I get a small coffee and a muffin, please?"
"Sure. Do you want some milk with that?"
"Just a little, thanks. Oh, and could I get a napkin?"
"Of course — here are some napkins and your receipt."
練習問題 1 · 不可算名詞を選びましょう
Which word is the uncountable noun in this sentence? "We bought some new furniture for the office."
練習問題 2 · 正しい冠詞を選びましょう
Choose the correct article: "___ egg fell off the counter."
練習問題 3 · より自然な言い方を選びましょう
Which is the more natural offer?
練習問題 4 · 正しい形を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 5 · 正しい形を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 6 · 正しい文を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 7 · 正しい文を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 8 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 9 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 10 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 11 · 文を完成させましょう
Complete with a or an: "I saw ___ interesting movie last night."
練習問題 12 · 文を完成させましょう
Complete with much or many: "There isn't ___ traffic this morning." (one word)
練習問題 13 · 表現を完成させましょう
Complete the phrase for one unit of information: "Here's an important ___ of information." (one word)
練習問題 14 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "He asked me for an information about the schedule."
練習問題 15 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "We don't have much oranges left."
練習問題 16 · 実際の場面
You're planning a party and texting a friend. Which message is correct?
練習問題 17 · よくある間違い:「荷物が多くない」
Japanese: "荷物はあまり多くありません。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Complete the sentence with one word: "How ___ suitcases do you have?"
名詞の所有格 's(Possessive Nouns)
「兄の車」は my brother's car。日本語の「の」と同じ語順で使える 's ですが、workers' と worker's の違い、children's、its と it's には注意が必要です。
複合名詞(Compound Nouns)
歯ブラシは toothbrush、バス停は bus stop。語順は日本語と同じですが、「の」は入れません。1語・2語・ハイフンの書き分けや和製英語の注意点も解説します。
名詞の単数形と複数形
日本語にはない名詞の複数形。two dogs の -s、-es がつく語、city → cities、leaf → leaves、children や people などの不規則な形をまとめて練習します。
名詞の種類(Types of Nouns)
普通名詞と固有名詞、具象名詞と抽象名詞。大文字で書く単語(Monday、English、Tokyo)と、Honesty に the を付けない理由がわかります。