他動詞型と自動詞型の句動詞

B1 · 中級句動詞

Turn off the lights(目的語が必要)と The car broke down(目的語なし)。1つの意味で使うとき、ほとんどの句動詞はどちらか一方の型に決まっています。

このレッスンで学ぶこと

  • 他動詞型の句動詞は、目的語がないと文が完成しない:turn off the lights、pick up the phone
  • 自動詞型の句動詞は目的語をとらない:the car broke down、she showed up late
  • 分離できるかどうかとは別の問題。自動詞型には、動詞と副詞の間に入れる目的語がそもそもない
  • 両方の型で使える句動詞もある:wake up(I woke up)と wake someone up。日本語の「起きる」と「起こす」の関係

その句動詞に目的語は必要?

ふつうの動詞と同じように、句動詞にも他動詞(文を完成させるのに目的語が必要)と自動詞(目的語なしで文が完成する)があります。これは、動詞と副詞を分けられるかどうか(分離可能かどうか)とは関係ありません。

日本語の「〜を」が考えるヒントになります。「用紙を記入する」(fill out、イギリス英語では fill in も)、「人を迎えに行く」(pick up)、「靴をはく」(put on)には「〜を」がありますが、「(人が)来る・現れる」(show up)、「夜ふかしする」(stay up)、アラームが「鳴る」(go off)にはありません。「何を?」「誰を?」と聞いて答えがなければ、たいてい自動詞型です。ただし例外もあるので、迷ったら辞書で確認しましょう。

"他動詞:Turn off the lights.(the lights が必要)"
"自動詞:The car broke down.(目的語なしで完結)"

自動詞型の句動詞は目的語をとらない

自動詞型の句動詞は、主語が何をするか、主語に何が起こるかを表すので、後ろに目的語は来ません。目的語を足すと、文は間違いになります。また、目的語がないので受動態にもできません。「車が故障した」を “My car was broken down” とせず、“My car broke down” と言います。(break down には「〜を細かく分ける」という他動詞の使い方もあります。大切なのは、その文での意味です。)

場所に注意しましょう。日本語では「パーティーに来た」と「に」で場所を言いますが、英語の show up の後で場所を言うときは前置詞が必要で、ふつうは at です:“He showed up at the party.”(アメリカのくだけた英語では show up to the party も聞かれます。)前置詞がないと the party が目的語のように見えてしまいますが、show up は目的語をとりません。また「〜に着く」の「に」を to にして “arrive to” とはせず、arrive at the party、arrive in London と言います。

"She showed up an hour late.(She showed the party up とは言わない)"
"The alarm went off at 6 a.m.(The alarm went the building off とは言わない)"

1つの句動詞で2つの型

他動詞型と自動詞型の両方で使え、意味も近い句動詞があります。他動詞型は「人やものに〜させる」という意味になることがよくあります。

これは日本語の自動詞・他動詞のペアとよく似ています。「起きる」と「起こす」、「終わる」と「終える」です。違うのは、日本語では「起きる/起こす」と形が変わるのに対し、英語の wake up は形が同じで、目的語があるかないかだけが違う点です。“I woke up at 7.” は「7時に起きた」、“The noise woke me up.” は「物音で起こされた(物音が私を起こした)」です。一方、英語でもペアに別の句動詞を使うものがあります。「電気が消えた」は The lights went off、「電気を消して」は Turn off the lights です。「値段が上がる」は go up(自動詞)なので、「値段を上げる」に go up は使えません。

"I woke up at 7.(自動詞)/ The noise woke me up.(他動詞)"
"The meeting wrapped up early.(自動詞)/ Let's wrap up the meeting early.(他動詞)"

実際の英語

"My laptop keeps breaking down at the worst moments."
"Could you turn off the TV when you leave the room?"
"Everyone showed up right on time for once."
"Please fill out this form before your appointment."

注意

✗The alarm went the whole building off.
✓The alarm went off. (The whole building could hear it.)

go off(アラームや目覚ましが鳴る)は、日本語の「鳴る」と同じく自動詞で、目的語をとりません。

✗My car was broken down on the highway.
✓My car broke down on the highway.

break down(故障する)は自動詞型なので受動態にはできません。「故障した」は broke down です。

✗Please turn off before you leave.
✓Please turn off the lights before you leave.

「出かける前に消してね」の直訳です。turn off はここでは他動詞型なので、何を消すのかを言うか、it を使います(turn it off)。

✗He showed up the party late.
✓He showed up at the party late.

show up(来る、現れる)は目的語をとりません。「パーティーに」の場所には前置詞 at が必要です。

✗The company has gone up the prices.
✓The company has put up the prices.

go up は「上がる」(自動詞)で、「上げる」には使えません。「値段を上げる」は put up the prices(主にイギリス英語)または raise the prices です。

日本語と比べてみよう

日本語には「起きる/起こす」「消える/消す」「終わる/終える」「上がる/上げる」のような自動詞・他動詞のペアがあります

この感覚は英語でもそのまま役立ちます。ただ英語では、同じ句動詞のまま目的語の有無だけで区別するもの(wake up:“I woke up” / “The noise woke me up”、wrap up:“The meeting wrapped up early” / “Let's wrap up the meeting”)と、別の句動詞を使うもの(go off / turn off、go up / put up)があります。“Someone has gone up the prices” は「上がる」を「上げる」の意味で使ってしまった形です。

日本語では「出かける前に消してね」「予約の前に記入しておいて」のように、目的語を言わないことがよくあります

英語の他動詞型の句動詞は、目に見える目的語が必要です。代名詞の it だけでもかまいません:“Please turn off the lights before you leave” または “Please turn it off before you leave”。“Please turn off before you leave” は不完全です。代名詞のときは動詞と副詞の間に入れて、turn it off とします(turn off it ではありません)。

「パーティーに来た」「駅に着いた」の「に」

show up の後に場所を言うときは前置詞が必要です:“He showed up at the party”(at がいちばん安全で、アメリカのくだけた英語では to も聞かれます)。“showed up the party” は間違いです。arrive の場合も「に」を to にせず、arrive at the party、arrive in Tokyo と言います。

「車が故障している」「アラームが鳴った」のような、状態や出来事を表す日本語

自動詞型の句動詞は目的語がないので、受動態にはできません。「故障した」は “My car broke down”、「アラームが鳴った」は “The alarm went off” です。“was broken down” や “was gone off” とはしません(今こわれている状態を言うなら “My car is broken.” は自然です)。

💡 「何を?」「誰を?」に答えがあるか考えましょう。答えがなければ(来る、夜ふかしする)、たいてい自動詞型です。

💡 日本語では目的語を省けても、英語の他動詞型には目的語が必要です:turn it off、pick it up。

💡 自動詞型の句動詞は受動態にしません:My car broke down(was broken down ではない)。

実際の場面:トラブルを解決する

"My car broke down again this morning."

"That's the third time this month! Did you turn it off and try restarting it?"

"Yeah, nothing worked. I had to call a mechanic to pick it up."

"Ugh, that's so frustrating. Hopefully he can sort out the problem quickly."

練習

練習問題 1 · 正しい答えを選びましょう

'Break down' (stop working, about a machine) is:

練習問題 2 · 正しい語を選びましょう

My car broke ___ on the highway this morning.

練習問題 3 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence with 'turn off' (transitive).

練習問題 4 · 正しい語を選びましょう

What time does the meeting usually wrap ___ ?

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Which sentence is correct? ('show up' is intransitive, meaning 'arrive')

練習問題 6 · 正しい語を選びましょう

Can you turn ___ the TV? I'm trying to sleep.

練習問題 7 · 正しい語を選びましょう

The plane finally took ___ after the long delay.

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete: The negotiations finally broke ___ after months of talks. (ended without success — one word)

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Complete: Please fill ___ this application form. (needs an object — one word)

練習問題 11 · 句動詞をグループに分けましょう

break down
turn off
show up
fill out
stay up
pick up
go off (alarm)
put on

0 / 8 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:「故障した」を受動態にする

Japanese: "今朝、高速道路で車が故障しました。" Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Which sentence is correct? ('turn up' meaning 'arrive', intransitive)

学んだこと

  • 他動詞型の句動詞には目的語が必要です:turn off the lights、または turn it off。
  • 自動詞型の句動詞は目的語をとりません:the car broke down。場所には前置詞を使います:showed up at the party。
  • 自動詞型の句動詞は受動態にできません:My car broke down。
  • 他動詞・自動詞の区別は、分離できるかどうかとは別の問題です。
  • 両方の型で使えるものもあります:wake up(起きる)と wake someone up(起こす)は同じ形です。
このカテゴリーのレッスンをすべて見る