句動詞の中には、もう1つ小さな語がついて3語でひとまとまりになるものがあります。日本語では「我慢する」「楽しみにする」のように、動詞1つで言うことが多い表現です。
このレッスンで学ぶこと
ほとんどの句動詞は、動詞 + 小さな語の2語です(give up、turn off)。でも中には、決まった前置詞がもう1つついて、動詞 + 小さな語 + 前置詞の3語でできた句動詞(phrasal-prepositional verb)になるものがあります。
日本語には、このような3語のセットはありません。英語で3語を使うところを、日本語ではたいてい動詞1つか決まった言い方で表します。「我慢する」(put up with)、「楽しみにする」(look forward to)、「(悪いことをして)ばれずに済む」(get away with)、「切らす」(run out of)、「遅れを取り戻す」(catch up with)、「見下す」(look down on)。そのため、英語でも1語や2語で済ませたくなります。3語をひとまとまりの単語として覚えましょう。「見下す」と look down on のように、日本語と似たイメージのものは覚えやすい手がかりになります。
「我慢する」を辞書で引いて endure を使うと硬く大げさに聞こえ、be patient はそのまま目的語をとれません。「もうこの騒音には我慢できない」は “I can't put up with this noise anymore.”(または “I can't stand this noise.”)と言います。
2語の句動詞には、分けられるもの(turn it off)と分けられないものがあります。でも3語の句動詞はいつもひとまとまりで、目的語が名詞でも代名詞でも、3語全体のあとに置きます。(take your anger out on someone や take someone up on an offer のように、動詞のすぐあとにもう1つ目的語が入るものも少しあります。これは決まった形として覚えましょう。その場合でも、小さな語と前置詞は離れません。)
3語が離れないので、疑問文や関係詞節では、前置詞が文の最後に残ります。日本語は「〜と」「〜に」のような助詞を名詞のあとにつけるので、英文の最後に with だけがぽつんと残ると落ち着かないかもしれません。でも英語ではこれが自然な形です。「我慢できないこと」→ something I can't put up with、「何を我慢しなければならないの?」→ What do you have to put up with? with を前に移動させたり、省いたりしないようにしましょう。
句動詞の小さな語は前置詞とまったく同じ見た目のことが多いですが、働きは違います。“look after the kids” の after は、“after lunch”(昼食のあと)のような「〜のあと」ではありません。動詞と一体になった部分で、全体で「(子どもの)世話をする」という意味です。どちらの役割かは、文脈と意味から判断します。
そのため、1語ずつ訳してもうまくいきません。look after は「あとで見る」ではなく「世話をする」、come up with は「上に来る」ではなく「(考えを)思いつく、考え出す」です。いつも3語全体で意味をとらえましょう。
3語の句動詞は本物の前置詞で終わるので、後ろに動詞を続けるときは -ing 形にします。前置詞 + -ing のレッスンで学ぶルールと同じです。
いちばん有名なのが look forward to です。「お会いできるのを楽しみにしています」はメールでもよく使いますが、学校で「to + 動詞の原形 = 不定詞」と覚えていると、つい “to see you” と書いてしまいます。でも look forward to の to は不定詞の to ではなく、in、at、about と同じ前置詞です。後ろには名詞か -ing 形が来ます。“I'm looking forward to seeing you.” 見分け方は、to のあとに “the concert” のような名詞を置けるかどうかです。置けるなら to は前置詞なので、動詞は -ing 形になります。また、前置詞はいつも to で、wait for(〜を待つ)につられて for にしないよう注意しましょう。
この to は不定詞ではなく前置詞です。後ろの動詞は -ing 形にします。
look forward はいつも to とセットです。「待つ」の wait for につられて for にしないようにしましょう。
3語は離さず、目的語は3語全体のあとに置きます。
put up with は3語そろって「我慢する」という意味です。日本語では1語なので、up を落としやすいので注意しましょう。
「牛乳を切らした」は run out of + 足りない物です。of がないと文になりません。
「我慢する」を be patient で訳すと、後ろに目的語を続けられません。騒音や態度などに「我慢できない」は put up with(または stand)です。
日本語では「この騒音には我慢できない」「牛乳を切らした」「いいアイデアを思いついた」のように、動詞1つで言えます
英語では3語すべてが必要です。“I can't put up with this noise.” “We've run out of milk.” “She came up with a great idea.” 1つでも抜けると(“put with”、“run out milk”)間違いになります。3語をいつもセットで口に出して覚えましょう。
日本語では助詞が名詞のあとにつき、「我慢できないこと」のように説明が名詞の前に来ます
英語では、3語の句動詞は文の最後に来てもまとまったままです。“What do you have to put up with?” “It's something I can't put up with.” 前置詞で文が終わるのは間違いではなく、自然な英語です。やってはいけないのは、3語を分けること(“put this noise up with”)です。
「〜するのを楽しみにしています」と、学校英語の「to + 動詞の原形」
look forward to の to は前置詞なので、後ろは名詞か -ing 形です。“I'm looking forward to seeing you.” “I'm looking forward to the concert.” “to see you” は間違いです。ほかの3語の句動詞も同じです:“How did you put up with waiting so long?”
💡 「我慢する」は put up with(または stand)。3語セットで覚えましょう。
💡 3語の句動詞は分けません。目的語は全体のあとに置きます。
💡 look forward to のあとは名詞か -ing 形。to のあとに名詞が置けるなら、動詞は -ing です。
💡 英語では、前置詞が文の最後に残っても大丈夫です:something I can't put up with。
"How do you put up with such a long commute?"
"Honestly, I just look forward to the podcast I listen to on the way."
"That makes sense. I always fall behind on emails when I'm stuck in traffic."
"Same — I spend the whole weekend trying to catch up with everything."
練習問題 1 · 正しい答えを選びましょう
'Put up with' (meaning tolerate) is followed by:
練習問題 2 · 正しい語を選びましょう
I don't know how she puts ___ all that noise every day.
練習問題 3 · 正しい語を選びましょう
We're really looking forward ___ the concert.
練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう
How many words make up a phrasal-prepositional verb like 'look forward to'?
練習問題 5 · 正しい答えを選びましょう
In 'look after the kids', 'after' is functioning as:
練習問題 6 · 3語の句動詞を選びましょう
Which of these is a phrasal-prepositional (three-word) verb?
練習問題 7 · 正しい語を選びましょう
I can't believe he got ___ with cheating on the test.
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Fill in the missing word(s): She came ___ with a great idea. (invented)
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Fill in the missing word: I'm really looking forward ___ the weekend.
練習問題 11 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 12 · よくある間違い:「楽しみにしています」で to のあとを原形にする
Japanese: "お会いできるのを楽しみにしています。" Which English sentence is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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Which of these three-word combinations is a phrasal-prepositional verb?
他動詞型と自動詞型の句動詞
Turn off the lights は目的語が必要、The car broke down は目的語なし。日本語の「消す/消える」の感覚を生かして、句動詞の他動詞・自動詞を見分けましょう。
句動詞の副詞(パーティクル)と意味
句動詞の up は「〜しきる」、out は「突き止める」「なくなる」、on は「〜し続ける」。日本語の複合動詞と比べると、パターンがぐっとつかみやすくなります。
場面別の句動詞(Phrasal Verbs)
get up, hang up, check in, hand in など、日常でよく使う句動詞を朝の習慣・電話・旅行・勉強と仕事の場面別に整理し、postpone などの硬い1語動詞との違いも学びます。
分離できる句動詞・できない句動詞
turn the light off と look after the kids。句動詞の目的語の位置と、代名詞なら必ず間に入れるルール(turn it off)を、熟語の丸暗記の落とし穴とあわせて確認します。