ネイティブは日常会話で get up, call back, hand in と言います。単語帳で覚えた submit, investigate, postpone も正しい英語ですが、話し言葉では硬く聞こえることがよくあります。
このレッスンで学ぶこと
句動詞を1つずつばらばらに覚えるより、使う場面ごとにまとめて覚えましょう。ネイティブもそのように使っています。朝のこと、電話、旅行、宿題の話になると、いくつかの句動詞がセットで出てきます。
日本語には句動詞がなく、「提出する」「調べる」「延期する」のように1つの動詞で表します。そのため、単語帳で覚えた submit, investigate, postpone のような1語の動詞を選びがちです。それぞれのグループを「この場面ではこう言う」というセットで覚えるのがおすすめです。
目が覚めてから家を出るまでの、1日の始まりの動作を表す句動詞です。
日本語の「起きる」には2つの意味がある点に注意しましょう。wake up は「目が覚める」、get up は「ベッドから起き上がる」です。“I woke up at six but didn't get up until seven.” は「6時に目が覚めたけれど、7時まで起き上がらなかった」という意味です。また、「着る」も2つに分かれます。服を身に着ける動作は put on、着ている状態は wear です。「急いでコートを着た」は “He put on his coat quickly” で、wore ではありません。
この4つがあれば、ほとんどの電話の流れを説明できます:hold on(切らずに待つ、「少々お待ちください」)、pick up(電話に出る)、call back(かけ直す、折り返す)、hang up(電話を切る)。
「電話を切る」を “cut the phone” と直訳しないようにしましょう。正しくは hang up です。「折り返し電話します」は call back で、代名詞は間に入れます:“I'll call you back”(“I'll call back you” ではありません)。“I'll call you again” も間違いではありませんが、「もう一度かける」という意味で、相手からの電話に折り返すときは call back が自然です。
出発から離陸まで、旅行で使う句動詞です:set off(出発する)、check in(チェックインする、搭乗手続きをする)、take off(離陸する)、get on / get off(乗る/降りる)。check in と take off は、カタカナの「チェックイン」「テイクオフ」と同じ意味なので覚えやすいでしょう。
注意したいのは「乗る・降りる」です。日本語ではどの乗り物にも「乗る」「降りる」を使いますが、英語では乗り物によって変わります。バス、電車、飛行機、自転車は get on / get off、車やタクシーのように身をかがめて乗るものは get in / get out of です。“get off the car” や “get down from the bus” とは言いません。
宿題やレポート、職場や教室での日常の作業に使うグループです:hand in(提出する)、look up(辞書やネットで調べる)、write down(書き留める、メモする)、cross out(線を引いて消す)。
「宿題を提出する」は submit でも間違いではありませんが、学校の日常会話では hand in your homework がふつうです。「辞書で単語を調べる」は look up a word で、search や investigate は使いません(look for は鍵や仕事など、なくしたもの・ほしいものを「探す」です)。「メモする」の「メモ」は和製英語的な使い方で、英語では write down(または make a note of)と言います(write up は報告書などを「まとめて書き上げる」という別の意味です)。また、check in は空港やホテルの手続きなので、宿題には使いません。
多くの句動詞には、ラテン語系の1語の同義語があります:put off / postpone, look into / investigate, find out / discover, get back / return。受験英語ではこうした1語の動詞をよく覚えますが、日常会話では句動詞が自然でふつうの言い方で、1語の動詞は硬い、事務的な、書き言葉的な響きになります。報告書やニュース記事にはぴったりでも、ふつうの会話では堅苦しく聞こえます。
白か黒かではありません。仕事のメールでは “postpone the meeting” はごく自然です。でも友だちとの会話なら、put off(または push back)のほうが自然です。また、「週末、猫を預かってくれる?」は look after my cat(または take care of)です。keep my cat も一部の地域では使われますが、「(ずっと)飼う」の意味にも取れるので、look after が無難です。attend to は「(客や問題に)対応する」という硬い表現なので、ペットの世話には使いません。
「電話を切る」の直訳です。電話を終えるのは hang up です。
代名詞(you, him, her, it)は call と back の間に入れます。
「コートを着た」が身に着ける動作なら put on です。wear は「着ている」状態を表します。
postpone は間違いではありませんが、友だちとのお茶の予定には硬すぎます。put off や push back のほうが日常会話に合います。
check in は空港やホテルの手続きです。宿題を「提出する」は hand in です。
バス、電車、飛行機から「降りる」は get off です。down は使いません。
ペットや子どもを一時的に「預かる」「世話をする」は look after(または take care of)です。keep my cat は「(ずっと)飼う」の意味にも取れるので、look after が無難です。
日本語の「起きる」は「目が覚める」と「起き上がる」の両方を、「着る」は「着る動作」と「着ている状態」の両方を表します。
英語ではそれぞれ別の言い方です。wake up=目が覚める、get up=ベッドから出る:“I woke up at six but didn't get up until seven.” put on=身に着ける動作、wear=着ている状態:“He put on his coat quickly.” “She is wearing a red coat.”
「提出する」「調査する」「延期する」「発見する」のような漢語の動詞は、単語帳で submit, investigate, postpone, discover と対応させて覚えることが多いです。
これらの英単語は正しいですが、会話では硬く聞こえます。友だちとの会話なら “Can we put off the meeting?”、“I'll look into it”、“I found out yesterday”、“When did you get back?” が自然です。1語の動詞は、報告書、正式なメール、記事のために取っておきましょう。
日本語では「バスに乗る」「タクシーを降りる」のように、どの乗り物にも「乗る」「降りる」を使います。
英語では乗り物によって変わります。バス、電車、飛行機、自転車は “get on the bus”、“get off the train”。車やタクシーは “get in the car”、“get out of the taxi”。“get down from the bus” や “get off the car” は不自然です。
「電話を切る」「折り返す」を直訳すると、cut や again を使いたくなります。
「電話を切る」は hang up:“He hung up without saying goodbye.” 「折り返し電話する」は call back で、代名詞は間に入れます:“I'll call you back after lunch.” 「出る」は pick up、「切らずに待つ」は hold on です。
💡 単語帳で覚えた硬い動詞(submit, investigate, postpone)は、会話では句動詞(hand in, look into, put off)に置き換えてみましょう。
💡 「起きる」は wake up(目が覚める)と get up(起き上がる)、「着る」は put on(動作)と wear(状態)を使い分けます。
💡 バス・電車から乗る/降りる= get on / get off、車から= get in / get out of。
💡 「電話を切る」= hang up、「折り返す」= call you back、「調べる」= look up、「メモする」= write down。
"What time do you usually get up?"
"Around six thirty — I like to get dressed and go out for a run before work."
"Wow, early! I can barely hang up the phone and get out the door by eight."
"Ha! Well, tomorrow I have to check in for a flight at five, so it'll be even earlier."
練習問題 1 · 正しい句動詞を選びましょう
Which phrasal verb fits a daily-routine story? 'I usually ___ at 7 and have breakfast.'
練習問題 2 · 正しい句動詞を選びましょう
On the phone: 'Sorry, I have to go — I'll ___ you later.'
練習問題 3 · 正しい句動詞を選びましょう
At the airport: 'We need to ___ two hours before the flight.'
練習問題 4 · 正しい句動詞を選びましょう
At school or work: 'Please ___ your homework by Friday.'
練習問題 5 · 正しい同義語を選びましょう
Which one-word verb is the more FORMAL match for 'put off'?
練習問題 6 · 正しい同義語を選びましょう
Which one-word verb is the more FORMAL match for 'look into'?
練習問題 7 · いちばん自然な文を選びましょう
Choose the sentence that sounds natural in everyday spoken English.
練習問題 8 · 正しい句動詞を選びましょう
On the phone: 'Can you ___ a second? I need to find a pen.'
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Fill in the travel phrasal verb: The plane will ___ off in ten minutes. (leave the ground)
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Fill in the study phrasal verb: If you don't know a word, ___ it up in a dictionary. (search for information)
練習問題 11 · 句動詞をグループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある落とし穴:「電話を切る」の直訳
Japanese: "彼は何も言わずに電話を切った。" Which English translation is correct?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which group does 'set off' (start a journey) belong to?
句動詞の副詞(パーティクル)と意味
句動詞の up は「〜しきる」、out は「突き止める」「なくなる」、on は「〜し続ける」。日本語の複合動詞と比べると、パターンがぐっとつかみやすくなります。
他動詞型と自動詞型の句動詞
Turn off the lights は目的語が必要、The car broke down は目的語なし。日本語の「消す/消える」の感覚を生かして、句動詞の他動詞・自動詞を見分けましょう。
句動詞の文法(3語の句動詞)
put up with、look forward to、get away with など3語の句動詞のしくみ。目的語の位置、文末に残る前置詞、「楽しみにしています」が to seeing になる理由を解説します。
分離できる句動詞・できない句動詞
turn the light off と look after the kids。句動詞の目的語の位置と、代名詞なら必ず間に入れるルール(turn it off)を、熟語の丸暗記の落とし穴とあわせて確認します。