句動詞の副詞(パーティクル)と意味

B1 · 中級句動詞

eat up、find out、carry on。同じ副詞(パーティクル)は、いろいろな句動詞で似た意味を加えます。パターンがわかれば、初めての句動詞も推測しやすくなります。

このレッスンで学ぶこと

  • up はよく「すっかり・最後まで」を表す:eat up、use up、finish up、clean up(「食べきる」「使いきる」の「〜きる」)
  • out はよく「見つけ出す・解決する」を表す:find out、figure out、work out、sort out
  • out は「消える・尽きる」も表す:die out、burn out、run out
  • on はよく「続ける」を表す:carry on、go on、keep on(「〜し続ける」)
  • 日本語では動詞1つで言える場合でも、英語では副詞を省けない理由

副詞はなんとなくついているわけではない

もちろん、句動詞は最終的には1つずつ覚える必要があります。でも、多くの副詞(パーティクル)は、何十もの動詞で似た意味を加えています。このパターンに気づくと、新しい句動詞の意味を推測したり、覚えたりするのがずっと楽になります。なお、ここで言う「パーティクル」は、日本語文法の「助詞」(は・が・を)のことではありません。eat up の up、find out の out のように、動詞の後ろにつく小さな副詞のことです。

実は日本語にも、よく似たしくみがあります。「食べきる」「使いきる」の「〜きる」、「見つけ出す」の「〜出す」、「歩き続ける」の「〜続ける」のように、2つ目の動詞が「最後まで」「見つける」「続ける」という意味を加える複合動詞です。英語の副詞は、この「後半の動詞」の役割をしていると考えるとわかりやすいでしょう。up = すっかり、out = 突き止める・なくなる、on = 続ける、です。up を「上へ」、out を「外へ」と場所の意味だけで考えないようにしましょう。

"up = 完了:eat up, use up, clean up, finish up"
"out = 発見:find out, figure out, work out"

up:すっかり〜する

多くの動詞で、up は「一部だけでなく、最後まで・すっかり」することを表します。(up にはもちろん「上へ」や、turn up the music のように「(音量などを)上げる」という意味もあります。)

日本語の「〜きる」「〜干す」「全部〜する」にあたります:「野菜を全部食べなさい」→ “Eat up your vegetables”、「ペンキを使いきった」→ “We used up all the paint”。「部屋を片付ける」は clean up(または tidy up)your room です。out と混同しないようにしましょう。eat out は「外食する」という意味で、「完食する」は eat up です。

"Eat up your vegetables. (全部食べきる)"
"We used up all the paint. (もう残っていない)"
"Clean up your room. (すっかり片付ける)"

out:見つけ出す・解決する、または消える・尽きる

out にはよく使う意味が2つあります。1つは何かを見つけ出したり解決したりすること(find out、figure out、sort out、work out)、もう1つは消える・止まる・尽きること(die out、burn out、run out)です。

日本語では別々の動詞になります:find out = 突き止める・知る、figure out / work out = わかる・解決策を見つける、sort out = 片をつける・解決する、die out = 消えていく・絶える、run out = 切れる・なくなる。カタカナの「ワークアウト」は「運動」の意味ですが、work out には「(答えや方法を)考え出す」という意味もあります。そして、副詞を省かないようにしましょう。「何があったのか突き止めないと」は “I need to find out what happened” で、“I need to find what happened” ではありません(find だけだと、探していた物を「見つける」という意味になります)。

run out には2つの形があります。The coffee has run out.(コーヒーが切れた)と、人を主語にした We've run out of coffee.(コーヒーを切らしている)です。人が主語のときは、なくなった物の前に必ず of を入れます。

"I need to find out what happened."
"The old custom eventually died out."
"We've run out of coffee."

on:続ける

on はよく、動作が続くことを表します。特に、困難があっても、または中断の後に続ける場合によく使います。

日本語の「〜し続ける」「そのまま続ける」にあたります:carry on = 続ける、go on = 続ける・先へ進む、keep on trying = 挑戦し続ける。continue でももちろん言えますが、会話では carry on や go on もとてもよく使われます。相手に話の続きを促すときは “Go on!”(それで?続けて!)と言います。

"Please carry on with your work."
"Despite the rain, the match went on."
"Keep on trying — you're close."

実際の英語

"Finish up your coffee — we need to leave soon."
"It took hours, but they finally figured out the puzzle."
"The old factory eventually burned out and closed down."
"Even after the setback, she carried on with the project."

注意

✗Eat out your vegetables before dessert.
✓Eat up your vegetables before dessert.

「すっかり・全部」の意味は out ではなく up です。eat out は「外食する」です。

✗I need to find what happened.
✓I need to find out what happened.

「何があったのか突き止める・知る」は find out です。find だけだと、鍵などの探していた物を「見つける」という意味になります。

✗I need to find in what happened.
✓I need to find out what happened.

副詞を当てずっぽうで選ばないようにしましょう。「突き止める・見つけ出す」は out です(「見つけ出す」の「出す」と同じ感覚です)。

✗Please carry up with your work.
✓Please carry on with your work.

「続ける」の意味を加えるのは on です。「〜し続ける」の「続ける」にあたるのが on だと覚えましょう。

✗We've run out coffee.
✓We've run out of coffee.

「コーヒーを切らしている」のように人が主語のときは、なくなった物の前に of が必要です。

日本語と比べてみよう

日本語の複合動詞は、2つ目の動詞で意味を加えます:「食べきる」「使いきる」「見つけ出す」「歩き続ける」

英語の副詞は、この2つ目の動詞とよく似た働きをします。「〜きる」なら up(“Drink up your water before we leave”、“We used up all the paint”)、「〜出す・突き止める」なら out(find out)、「〜続ける」なら on(carry on、keep on)。すべての動詞に当てはまるルールではありませんが、意味を推測する大きな手がかりになります。

学校英語やカタカナでは、up は「上へ」、out は「外へ」や野球の「アウト」というイメージが強いです

句動詞の副詞は、場所や方向を表さないことがよくあります。find out は「外で見つける」ではなく「突き止める」、die out は「外で死ぬ」ではなく「消えていく」です。eat out(外食する)と eat up(完食する)はまったく別の意味です。副詞を当てずっぽうで選ばず(“find in” など)、それぞれが加える意味で覚えましょう。

日本語では「突き止める」「わかる」「片付ける」「切らす」のように、動詞1つで言えます

そのため、英語でも副詞を落としがちです。でも “find what happened”(find だけだと探し物を「見つける」)や “We've run out coffee” は、言いたいことが正しく伝わりません。自然な英語では “find out what happened”、“work out how it works”、“clean up your room”、“We've run out of coffee” と言います。

💡 日本語で「〜きる」「全部〜する」と言いたいなら up:eat up、drink up、use up。

💡 out は「突き止める・解決する」(find out)や「尽きる・消える」(run out、die out)、on は「〜し続ける」(carry on)。

💡 副詞を省かないようにしましょう:find out what happened であって、find what happened ではありません。

💡 eat up = 完食する、eat out = 外食する。

実際の場面:なぞを解く

"Did you ever find out who sent that anonymous message?"

"Not yet — I'm still trying to figure it out."

"Let me know if you sort it out. It's such a strange situation."

"I will — I'm not giving up until I work out what's really going on."

練習

練習問題 1 · 正しい意味を選びましょう

In 'eat up', 'finish up', and 'use up', the particle 'up' usually suggests:

練習問題 2 · 正しい意味を選びましょう

In 'find out', 'figure out', and 'work out', the particle 'out' usually suggests:

練習問題 3 · 正しい副詞を選びましょう

Which particle usually suggests stopping or disappearance, as in 'die out' and 'burn out'?

練習問題 4 · 正しい意味を選びましょう

In 'carry on' and 'go on', the particle 'on' usually suggests:

練習問題 5 · 正しい副詞を選びましょう

Please finish ___ your homework before dinner. (complete it fully)

練習問題 6 · 正しい副詞を選びましょう

It took a while, but we finally figured ___ the problem. (solved it)

練習問題 7 · 正しい副詞を選びましょう

Please carry ___ with what you were saying. (continue)

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence, using the completion sense of 'up'.

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Fill in the particle that suggests completion: We need to clean ___ the kitchen before guests arrive.

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Fill in the particle that suggests discovering or solving something: I need to sort ___ what happened.

練習問題 11 · 句動詞をグループに分けましょう

eat up
use up
find out
sort out
clean up
figure out
finish up
work out

0 / 8 分類済み

練習問題 12 · よくある間違い:副詞を落としてしまう

Japanese: "何があったのか突き止めないといけません。" Which English translation is correct and natural?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

The tradition slowly died ___ over the generations. (disappeared)

学んだこと

  • up はよく「すっかり・最後まで」を表します:eat up、use up、finish up、clean up(日本語の「〜きる」)。
  • out はよく「突き止める・解決する」(find out、figure out)や「消える・尽きる」(die out、run out)を表します。
  • on はよく「続ける」を表します:carry on、go on、keep on(日本語の「〜し続ける」)。
  • 副詞は方向だけを表すものではありません。場所として訳さず、加える意味で覚えましょう。
  • 日本語では動詞1つで言えても、英語では副詞を残します:find out、run out of、clean up。
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