主語と動詞の一致のよくある間違い

A2 · 初中級よくある文法の間違い

“The list of items is long” が正解で、“are long” は誤り。まず「本当の主語」を見つけてから動詞を選びましょう。the news は単数扱いです。

このレッスンで学ぶこと

  • 動詞は、すぐ前の名詞ではなく、文の本当の主語に合わせる
  • 主語と動詞の間にある前置詞句(of items、to the car)は一致に影響しない:the box of chocolates is、the keys to the car are
  • everyone、everybody、someone、somebody、nobody、each は文法上は単数(everyone のように大勢の人を指す語も同じ)
  • each of の後は単数の動詞。neither of も改まった英語では単数(話し言葉では複数もよく使われる)
  • 日本語では数を意識しない名詞の扱いに注意:the news is、the information is、the police are
  • 現在形の人称の語尾は he/she/it の -s だけ。忘れないこと、複数の主語の後につけないこと

まず本当の主語を見つける

英語では、動詞の形を主語に合わせます。現在形で残っている語尾は he/she/it の -s だけです(she lives、my parents live)。be動詞だけは am/is/are という独自の形を持っています。

日本語の動詞は主語によって形が変わらず、名詞にも単数・複数の区別がないので、この「一致」は日本語話者にとってまったく新しい考え方です。よくある間違いは2つあります。三単現の s を忘れる(My sister live…)間違いと、複数の名詞に -s がついているのにつられて動詞にも -s をつける(The children plays…)間違いです。

ただ、多くの間違いはルールを知らないことではなく、主語と動詞の間にある別の名詞に気を取られたり、名詞の単数・複数を日本語の感覚で判断したりすることから起こります。

前置詞句の中の名詞に合わせない

主語と動詞の間に “of the students”、“of items”、“to the car” のような句があっても、動詞は最初の主語に合わせます。動詞のすぐ前にある名詞ではありません。

ここで日本語の語順がわなになります。日本語の「AのB」では、中心になる名詞(B)が最後に来ます。「チョコレートの箱」の中心は「箱」、「車の鍵」の中心は「鍵」、「応募者の数」の中心は「数」です。英語ではこれが逆になり、中心の名詞が先に来ます:the box of chocolates、the keys to the car、the number of applicants。日本語に訳してみて「最後に来る名詞」が英語の主語です。何が棚の上にあるのか?「箱」です。だから is です。

ただし、2つのケースを区別しましょう。最初の名詞が本物の名詞(box、list、keys、the number)なら、その名詞で決まります:“The box of chocolates is on the shelf”(箱は1つ)、“The number of applicants is growing”(「数」は1つ)。一方、a number of、most of、a lot of、half of のような「量」を表す表現の後では、後ろの名詞に合わせます:“A number of students are absent”(何人かの生徒が欠席している)、“Most of the students are here”(生徒のほとんどが来ている)。特に、the number of + 単数、a number of + 複数、の組み合わせを覚えておきましょう。

"The list of items is long. (“items” ではなく “list” に合わせる)"
"The keys to the car are on the table. (“car” ではなく “keys” に合わせる)"

不定代名詞は単数扱い

everyone、everybody、someone、somebody、no one、nobody、anyone、anybody、each は、明らかに大勢の人を指していても、文法上は単数です。動詞は単数の形になります。

日本語の「みんな」「全員」は大勢の人を思い浮かべるので、“Everyone are here” と言いがちですが、正しくは “Everyone is here.” です。「生徒それぞれがノートパソコンを持っている」→ “Each of the students has a laptop.”、「誰かがここにかばんを置いていった」→ “Somebody has left their bag here.”(後ろに their が来ても、動詞は単数)。本当に複数として言いたいときは all を使います:All the students have a laptop.

neither of は、改まった英語では単数です:Neither of the answers is correct.(どちらの答えも正しくない)。話し言葉やくだけた文体では複数(are)もよく使われますが、問題を解くときや丁寧な文章では単数にしましょう。

"Everyone is here. (everyone are here は誤り)"
"Each of the students has a laptop. (each of the students have は誤り)"

見た目どおりではない名詞

“news” は -s で終わりますが、不可算名詞で単数扱いです:The news is surprising. 日本語の「ニュース」には数の区別がないので、-s を見て複数だと思わないようにしましょう。information も同じで、「情報」や「インフォメーション」につられて “informations” としがちですが、-s はつけず単数扱いです:The information is useful. -s で終わる学科名も単数です:Maths is my favourite subject(イギリス英語。アメリカ英語では math)、Physics is hard. 「髪」も、髪の毛全体を指すときは不可算名詞で単数扱いです:Her hair is long.(1本1本の毛を指すときだけ a hair、hairs と数えます。)

“police” はその逆で、日本語の「警察」には数の感覚がありませんが、英語では常に複数の動詞を使います:The police are investigating. “people” も複数扱いです:people are(people is は誤り)。

参考までに:team、family、government のような集団を表す名詞は、アメリカ英語ではふつう単数(The team is winning)、イギリス英語では複数(The team are winning)になることもよくあります。police には選択肢がなく、常に are です。

"The news is surprising. (the news are は誤り)"
"The police are investigating. (常に複数扱い)"

実際の英語

"The number of applicants is growing."
"One of my friends works in Paris."
"Neither of the answers is correct."
"My parents live in Kyiv."

注意

✗The news are surprising.
✓The news is surprising.

news は -s で終わっていても不可算名詞で単数扱いです。

✗The police is looking for the thief.
✓The police are looking for the thief.

日本語の「警察」には数の感覚がありませんが、the police は常に複数扱いです。

✗The informations are useful.
✓The information is useful.

information は不可算名詞です。-s はつけず、単数の動詞を使います。

✗The list of items are long.
✓The list of items is long.

主語は items ではなく list(単数)です。日本語にすると「品物のリスト」で、最後に来る「リスト」が中心です。

✗The box of chocolates are on the shelf.
✓The box of chocolates is on the shelf.

「チョコレートの箱」は箱が1つなので、chocolates ではなく box が一致を決めます。

✗One of my friends work in Paris.
✓One of my friends works in Paris.

「友達の1人」の中心は「1人」です。主語は one なので、動詞に -s がつきます。

✗Everyone are here.
✓Everyone is here.

「みんな」は大勢でも、everyone は単数扱いです。

✗Each of the students have a laptop.
✓Each of the students has a laptop.

each of の後は単数の動詞です。「それぞれ」は1人ずつ見ているイメージです。

✗My sister live in Berlin.
✓My sister lives in Berlin.

he/she/it や単数の名詞が主語なら、現在形の動詞に -s が必要です。日本語の動詞には形の変化がないので、特に話すときに忘れやすいところです。

日本語と比べてみよう

日本語の「AのB」では、中心の名詞Bが最後に来る:「チョコレートの箱」「車の鍵」「友達の1人」

英語では中心の名詞が先に来ます:the box of chocolates、the keys to the car、one of my friends。動詞のすぐ前にある名詞(chocolates、car、friends)は主語ではありません。“The box of chocolates is on the shelf.”、“One of my friends works in Paris.” 迷ったら日本語に訳して、「の」の後ろ、つまり最後に来る名詞を探しましょう。それが動詞を決める主語です。

日本語の名詞には単数・複数の区別がない:「ニュース」「情報」「警察」「髪」

英語では名詞ごとに単数扱いか複数扱いかが決まっていて、それが動詞の形に表れます。news と information は不可算で単数(“The news is good.”、“The information is useful.”。“a news” や “informations” とは言わず、“a piece of news”、“some information” と言います)。police は常に複数(“The police are investigating.”)、people も複数(“People are…”)です。動詞とセットで覚えましょう:the news is、the police are。

「みんな」「全員」「それぞれ」は大勢の人を指すので、複数のように感じる

英語の everyone、everybody、each は文法上は単数です:“Everyone is here.”、“Each of the students has a laptop.” 意味(大勢)ではなく、単語の文法上の扱いで決まります。複数の動詞を使いたいなら、all(“All the students have…”)を使いましょう。

💡 「何が」の答えになる名詞が主語です(何が長い? リストです)。動詞のすぐ前の名詞とは限りません。

💡 「AのB」を英語にすると、中心の名詞Bが先に来ます(the box of chocolates)。動詞はBに合わせましょう。

💡 例外は動詞とセットで覚えましょう:the news is、the information is、the police are、everyone is。

実際の場面:散らかった机

"Where's my stapler?"

"I think the box of pens is on top of it — everything on this desk is a mess."

"Honestly, everyone here has the same problem."

"True — the number of things piling up on my desk just keeps growing."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 3 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 4 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 6 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 7 · 正しい文を選びましょう

Which is correct in formal written English?

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Which is correct?

練習問題 9 · 間違いを直しましょう

Correct the mistake: The box of chocolates are on the shelf.

練習問題 10 · 間違いを直しましょう

Correct the mistake: Somebody have left their bag here.

練習問題 11 · よくある間違い:「AのB」の語順につられる

Japanese: "そのクラスの生徒の数は20人です。" In Japanese the main noun "数" comes last. Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

5つの短い問題で、覚えたことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Which is correct?

学んだこと

  • 動詞は、すぐ前の名詞ではなく本当の主語に合わせます。
  • 主語と動詞の間の前置詞句は一致に影響しません。box of、list of、the number of の後でも同じです。日本語の「AのB」とは語順が逆です。
  • everyone、everybody、someone、each などは単数扱いです。「みんな」の感覚で複数にしないようにしましょう。
  • the news is、the information is は単数、the police are は複数です。
  • 三単現の s を忘れず、複数の主語の後にはつけないようにしましょう。
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