drive careful か drive carefully か、I feel bad か I feel badly か。小さな語尾の違いですが、ネイティブにはすぐわかります。
このレッスンで学ぶこと
形容詞も副詞も何かを説明する言葉ですが、説明する相手が違います。形容詞は名詞を説明し(a careful driver)、副詞は動作が「どのように」行われるかを説明します(drive carefully)。この2つの混同は、中級レベルの学習者にもとても多い間違いです。
うれしいことに、日本語にも同じ区別があります。「注意深い運転手」と「注意深く運転する」、「きれいな字」と「きれいに書く」のように、名詞の前と動詞の前で形が変わりますね。英語の -ly は、日本語の「〜く」「〜に」に当たると考えるとわかりやすいでしょう。
動作を「どのように」するかを説明するときは、ほとんどの場合、形容詞そのままではなく -ly のついた副詞が必要です。
日本語の「〜く」「〜に」の形を思い浮かべましょう。「流暢に」「美しく」「速く」「注意深く」が -ly に当たります:“He speaks English fluently.”、“She sings beautifully.”、“She learns things quickly.”、“Drive carefully.”。位置にも注意が必要です。日本語では「流暢に英語を話す」のように副詞を動詞の前に置きますが、英語の様子を表す副詞は、ふつう目的語のあとに置きます:“He speaks English fluently.” で、“He speaks fluently English.” とは言いません。
ただし、いつも -ly がつくわけではありません。fast、hard、late、early は、形容詞と同じ形でそのまま副詞としても使います(“He drives fast.”、“She works hard.”)。“fastly” という単語はありません。また、hardly は「一生懸命に」ではなく「ほとんど〜ない」という意味なので注意しましょう。
be、feel、look、seem、taste、smell、sound などの連結動詞(linking verbs)は、動作ではなく、主語そのものの状態や様子を説明します。そのため、あとに来るのは副詞ではなく形容詞です。
ここは日本語の感覚に引っぱられやすいところです。日本語では「うれしそうに見えた」「おいしそうに見える」「申し訳なく思う」のように「〜に」「〜く」の形を使いますが、英語では形容詞です:“She looked happy.”、“I feel bad about it.”。「このスープはおいしい」も、“This soup tastes good.” と形容詞の good を使い、「よく」のつもりで well にはしません。なお、look が「(注意して)見る」という動作を表すときは副詞を使います:“Look carefully.”
good は形容詞で、名詞を説明します。well はふつう副詞で、動作のやり方を説明します。ただし well は「元気な、健康な」という意味の形容詞としても使います(“I'm well.”)。
日本語の「上手」「うまい」や、カタカナの「グッド」の感覚で good を副詞のように使ってしまう間違いがよくあります。「彼はギターが上手だ」は “He plays the guitar well.”、「彼はテストでとてもよくできた」は “He did really well on the test.” です。一方、「いいテストだった」のように名詞を説明するときは “It was a good test.” と good を使います。「元気です」は “I'm fine.”、“I'm well.”、くだけた会話では “I'm good.” とも言います。
「注意深く運転して」の「〜く」に当たるのが -ly です。運転のしかたを説明するので副詞にします。
「美しく歌う」と、歌い方を説明しているので副詞の beautifully を使います。
「うれしそうに見えた」の「〜に」につられやすいですが、look のあとは主語の様子を表す形容詞です。
「おいしい」は tastes good です。taste のあとは形容詞なので、well は使いません。
「申し訳なく思う」の「〜く」につられないようにしましょう。feel は自分の状態を表すので形容詞です。(“I feel badly” はくだけたアメリカ英語で聞くこともありますが、“I feel bad” が標準的です。)
「よくできた」と、できぐあいを説明しているので副詞の well を使います。
interesting を強めるのは副詞の really(本当に)です。real は「本物の」という形容詞です(a real diamond)。“real interesting” はくだけたアメリカ英語で聞くことがありますが、標準的ではありません。
日本語の「流暢に英語を話す」の語順をそのまま使わないようにしましょう。英語では動詞と目的語の間に副詞を入れず、目的語のあとに置きます。
「一生懸命に働く」は works hard です。hard はそのままで副詞になります。hardly は「ほとんど〜ない」という意味で、“He hardly works” は「彼はほとんど働かない」です。
日本語では「注意深い → 注意深く」「ゆっくり」「きれいな → きれいに」のように、形容詞から副詞の形を作ります
これは大きな助けになります。日本語で「〜く」「〜に」になるところは、英語でもたいてい -ly の副詞です:“Drive carefully.”、“Please speak slowly.”、“He answered the question correctly.”。“Drive careful” や “speak slow” はくだけたアメリカ英語で聞くこともありますが、標準的な形ではありません。違いは位置で、英語の副詞はふつう目的語のあとに来ます(“speaks English fluently”)。
日本語では「うれしそうに見える」「おいしそうに見える」「申し訳なく思う」と、「見える」「思う」の前で「〜に」「〜く」の形を使います
英語の look、seem、feel、taste、smell、sound のあとは形容詞です。主語の様子を説明しているからです:“She looked happy.”、“The milk smells bad.”、“I feel bad about it.”。“She looked happily” や “I feel badly” にしないようにしましょう。“I feel badly” はくだけたアメリカ英語で聞くこともありますが、“I feel bad” が標準的で安全な言い方です。なお、“I feel bad about it” は「申し訳なく思う、気がとがめる」という意味で、体調が悪いときは “I don't feel well” や “I feel sick” と言います。
「上手」「うまい」、カタカナの「グッド」は、人にも、やり方にも使えます
英語では、やり方を説明するときは副詞の well を使います:“He plays the guitar well.”、“He did really well on the test.”。good は名詞を説明する形容詞で、“a good test”、“a good teacher”、“This soup tastes good.” のように使います。“He plays the guitar good” は標準的な英語ではありません。
💡 動作を「どのように」するかを説明している? それなら副詞。たいてい -ly で、日本語の「〜く」「〜に」に当たります。
💡 be、feel、look、seem、taste、smell、sound のあとは形容詞(tastes good、smells bad、feel bad)。「〜そうに見える」の「に」に注意。
💡 名詞を説明するなら good、やり方を説明するなら well(He plays the guitar well)。
"How did it go?"
"I think it went really well — the audience seemed genuinely interested."
"That's great! You spoke really clearly, too."
"Thanks — I was a bit nervous, but I tried to stay calm."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 6 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 7 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 9 · 間違いを直しましょう
Correct the mistake: He plays the guitar good.
練習問題 10 · 間違いを直しましょう
Correct the mistake: She is a quick learner and learns things quick.
練習問題 11 · よくある間違い:「〜そうに見えた」を副詞で訳す
Japanese: "彼女はうれしそうに見えました。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which is correct?
動詞のよくある間違い(Common Verb Mistakes)
I am agree、she go、I didn't went、do a mistake。日本人が英語の動詞でよくする間違いと、その簡単な直し方をまとめました。
主語と動詞の一致のよくある間違い
the news is、the police are、everyone is。日本語話者が間違えやすい主語と動詞の一致を、本当の主語の見つけ方から三単現の s まで整理します。
冠詞のよくある間違い(Common Article Mistakes)
She is teacher、The life is difficult、the Ukraine。冠詞のない日本語から来る典型的なミスを、職業、一般論、国名、最上級に分けて直します。
前置詞のよくある間違い(Common Preposition Mistakes)
married with ではなく married to、listen music ではなく listen to music、discuss about は誤り。助詞「と・に・を」の直訳から起きる前置詞のミスを直します。