Got it! Want some? See you later! 何の話かわかっているとき、文の始めを省略する言い方です。
このレッスンで学ぶこと
主語が “I” や “you” であることが状況から明らかなとき、くだけた英語ではよく主語を省きます。助動詞があれば、それも一緒に省きます。話している2人は誰の話かわかっているので、大事な情報は何も失われません。
日本語はわかっている主語をよく省略する言語なので、この感覚はとても身近なはずです。「わかった!」「準備できた?」「またね!」「いいね!」は、ほぼそのまま Got it!、Ready?、See you later!、Sounds good! に対応します。ただし大きな違いが2つあります。1つ目は、英語で省略できるのはくだけた会話の、文の始めの決まったパターンだけだということです。2つ目は、英語では主語と助動詞をかたまりで省き、その後ろの動詞の形はそのまま残すことです:(I've) Got it、(Have you) Been waiting long?
くだけた述べる文では、主語の “I” とその助動詞、または “that”(や “that's”)のような語をよく省きます。かっこの中が、話し言葉で消える部分です。
よくある落とし穴:「ごはんできたよ!」と呼ばれて「今行く!」と答えるとき、“I go now!” や “I'm going!” とは言いません。英語では “Coming!”(= “I'm coming!”)です。日本語の「行く」は相手のいる場所へ向かうときにも使いますが、英語で相手のところへ行くときは come を使います。また、動詞の原形で始まる文は、ふつう命令文として受け取られます(See you later のような決まり文句は別です)。“Come!” と言うと「来なさい!」になってしまいます。
くだけた Yes/No 疑問文では、“Do you”、“Are you”、“Have you” がよく消え、語尾を上げるイントネーションだけで質問だとわかります。日本語の「準備できた?」「終わった?」と同じ感覚です。「話し言葉の疑問文」のレッスンで学ぶ平叙文の語順のままの質問に似ていますが、ここでは助動詞そのものを省いています。
大事なのは、元の文に戻すと、ふさわしい助動詞が戻ってくることです。Want some? → Do you want some?、Ready? → Are you ready?、Coming? → Are you coming?、Mind if I sit here? → Do you mind if I sit here? 待ち合わせで「待った?」と聞くときは、今まで続いてきた待ち時間をたずねるので現在完了進行形を使い、“(Have you) Been waiting long?” です。「待ってた?」の「ている」につられた “Are you waiting long?” は間違いです。“Did you wait long?” も通じますが、会ったばかりの相手にはこちらが自然です。食べ物をすすめる「食べる?」「いる?」も “Eat?” ではなく “Want some?” や “Want one?” です。
「今行く!」は、相手のところへ向かうので英語では come を使います。“I'm coming!” の I'm を省いた Coming! が自然です。
「待ってた?」の「ている」につられて現在進行形にしがちですが、今まで続いてきた待ち時間をたずねるので現在完了進行形を使います。短い形は Been waiting long? で、-ing の形は残し、Have you だけが消えます。
日本語の「また雨だ」には主語がありませんが、英語のふつうの文では主語が必要です。天気には it を使います。
主語のない短い形は、気軽なメッセージや会話には合いますが、ビジネスメールのようなかたい文章では、雑でぶっきらぼうに見えます。
似ていますが、別のものです。会話の短い形は文の始めを省き、構造上の省略は文の後ろのほうでくり返しの語を省きます。
「わかった!」「準備できた?」「終わった?」「またね!」「いいね!」「だから言ったでしょ!」
日本語の主語のない言い方は、英語の短い形とよく似ています。「わかった!」→ Got it!、「準備できた?」→ Ready?、「終わった?」→ Done yet? / Done?、「またね!」→ See you later!、「いいね!」→ Sounds good!、「だから言ったでしょ!」→ Told you so! ただし英語では、こうした省略は会話やメッセージだけのものです。ふつうの文では主語が必要です:“It's raining”(“Is raining” ではありません)。
日本語では、作文でもメールでも、わかっている主語は書かないのがふつう:「昨日、京都に行きました」「明日ファイルを送ります」
英語ではそうはいきません。省略できるのは、くだけた会話の決まったパターンだけです。作文では “I went to Kyoto yesterday.”、メールでは “I'll send the file tomorrow.” と主語を書きます。また、省くときは主語と助動詞がかたまりで消え、後ろの形はそのまま残ります:(I'm) coming、(I've) got it、(Have you) been waiting long?
日本語のビジネスメールでは「承知しました」「確認します」「添付にてお送りします」と、主語を書かずに簡潔に書く
英語のかたいメールで主語を省くと(“Got your email. Will respond soon.”)、そっけなく、雑に見えます。“Thank you for your email. I will respond shortly.” のように完全な文で書きましょう。同僚との気軽なやりとりなら “Got it, thanks.” でも大丈夫です。ただし、結びの “Looking forward to hearing from you.” のように、仕事でもふつうに使う主語なしの決まり文句もあります。大事なのは文体と決まり文句かどうかです。
💡 短い形を元に戻すには、前に主語 + 助動詞を足しましょう:Coming? → Are you coming?、Want some? → Do you want some?
💡 省くのは主語だけでなく、かたまり全体(I've、I'll、Are you、Do you)です。
💡 「今行く!」は Coming!(I go now! ではない)。
💡 「待った?」は Been waiting long?(Have you been waiting long?)。
💡 メッセージや会話なら短い形、かたいメール・応募書類・レポートなら完全な文。
"Ready?"
"Almost — give me a second."
"No rush. Got everything?"
"Yep, got it all. See you downstairs."
練習問題 1 · 元の文を選びましょう
'Got it!' is a casual short form of...
練習問題 2 · 元の文を選びましょう
'Want some?' (offering food) is a short form of...
練習問題 3 · 元の文を選びましょう
'See you later!' is a short form of...
練習問題 4 · 元の文を選びましょう
'Been waiting long?' is a short form of...
練習問題 5 · パターンを選びましょう
This kind of conversational ellipsis mainly drops words at...
練習問題 6 · 元の文を選びましょう
'Sounds good!' is a short form of...
練習問題 7 · ふさわしい場面を選びましょう
Which register is this kind of dropped-subject short form MOST appropriate for?
練習問題 8 · 元の文を選びましょう
'Ready?' as a full casual question is a short form of...
練習問題 9 · 省略しない文を書きましょう
What full sentence does the casual short form 'Coming?' most naturally stand for?
練習問題 10 · 短い形を書きましょう
Give the casual short form (dropping the subject) of 'I'll call you tomorrow.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「今行く!」→ I go now!
Japanese: 「今行く!」 (answering someone who calls you to dinner). Which English short form is correct?
覚えたことを確かめる、5つのクイック問題です。
問題 1 / 5
スコア:0/0
'Done yet?' is a casual short form of...
話し言葉の疑問文
You're coming tonight? や You did WHAT? など、会話でよく使う疑問文の形。「週末何するの?」を You're doing what? と言うと驚きに聞こえる理由も説明します。
くだけた英語の形(Informal Structures)
that の省略、gonna / wanna / gotta、And や But で始まる文。ネイティブの会話でよく聞く「くだけた形」と、正式な場面でフルの形に戻すタイミングを学びます。
話し言葉のパターン(言い直し・言いかけ・くり返し)
言いかけてやめる false start、途中で言い直す repair、強調のくり返し。ネイティブも毎日使う、自然な話し言葉の仕組みとそのサインになる言葉を学びます。
ヘッジ表現(Hedges:言い方をやわらげる)
I think、I guess、sort of、probably など、意見や指摘、反対意見をやわらげる英語のヘッジ表現。「〜と思います」の使いすぎにも注意します。