連結動詞(Linking Verbs)

B1 · 中級動詞

動作ではなく、主語の状態や様子を表す動詞があります。そのあとに置くのは副詞ではなく形容詞です。「きれいに見える」は “looks beautifully” ではなく “looks beautiful” です。

このレッスンで学ぶこと

  • 連結動詞は主語とその説明をつなぐ:be、seem、become、appear、get、grow、turn
  • 感覚の動詞もこの働きをする:look、feel、taste、sound、smell
  • 連結動詞のあとには、動作ではなく主語を説明する形容詞を置く(副詞は使わない)
  • 感覚の動詞はふつうの動作動詞にもなる。意味によって形容詞か副詞かが決まる

連結動詞とは

連結動詞(linking verb)は「主語が何かをする」ことを表しません。主語と、主語を説明する語(補語)をつなぐ働きをします。説明しているのは動作ではなく主語なので、補語には形容詞を使います。

日本語では「若く見える」「きれいに見える」「静かになった」のように、形容詞が「〜く」「〜に」の形に変わります。この「く」「に」を英語の -ly(副詞)にしたくなりますが、英語では形容詞の形のままです:“She looks tired.”(疲れているように見える)、“He grew quiet.”(静かになった)。

いちばん簡単な見分け方は、動詞を is/are に置きかえてみることです。“She is tired”、“The milk is bad” のように意味が通れば連結動詞なので、形容詞を使います。

"She looks tired. (tired は she を説明していて、動詞を説明しているのではない)"
"The milk smells bad. (bad は牛乳を説明している)"

よく使う連結動詞

基本の連結動詞は be です。ほかに、変化を表すもの(become、get、grow、turn)と、印象を表すもの(seem、appear)があります。どれも、あとに続く形容詞や名詞と主語をつなぎます。

日本語の「〜になる」は become だけではありません。話し言葉でいちばんよく使うのは get です:“It's getting dark.”(暗くなってきた)、“He got angry.”(彼は怒った)。become は中立的でやや改まった言い方で、名詞の前にも使えます(“He became a doctor.”)。grow はゆっくりした変化を表し、少し文語的です(“He grew quiet.”)。turn は主に色の変化に使います(“The leaves turned red.” 葉が赤くなった)。

冠詞にも注意しましょう。「彼は医者になった」には冠詞がありませんが、英語では単数の職業名に a/an が必要です:“He became a doctor.” “He became doctor.” は間違いです。

"He became a doctor."
"It's getting dark."
"She seems confident."

感覚の動詞:連結動詞か動作動詞か

look、feel、taste、sound、smell は、主語の様子を説明する連結動詞にも、何かをどのようにするかを表すふつうの動作動詞にもなります。連結動詞なら形容詞、動作動詞なら副詞を使います。

これは日本語の感覚とも合っています。連結動詞の look は「〜に見える」(“She looks happy.” 幸せそうに見える)、動作の look at は「〜を見る」(“She looked at the photo carefully.” 写真を注意深く見た)で、日本語でも別の言い方になります。「〜に見える」「〜な感じがする」「〜な味がする」「〜なにおいがする」と言いたいときは、英語では形容詞を使います。

味やにおいは、日本語の「いい味がする」「変なにおいがする」につられて “It has a good taste” などとしがちですが、動詞1つで言えます:“It tastes good.”、“The milk smells bad.” good は形容詞、well は副詞(または「健康な」)なので、食べ物には “It tastes good.” です。

「〜のようだ」「〜みたい」の感覚で like を付けすぎないようにしましょう。like を使うのは、あとに名詞が来るときだけです:“That sounds like a great plan.”(いい計画みたいだね)。“sounds as” とは言いません。形容詞だけなら like は不要です:“That sounds great.”、“She looks tired.”(“She looks like tired” は間違い)。

"She looks happy. (連結動詞:人の様子を説明している)"
"She looked at the photo carefully. (動作:どのように見たかを説明している)"

実際の英語

"Everything sounds fine so far."
"He got really upset about the news."
"This bread tastes stale."
"The plan seems reasonable to me."

注意

✗She looks beautifully.
✓She looks beautiful.

「きれいに見える」の「に」につられて -ly にしないようにしましょう。look は主語を説明しているので形容詞です。She is beautiful と言いかえられます。

✗This soup tastes deliciously.
✓This soup tastes delicious.

taste はスープの様子を説明しています(スープがおいしい)。形容詞を使います。

✗She looked at the painting careful.
✓She looked at the painting carefully.

look at は「〜を見る」という動作です。どのように見たかを表すので副詞を使います。

✗She looks like tired.
✓She looks tired.

「疲れているように見える」の「ように」を like にしないようにしましょう。形容詞の前に like は付けません。

✗The food tastes well.
✓The food tastes good.

食べ物の味を説明するので形容詞 good を使います。well は副詞、または「健康な」という意味です。

✗He became doctor.
✓He became a doctor.

「医者になった」には冠詞がありませんが、英語では単数の職業名に a/an が必要です。

✗That sounds as a great plan.
✓That sounds like a great plan.

sound、look、smell、taste、feel のあとに名詞が来るときは、ふつう like を使います。as ではありません。

日本語と比べてみよう

日本語では「若く見える」「きれいに見える」「静かになる」のように、形容詞が「〜く」「〜に」の形になります。

英語ではこの「く」「に」を -ly にしません。連結動詞のあとは形容詞のままです:“She looks beautiful.”、“He grew quiet as the meeting went on.”、“This soup tastes delicious.” 「く」「に」が付くからといって副詞にしないことが、このレッスンのいちばんのポイントです。

「疲れているように見える」「いい計画みたいだね」のように、日本語では「〜ように」「〜みたい」をよく使います。

英語では、形容詞が続くなら like は不要で(“You look tired today.”)、名詞が続くときだけ like を使います(“That sounds like a great plan.”)。“looks like tired” や “sounds as a great plan” は間違いです。

日本語の変化はほとんど「〜になる」で表します:「暗くなった」「赤くなった」「静かになった」「医者になった」。

英語では変化の種類で動詞を選びます。会話では get(“He got angry.”、“It's getting dark.”)、色の変化は turn(“The leaves turned red.”)、ゆっくりした変化は grow(“He grew quiet.”)、職業などの名詞には become(“He became a doctor.”)。名詞の前には a/an を忘れないようにしましょう。

日本語では「〜に見える」と「〜を見る」、「〜な味がする」と「〜を味わう」は別の言い方です。

これは助けになります。「〜に見える」「〜な味がする」なら連結動詞なので形容詞(“She looks happy.”)、「〜を見る」なら動作なので副詞(“She looked at the painting carefully.”)。日本語で言いかえてみると、どちらを使うか判断しやすくなります。

💡 動詞を is に置きかえて意味が通れば(She is beautiful)形容詞。通らなければ動作を説明しているので副詞です。

💡 「若く見える」「静かになった」の「く」「に」は -ly にしない:looks young、grew quiet。

💡 形容詞の前に like は不要:looks tired。名詞の前だけ like:sounds like a great plan。

実際の場面:相手の様子を気づかう

"You look exhausted. Are you okay?"

"I feel a bit off today, actually."

"That sounds rough. Do you want to talk about it?"

"Maybe later — I just need some rest right now."

練習

練習問題 1 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 2 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 3 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 4 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence — describing how she looked AT something, not her appearance.

練習問題 5 · 正しい答えを選びましょう

Which word is a linking verb, connecting the subject to a description?

練習問題 6 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 7 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 8 · 正しい文を選びましょう

Choose the correct sentence.

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete: 'She felt ___ (nervous) before the interview.' (adjective, not adverb)

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Complete: 'The leaves turned ___ (bright) in autumn.' (adjective, not adverb)

練習問題 11 · グループに分けましょう

seem
run
become
write
appear
eat

0 / 6 分類済み

練習問題 12 · よくある落とし穴:「〜ように見える」の like

Japanese: "彼女は疲れているように見える。" Which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Choose the correct sentence.

学んだこと

  • 連結動詞は動作ではなく、主語とその説明をつなぐ動詞です。
  • 連結動詞のあとは副詞ではなく形容詞:smells bad、tastes good、looks young。「〜く」「〜に」につられないようにしましょう。
  • 「〜になる」は get、become、grow、turn を使い分けます。職業名には a/an:He became a doctor。
  • 感覚の動詞(look、feel、taste、sound、smell)は連結動詞にも動作動詞にもなります。主語を説明するなら形容詞、動作を説明するなら副詞です。
  • 名詞の前は sound like / look like。形容詞の前に like は付けません。
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