動詞にはそれぞれ役割があります。意味を表す動詞と、文法の形を作る動詞を見分けられると、疑問文・否定文・時制がぐっと分かりやすくなります。
このレッスンで学ぶこと
本動詞(main verb)は、文の中心となる意味を表します。助動詞(auxiliary verb)や法助動詞(modal verb)は「助っ人」で、本動詞と組んで時制・疑問文・否定文を作ったり、意味をつけ加えたりします。
日本語でも「読んでいる」「泳げる」「行かなければならない」のように、意味を表す部分のあとに「いる」や「〜できる」「〜なければならない」にあたる助っ人がつきます。英語では助っ人が本動詞の前に来ます:“She is reading.” では is が助動詞、reading が本動詞(「読んでいる」)。“She can swim.” では can が法助動詞、swim が本動詞(「泳げる」)です。
be は進行形を作り(“They are working.”)、do は現在形・過去形の疑問文と否定文を作り(“Does she like tea?”)、have は現在完了形などを作ります(“We have finished.”)。
日本語の疑問文は文末に「か」をつけるか、語尾を上げるだけです(「紅茶、好き?」)。否定も文末の「〜ない」で表します。英語の現在形・過去形では、疑問文と否定文に do/does/did が必要です:“Does she like tea?”、“She doesn't like tea.”。“You like tea?” や “I not like tea.” は、ふつうの疑問文・否定文ではありません。do/does/did を使ったら、本動詞は原形に戻します。“She doesn't likes tea.” や “Did you called her?” は間違いです。
be の疑問文・否定文には do を使いません(“Is she tired?”、“She isn't tired.”)。逆に、be動詞と一般動詞を1つの文に並べる “Are you like coffee?” や “I am play tennis.” も間違いです。
be・do・have は本動詞として使うこともあります:“She is a teacher.” “I do my homework.” “I have a car.” 助動詞か本動詞かは、文の中での役割で決まります。
can、could、may、might、must、shall、should、will、would は modal verb(法助動詞)と呼ばれます。学校ではこれらをまとめて「助動詞」と習った人が多いでしょう。能力・許可・義務・可能性などの意味を加え、あとには必ず動詞の原形が来ます。to も -s もつけません。
日本語話者に多いのは、modal のあとの動詞にも三単現の s をつけてしまう間違いです。“She can swims.” ではなく “She can swim.”、“He will goes.” ではなく “He will go.” です。modal 自体も形が変わらないので、“He cans” とは言いません。have to や want to につられて “I must to go” としないこと、“Do you can swim?” のように do と modal を重ねないことにも注意しましょう(正しくは “Can you swim?”)。
will も modal です。日本語には未来形がなく、「あとで電話するね」のように現在の形で未来を言えます。でも英語でその場で決めた約束を言うときは will が必要です:“I will call you later”(会話では “I'll call you later”)。“I call you later” は不自然です。
ほかの例:“You must wear a helmet.” “It might rain later.”(「あとで雨が降るかもしれない」)
phrasal verb(句動詞)は、動詞に up、on、off、into などの小さな語がついたもので、まったく新しい意味になることがよくあります:look up(情報を調べる)、give up(あきらめる)、run into(偶然出会う)。
カタカナ語の「ギブアップ」のおかげで give up は分かりやすいかもしれませんが、多くの句動詞はひとつずつ覚える必要があります。look after は「後ろを見る」ではなく「面倒を見る」です。部分ごとに訳さず、まとまりで覚えましょう。“Can you look after the kids tonight?” “I ran into an old friend yesterday.”
modal のあとは to なしで、すぐに動詞の原形を置きます。
主語が he でも、modal に s はつきません。
三単現の s を本動詞につけてしまう、日本語話者に多い間違いです。modal のあとはいつも原形です。
modal の疑問文は modal を主語の前に出すだけで、do は使いません。
「コーヒー好き?」のように語尾を上げるだけでは、ふつうの疑問文になりません。一般動詞の疑問文には do/does を使います。
did が過去を表しているので、本動詞は原形の call にします。
「あとで電話するね」は日本語では現在の形ですが、英語の約束には will が必要です。
日本語では「泳げる」「読んでいる」「行かなければならない」のように、助っ人の部分が動詞のあとにつきます
英語では助動詞・modal が本動詞の前に来て、本動詞は原形(進行形なら -ing、完了形なら過去分詞)になります:“She can swim”、“She is reading”、“I must go”。意味を表す本動詞の前に助っ人を置く、と考えましょう。
主語が he/she なら動詞に s をつける、という三単現のルール
modal があるときは三単現の s はつきません。modal にも本動詞にもつけません:“She can swim”(“She can swims” ではない)、“He will go”(“He will goes” ではない)、“He can speak French”(“He cans speak” ではない)。modal のあとはいつも原形です。
日本語の疑問文は「か」や上がり調子、否定文は「〜ない」で作ります
英語の現在形・過去形の一般動詞では、do/does/did が必要です:“Do you like coffee?”、“I don't like coffee.”、“Did you call her?”。“You like coffee?” を上がり調子で言うのは、くだけた会話で確認や驚きを表すときだけです。do を使ったら本動詞は原形:“Did you call her?”(“Did you called” ではない)。
日本語では「あとで電話するね」「すぐ行きます」と、未来のことを現在の形で言えます
英語でその場で決めたことや約束を言うときは、modal の will を使います:“I will call you later”、会話では “I'll call you later”。“I call you later” は英語として不自然です。
💡 modal のあとは原形:to も -s もつけません(she can swim、he must go)。
💡 一般動詞の疑問文・否定文には do/does/did。do を使ったら本動詞は原形です。
💡 「あとで〜するね」という約束は I'll +動詞:I'll call you later。
💡 句動詞は部分ごとに訳さず、まとまりで覚えましょう:look after =面倒を見る。
"Do you want to hang out this weekend?"
"I might be busy on Saturday, but Sunday should work."
"Great, I'll look into some restaurant options."
"Sounds good — let me know what you find."
練習問題 1 · 本動詞を選びましょう
In 'She is reading', which word is the main verb?
練習問題 2 · 正しい答えを選びましょう
Which of these is a modal verb?
練習問題 3 · 助動詞を選びましょう
In 'They have finished', which word is the auxiliary verb?
練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう
'Look up' (meaning 'search for information') is an example of a ___.
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
Which sentence uses a modal verb?
練習問題 6 · 助動詞を選びましょう
In 'Does she work here?', which word is the auxiliary?
練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう
Which is a main verb, not an auxiliary or modal?
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: 'give up' meaning 'stop trying' is an example of a ___ ___. (two words)
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete: In 'I must leave now', 'must' is a ___ verb.
練習問題 10 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 11 · 正しい答えを選びましょう
Which best describes 'be', 'do', and 'have' when used as auxiliaries?
練習問題 12 · よくある間違い:modal のあとの三単現の s
Japanese: "彼女は上手に泳げます。" Which English translation is correct?
学んだことを5つの問題で確認しましょう。
問題 1 / 5
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In 'I will call you later', which word is the modal verb?
規則動詞と不規則動詞
規則動詞の過去形 -ed のつづりと発音、覚えるしかない不規則動詞、そして主語が変わっても同じ形のままの過去形。英語の過去形の基本をまとめます。
助動詞 be・do・have(Auxiliary Verbs)
be・do・have は「本動詞」にも「助動詞」にもなります。疑問文・否定文・進行形・完了形・受動態での役割と、“She isn't like…” などの間違いを整理します。
状態動詞と動作動詞(Stative vs Dynamic Verbs)
know、like、want はなぜ普通 -ing にしないのか。「〜ている」をそのまま be + -ing にしないコツと、think、have、taste の2つの意味を整理します。
動詞の5つの形(Verb Forms)
原形・-s 形・-ing 形・過去形・過去分詞。英語の動詞の5つの形と使い道、“I am go” や “She has went” がなぜ間違いかをまとめて確認します。