動詞の種類(Verb Types)

A2 · 初中級動詞

動詞にはそれぞれ役割があります。意味を表す動詞と、文法の形を作る動詞を見分けられると、疑問文・否定文・時制がぐっと分かりやすくなります。

このレッスンで学ぶこと

  • 本動詞(main verb)は意味を表す:work、eat、think、love
  • 助動詞(auxiliary verb)の be・do・have は、時制・疑問文・否定文を作る
  • 法助動詞(modal verb)の can、could、must、should、will、might などは、能力・義務・可能性などの意味を加える
  • 句動詞(phrasal verb)は動詞と小さな語の組み合わせで、新しい意味になる:look up、give up、run into

本動詞と助動詞

本動詞(main verb)は、文の中心となる意味を表します。助動詞(auxiliary verb)や法助動詞(modal verb)は「助っ人」で、本動詞と組んで時制・疑問文・否定文を作ったり、意味をつけ加えたりします。

日本語でも「読んでいる」「泳げる」「行かなければならない」のように、意味を表す部分のあとに「いる」や「〜できる」「〜なければならない」にあたる助っ人がつきます。英語では助っ人が本動詞の前に来ます:“She is reading.” では is が助動詞、reading が本動詞(「読んでいる」)。“She can swim.” では can が法助動詞、swim が本動詞(「泳げる」)です。

"She is reading.(is =助動詞、reading =本動詞)"
"She can swim.(can =法助動詞、swim =本動詞)"

助動詞の be・do・have

be は進行形を作り(“They are working.”)、do は現在形・過去形の疑問文と否定文を作り(“Does she like tea?”)、have は現在完了形などを作ります(“We have finished.”)。

日本語の疑問文は文末に「か」をつけるか、語尾を上げるだけです(「紅茶、好き?」)。否定も文末の「〜ない」で表します。英語の現在形・過去形では、疑問文と否定文に do/does/did が必要です:“Does she like tea?”、“She doesn't like tea.”。“You like tea?” や “I not like tea.” は、ふつうの疑問文・否定文ではありません。do/does/did を使ったら、本動詞は原形に戻します。“She doesn't likes tea.” や “Did you called her?” は間違いです。

be の疑問文・否定文には do を使いません(“Is she tired?”、“She isn't tired.”)。逆に、be動詞と一般動詞を1つの文に並べる “Are you like coffee?” や “I am play tennis.” も間違いです。

be・do・have は本動詞として使うこともあります:“She is a teacher.” “I do my homework.” “I have a car.” 助動詞か本動詞かは、文の中での役割で決まります。

"They are working. (be)"
"Does she like tea? (do)"
"We have finished. (have)"

句動詞(phrasal verbs)

phrasal verb(句動詞)は、動詞に up、on、off、into などの小さな語がついたもので、まったく新しい意味になることがよくあります:look up(情報を調べる)、give up(あきらめる)、run into(偶然出会う)。

カタカナ語の「ギブアップ」のおかげで give up は分かりやすいかもしれませんが、多くの句動詞はひとつずつ覚える必要があります。look after は「後ろを見る」ではなく「面倒を見る」です。部分ごとに訳さず、まとまりで覚えましょう。“Can you look after the kids tonight?” “I ran into an old friend yesterday.”

"Can you look after the kids tonight?"
"I ran into an old friend yesterday."

実際の英語

"I should probably get going."
"We've been putting off this decision for weeks."
"Could you turn down the music, please?"
"She doesn't usually work weekends."

注意

✗She can to swim.
✓She can swim.

modal のあとは to なしで、すぐに動詞の原形を置きます。

✗He cans speak French.
✓He can speak French.

主語が he でも、modal に s はつきません。

✗She can swims well.
✓She can swim well.

三単現の s を本動詞につけてしまう、日本語話者に多い間違いです。modal のあとはいつも原形です。

✗Do you can swim?
✓Can you swim?

modal の疑問文は modal を主語の前に出すだけで、do は使いません。

You like coffee?ここではやや不自然
✓Do you like coffee?

「コーヒー好き?」のように語尾を上げるだけでは、ふつうの疑問文になりません。一般動詞の疑問文には do/does を使います。

✗Did you called her?
✓Did you call her?

did が過去を表しているので、本動詞は原形の call にします。

✗I call you later.
✓I'll call you later.

「あとで電話するね」は日本語では現在の形ですが、英語の約束には will が必要です。

日本語と比べてみよう

日本語では「泳げる」「読んでいる」「行かなければならない」のように、助っ人の部分が動詞のあとにつきます

英語では助動詞・modal が本動詞の前に来て、本動詞は原形(進行形なら -ing、完了形なら過去分詞)になります:“She can swim”、“She is reading”、“I must go”。意味を表す本動詞の前に助っ人を置く、と考えましょう。

主語が he/she なら動詞に s をつける、という三単現のルール

modal があるときは三単現の s はつきません。modal にも本動詞にもつけません:“She can swim”(“She can swims” ではない)、“He will go”(“He will goes” ではない)、“He can speak French”(“He cans speak” ではない)。modal のあとはいつも原形です。

日本語の疑問文は「か」や上がり調子、否定文は「〜ない」で作ります

英語の現在形・過去形の一般動詞では、do/does/did が必要です:“Do you like coffee?”、“I don't like coffee.”、“Did you call her?”。“You like coffee?” を上がり調子で言うのは、くだけた会話で確認や驚きを表すときだけです。do を使ったら本動詞は原形:“Did you call her?”(“Did you called” ではない)。

日本語では「あとで電話するね」「すぐ行きます」と、未来のことを現在の形で言えます

英語でその場で決めたことや約束を言うときは、modal の will を使います:“I will call you later”、会話では “I'll call you later”。“I call you later” は英語として不自然です。

💡 modal のあとは原形:to も -s もつけません(she can swim、he must go)。

💡 一般動詞の疑問文・否定文には do/does/did。do を使ったら本動詞は原形です。

💡 「あとで〜するね」という約束は I'll +動詞:I'll call you later。

💡 句動詞は部分ごとに訳さず、まとまりで覚えましょう:look after =面倒を見る。

実際の場面:週末の予定

"Do you want to hang out this weekend?"

"I might be busy on Saturday, but Sunday should work."

"Great, I'll look into some restaurant options."

"Sounds good — let me know what you find."

練習

練習問題 1 · 本動詞を選びましょう

In 'She is reading', which word is the main verb?

練習問題 2 · 正しい答えを選びましょう

Which of these is a modal verb?

練習問題 3 · 助動詞を選びましょう

In 'They have finished', which word is the auxiliary verb?

練習問題 4 · 正しい答えを選びましょう

'Look up' (meaning 'search for information') is an example of a ___.

練習問題 5 · 正しい文を選びましょう

Which sentence uses a modal verb?

練習問題 6 · 助動詞を選びましょう

In 'Does she work here?', which word is the auxiliary?

練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう

Which is a main verb, not an auxiliary or modal?

練習問題 8 · 文を完成させましょう

Complete: 'give up' meaning 'stop trying' is an example of a ___ ___. (two words)

練習問題 9 · 文を完成させましょう

Complete: In 'I must leave now', 'must' is a ___ verb.

練習問題 10 · グループに分けましょう

can
run
will
should
eat
might

0 / 6 分類済み

練習問題 11 · 正しい答えを選びましょう

Which best describes 'be', 'do', and 'have' when used as auxiliaries?

練習問題 12 · よくある間違い:modal のあとの三単現の s

Japanese: "彼女は上手に泳げます。" Which English translation is correct?

クイックチャレンジ

学んだことを5つの問題で確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

In 'I will call you later', which word is the modal verb?

学んだこと

  • 本動詞は意味を表し、助動詞と modal は文法の形を作ったり意味を加えたりします。英語では助っ人が本動詞の前に来ます。
  • be・do・have は時制・疑問文・否定文を作ります。一般動詞の疑問文・否定文には do/does/did が必要です。
  • modal は能力・許可・義務・可能性を表し、あとは原形です。to も -s もつけず、本動詞にも s をつけません。
  • 日本語には未来形がありませんが、英語の約束やその場の決定には will を使います(I'll call you later)。
  • 句動詞はまとまりで覚えます。部分ごとに直訳しても意味が分からないことがよくあります。
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