colour と color、centre と center、travelled と traveled。言語は1つ、つづりの決まりは2つです。
このレッスンで学ぶこと
イギリス英語とアメリカ英語は、語彙も文法もほとんど同じですが、つづりにはいくつか規則的な違いがあります。日本語にも「表記ゆれ」がありますね。「バイオリン」と「ヴァイオリン」、「コンピューター」と「コンピュータ」はどちらも間違いではなく、ただ1つの文書の中ではどちらかにそろえます。英語の場合は、数語だけの話ではなく、国ごとの決まりが2つそろっています。“colour” も “color” も間違いではありません。
日本の学校の教科書の多くはアメリカ式のつづりを使っています。そのため、BBC のニュースや IELTS の教材、イギリスのウェブサイトで “colour” や “centre” を見ると、つづりの間違いに見えるかもしれません。でも、それはイギリス式の正しいつづりです。
このあと説明する主なパターンのほかに、単語ごとに覚えておきたいものもあります:grey(イギリス)/ gray(アメリカ)、defence / defense、programme / program。イギリス英語では、テレビ番組や催し物のプログラムは programme、コンピューターのプログラムは program と書き分けます(アメリカ英語ではどちらも program)。カタカナの「プログラム」からは、この区別はわかりません。また、l で終わる動詞は、イギリス英語では -ed や -ing の前でふつう l を重ねます:travelled、cancelled。アメリカ英語では traveled、canceled です。
いちばんよく見る2つのパターンです。イギリス式の -our はアメリカ式で -or に、イギリス式の -re はアメリカ式で -er になります。
カタカナはつづりのヒントになりません。「カラー」「センター」「シアター」からは、-our か -or か、-re か -er かはわかりませんね。さらに「メートル」「リットル」はフランス語から来た言葉なので、むしろイギリス式の metre、litre に近い形です。アメリカ式で書くなら、color、honor、humor、favorite、center、theater、meter をしっかり確認しましょう。
イギリス英語では、アメリカ英語で -ize と書くところをよく -ise と書きます。ただし、イギリスの辞書や出版社(Oxford など)でも -ize は認められています。また advertise、surprise、exercise のように、どちらの英語でも -ise で書く単語もあります。イギリス英語は -ogue という長い語尾も残していて、アメリカ英語ではこれを -og と短くすることがあります。
「カタログ」はアメリカ式の catalog に近く見えますが、カタカナはつづりを決める根拠にはなりません。学校でアメリカ式を習ったあとにイギリス式の教材で勉強すると、realise と realize、catalogue と catalog が1つの文章に混ざりやすくなります。書き始める前に、どちらの決まりで書くかを決めておきましょう。
1つの文章でイギリス式とアメリカ式を混ぜる(color と centre)と、雑な印象を与えます。どちらかに決めて、最後までそろえましょう。
theater(アメリカ式)を使うなら、center もアメリカ式にそろえます。イギリス式の教材で覚えた単語が混ざりやすいので注意しましょう。
ほかの部分がアメリカ式(color)なら、realize も z で書きます。
学校でアメリカ式の color を習っていると、colour が間違いに見えるかもしれません。でもどちらも正しく、イギリス式とアメリカ式という違う決まりに属しているだけです。
日本語の「表記ゆれ」:「バイオリン/ヴァイオリン」「コンピューター/コンピュータ」「行う/行なう」はどれも使われるが、1つの文書の中ではそろえる
英語のイギリス式とアメリカ式も、考え方は同じです。ただ、数語だけの違いではなく、規則的なパターンが何百もの単語に関わる、2つの決まりです。“colour” と “color” はどちらも正しく、それぞれイギリス式とアメリカ式に属します。1つの文書で「バイオリン」と「ヴァイオリン」を混ぜないのと同じように、“colour” と “color” も混ぜないようにしましょう。
日本の学校英語は、多くの場合アメリカ式のつづり(color、center、traveled)で教えられる
そのため、イギリス式の “colour”、“centre”、“travelled” を初めて見ると、間違いだと思いがちです。どちらも正しいつづりです。逆に、留学や IELTS の準備でイギリス式の教材を使い始めると、学校で覚えたアメリカ式と混ざりやすくなります。“the theater in the centre” や “I realised the color…” のような文は、どちらか一方にそろえましょう。
カタカナ語はつづりを表さない:センター、シアター、カラー、カタログ、プログラム、メートル
カタカナから英語のつづりを推測すると、-re/-er や -our/-or の違いはわかりません。たとえば「プログラム」も、イギリス英語では催し物のプログラムやテレビ番組なら programme、コンピューターのプログラムなら program と書き分けます。カタカナに頼らず、英語のつづりで覚えるようにしましょう。
💡 正しいか間違いかではなく、どちらの決まりかの問題です。1つの文章で colour と color を混ぜていないか確認しましょう。
💡 カタカナ語(センター、シアター、カタログ、プログラム)からはつづりがわかりません。イギリス式は centre、theatre、catalogue、programme、アメリカ式は center、theater、catalog、program です。
💡 イギリス式の l の重ね書き(travelled、cancelled)は間違いではありません。アメリカ式では l は1つ:traveled、canceled。
"I noticed you've got 'colour' in one paragraph and 'color' in another."
"Oh, good catch — I must have mixed British and American spelling without realizing."
"No big deal, just pick one and I'll help you make it consistent throughout."
"Let's go with American spelling since most of our readers are in the US."
練習問題 1 · アメリカ式のつづりを選びましょう
Choose the American spelling of 'colour'.
練習問題 2 · イギリス式のつづりを選びましょう
Choose the British spelling of 'center'.
練習問題 3 · アメリカ式のつづりを選びましょう
Choose the American spelling of 'realise'.
練習問題 4 · アメリカ式のつづりを選びましょう
Choose the American spelling of 'travelled'.
練習問題 5 · イギリス式のつづりを選びましょう
Choose the British spelling of 'catalog'.
練習問題 6 · 正しい答えを選びましょう
Which is generally considered good practice when writing a single document?
練習問題 7 · イギリス式のつづりを選びましょう
Choose the British spelling of 'defense'.
練習問題 8 · 正しい組み合わせを選びましょう
Which pair correctly shows British vs. American?
練習問題 9 · アメリカ式のつづりを書きましょう
Give the American spelling of the British word 'organise'.
練習問題 10 · イギリス式のつづりを書きましょう
Give the British spelling of the American word 'theater'.
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある落とし穴:つづりが混ざった文
Japanese: "私たちは町の中心にある劇場に行きました。" Which translation uses American spelling consistently?
覚えたことを5つの問題で確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the American spelling of 'honour'.
-y と -ie で終わる単語のつづり
study → studied なのに studying、play → played、city → cities、die → dying。y が i に変わるときと変わらないときを、y の前の文字で見分けます。
-e で終わる単語のつづり
make → making では e が消え、safe → safely では e が残ります。発音しない語末の e のルールと、dyeing や noticeable などの例外を整理します。
語尾の子音字を重ねるルール(Doubling Consonants)
stopping、bigger、preferred なのに visited になるのはなぜ? -ed、-ing、-er、-est の前で子音字を重ねる条件と、アクセントの関係を整理します。
-s・-ed・-ing のつけ方(つづりのルール)
stop → stopped、make → making、study → studied。-s・-ed・-ing をつけるとつづりが変わる理由と、覚えておきたい3つのルールをカタカナのヒントつきで解説します。