“I work here,” she said. → She said she worked there. said のあとでは、伝える内容の時制を1つ過去にずらすのが基本です。
このレッスンで学ぶこと
人が言ったことを過去形の動詞(said、told)で伝えるとき、伝える内容の動詞は、ふつう1つ過去にずれます。これを「時制の一致(backshift)」と呼びます。その人が話したときから時間がたっていることを、動詞の形で示すのです。
ここは日本語と感覚が逆になるので注意が必要です。日本語では「彼はそこで働いていると言った」「電話すると言った」のように、「〜と言った」の中は話したときのままの時制で言います。英語では、そのまま “He said he works there” とするのではなく、“He said he worked there” のように過去にずらすのが基本です。「日本語は元の時制のまま、英語は1つ過去へ」と覚えておきましょう。
現在形 → 過去形。現在進行形 → 過去進行形。現在完了形 → 過去完了形。過去形 → 過去完了形。現在完了進行形 → 過去完了進行形。過去進行形 → 過去完了進行形(“I was watching TV.” → “He said he had been watching TV.”。ただし会話では過去進行形のままのことも多いです)。be going to の場合は be だけが変わります:“I am going to visit them.” → “She said she was going to visit them.”
日本語の「〜している」「〜していた」は、英語のいくつかの時制をまとめて表します。「働いていると言った」は “I work”(ふだん働いている)から来ていれば worked、“I am working”(今働いている最中)から来ていれば was working です。日本語訳から考えるのではなく、その人が実際に言った英語の時制から1つずらしましょう。
伝える時点でもまだ本当のこと(“He said he works there”:今もそこで働いている)を強調したいときは、時制を変えないこともあります。また、伝える動詞が現在形なら時制は変わりません(“He says he works there”)。会話では、出来事の順番がはっきりしていれば “She said she finished it.” と過去形のままにすることもよくあります。それでも said のあとでは、ずらした形が安全な選択で、練習問題でもずらした形が正解になります。
助動詞も同じように1つ過去にずれます。will は would、can は could、may は might になり、must(義務)はふつう had to になります(must のままのこともあります)。could、would、might、should はすでに過去の形なので変わりません。過去完了形もそのままです。
日本語では「電話すると言った」「手伝えると言った」「来るかもしれないと言った」のように、ここでも元の形のままなので、will や can をそのまま残しがちです。特に may に注意しましょう。「かもしれない」は may にも might にも当たりますが、元の文が “I may come” なら、said のあとでは might にします:“She said she might come.”
日本語の「働いていると言った」につられて現在形を残しがちです。said のあとでは、現在形はふつう過去形になります。今も本当だと強調したいときだけ現在形のままにします。
「電話すると言った」でも、英語では will を would にずらします。電話がまだこれからで、それを強調したいときだけ will が残ります。
助動詞も時制の一致の対象です。「手伝えると言った」→ could です。
「来るかもしれないと言った」は、said のあとでは might が基本です。
「私に言った」を said me とは言えません。say のすぐあとに人は来ません(“He said (that)…”)。だれに言ったかを示すときは tell を使います:“He told me…”。
過去形は過去完了形に1回ずらすだけです。すでにずらした形に、もう1つ had を足さないようにしましょう。
日本語では「〜と言った」の中の時制は、話したときのままです:「彼はそこで働いていると言った」
日本語の時制は「話したとき」を基準にしますが、英語では said の過去に合わせて全体をずらします。「働いていると言った」→ “He said he worked there”、「電話すると言った」→ “He said he would call me”。学校で習う「時制の一致」は、まさにこの日本語との違いを埋めるためのルールです。
「〜している」「〜していた」は、英語の複数の時制に対応します
「勉強していると言った」は “I am studying” → was studying、「テレビを見ていたと言った」は “I was watching TV” → had been watching です。日本語の形だけを見て決めるのではなく、元の英語の時制を確認してから1つずらしましょう。
「〜かもしれない」は may にも might にも使えます
元の文が “I may come” なら、said のあとでは might になります:“She said she might come.”。元が might なら、すでに過去の形なので変わりません:“I might be late.” → “She said she might be late.”
💡 日本語の「〜と言った」の中は元の時制のままですが、英語では said に合わせて1つ過去にずらします。
💡 「〜している」は worked にも was working にもなります。元の英語の時制から考えましょう。
💡 「〜かもしれない」の may は might に。すでに過去の形(had done、would、could、might)なら変わりません。
💡 「私に言った」は said me ではなく told me です。
"What did the doctor say?"
"She said I had a mild infection and that I should rest for a few days."
"Did she say if you needed medicine?"
"Yeah, she said she would send a prescription to the pharmacy."
練習問題 1 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
Present simple → ? : 'I work here.' → He said he ___ there.
練習問題 2 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
Present continuous → ? : 'I am studying.' → She said she ___ studying.
練習問題 3 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
Present perfect → ? : 'I have eaten.' → He said he ___ eaten.
練習問題 4 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
Past simple → ? : 'I finished it.' → She said she ___ finished it.
練習問題 5 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
'Will' → ? : 'I will call you.' → He said he ___ call me.
練習問題 6 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
'Can' → ? : 'I can help.' → She said she ___ help.
練習問題 7 · 時制をずらした正しい形を選びましょう
'Must' (obligation) → ? : 'I must leave.' → He said he ___ leave.
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correctly backshifted sentence for: 'I am going to visit them.'
練習問題 9 · 動詞の時制をずらしましょう
Backshift the verb: 'I was watching TV.' → He said he ___ TV.
練習問題 10 · 動詞の時制をずらしましょう
Backshift the verb: 'I may come.' → She said she ___ come.
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「〜すると言った」で will を残す
Japanese: "彼は私に電話すると言いました。" Which English sentence is the correctly backshifted report?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Present perfect continuous → ? : 'I have been waiting.' → He said he ___ waiting.
間接話法での時と場所の言葉の変化
人の言葉をあとで、別の場所で伝えるとき、today は that day、here は there、this は that に変わります。「翌日」「その日」と同じ感覚です。
疑問文の間接話法(She asked where I lived.)
「どこに住んでいるか聞かれた」は She asked where I lived。did や倒置を残さず、yes/no の質問は if/whether(〜かどうか)で伝えるコツを学びます。
平叙文の間接話法(She said she was tired.)
「疲れていると言った」は said she was tired。say と tell の使い分け、主語や his/her を省かないこと、時制を1つ過去にずらす基本を、日本人に多いミスと一緒に学びます。
命令・依頼の間接話法(told me to / asked me to)
「座るように言われた」「手伝ってと頼まれた」を英語で。tell/ask+人+to+動詞、否定は not to。said me や I was said to が間違いになる理由もわかります。