日本語には冠詞がないので、英語の a、an、the は多くの人がつまずくポイントです。でも考え方はシンプルです。名詞を言う前に「数えられる?1つ?相手もどれか分かる?」と確認する習慣をつけましょう。
このレッスンで学ぶこと
日本語では「先生です」「ペンを貸して」「ドアを閉めて」のように、名詞をそのまま使えます。英語では、数えられる名詞が1つのとき、名詞だけで使うことはほとんどできません。a/an か the(または my、this など)を前につけます。
a/an は「(ある)1つの、どれでもいい1つ」、the は「(あの)その、例の」というイメージです。日本語の昔話を思い出してください。「昔々、おじいさんがいました。そのおじいさんは…」。初めて出てくるときは「が」、2回目からは「その」「は」。英語も同じで、最初は a man、2回目からは the man です。完全に一致するわけではありませんが、よい手がかりになります。
a と an は同じ単語です。次の単語の最初の「音」で使い分けます。子音の音なら a、母音の音なら an です。つづりの最初の文字ではないことに注意しましょう。ここではカタカナ語が助けになります。カタカナは音を表すので、アンブレラ(an umbrella)、アップル(an apple)のように「ア・イ・ウ・エ・オ」で始まる音なら、たいてい an です。ただし、ウール(wool)やイヤー(year)のように、カタカナでは母音に見えても英語では w や y の子音で始まる単語は a です(a wool sweater、a year)。
"a university": university は u で始まりますが、発音は「ユ」(英語の “you” と同じ音)で始まるので子音の音です。ユニバーシティのように「ユ」で始まるので a を使います。a European(ヨーロピアン)も同じです。一方、an umbrella(アンブレラ)と an MBA(エム・ビー・エー)は母音の音なので an です。
"an hour": hour の h は発音しないので、母音の音(アワー)で始まります。だから an hour です。ただし、ほとんどの英単語では h を発音するので a を使います:a house(ハウス)、a hotel(ホテル)、a hospital(ホスピタル)。h を発音しない単語は hour、honest、honour(アメリカ英語では honor)、heir など、ごく一部です。
a/an は、数えられる名詞が1つで、初めて話題に出すとき、またはどれか特定しないときに使います。数えられない名詞(advice、money)や複数形(cats)には a/an をつけません。日本語の「アドバイス」は「1つアドバイスがあります」と数えられそうに感じますが、英語の advice は数えられない名詞です。“an advice” ではなく some advice、1つなら a piece of advice と言います。また、否定文でも a は必要です。「自転車を持っていません」は “I don't have a bike” です。
"I saw a man at the bus stop." —「バス停で(ある)男の人を見ました。」
"Can I borrow a pen?" —「ペンを(1本)借りてもいいですか?」
the は、どれのことか相手もはっきり分かるときに使います。すでに話に出てきたもの、世界に1つしかないもの、その場の状況でどれか分かるものです。日本語では「ドアを閉めて」と言えば十分ですが、英語では “Can you close the door?” と the が必要です。反対に、一般的な話をするときはふつう the をつけません:Life is short(人生は短い)、I love cats(猫が好き)。毎日の食事名も同じで、after breakfast(朝食のあとで)と言います。the を覚えたあとで、何にでもつけすぎないように注意しましょう。
"I saw a man at the bus stop. The man was reading a newspaper." → その男の人はすでに話に出ている
"The sun rises in the east." → 太陽は1つしかない
"Can you close the door?" → その場の状況でどのドアか分かる
日本語の「彼女はエンジニアです」には冠詞がありませんが、英語では職業にも a/an が必要です。engineer は母音の音で始まるので an です。
「ドアを閉めて」のドアは、その場でどれか分かる特定のドアなので the が必要です。
数えられる名詞が1つなら、否定文でも a/an が必要です。
advice は数えられない名詞なので a/an はつきません。some advice、または a piece of advice と言います。
the を覚えると何にでもつけたくなりますが、一般的な話(人生、自然、愛など)には the をつけません。
university は「ユ」の音(子音)で始まるので a です。文字ではなく音で選びましょう。
日本語には冠詞がありません:「私は先生です」「姉は看護師です」「ペンを借りてもいい?」
英語では、数えられる名詞が1つのとき、名詞の前に何かが必要です。職業も同じで、“I'm a teacher”、“She's an engineer”、“My sister is a nurse” と言います。“I'm teacher” は日本語話者にもっとも多い間違いの1つです。名詞を言う前に「a/an か the は?」と一瞬考える習慣をつけましょう。
「男の人がいました。その男の人は新聞を読んでいました」:日本語では「が」と「その」で、新しい情報か既に出た情報かを示します
英語では冠詞がこの役割をします。初めて出てくる人や物には a/an(I saw a man)、2回目からは the(The man was reading a newspaper)。日本語で「その」と言える場面は、英語では the になることが多いです。
カタカナ語は英語の音をもとにしています:ユニバーシティ、アンブレラ、アワー、ホテル
a か an かは最初の音で決まるので、カタカナの読みがヒントになります。「ア・イ・ウ・エ・オ」で始まれば an(an umbrella、an hour)、「ユ」や子音で始まれば a(a university、a European、a hotel)。つづりの u や h だけを見て決めないようにしましょう。ただし、ウール(wool)、イヤー(year)のように英語では w や y で始まる単語は a なので、最後は英語の発音で確かめましょう。
「アドバイスを1つ」「情報がいくつか」「家具を3つ」:日本語ではどんな名詞も数えるように話せます
英語には数えられない名詞があり、a/an も複数形の -s もつきません:advice、information、furniture、homework。“an advice” ではなく some advice、1つだけなら a piece of advice と言います。
💡 a か an か迷ったら、声に出して最初の音を確かめましょう。カタカナ読みもヒントになります。
💡 職業にも a/an:I'm a teacher、She's an engineer。
💡 一般的な話(人生、猫全般など)には the をつけません:Life is short、I love cats。
💡 「アドバイス」は英語では数えられない名詞:some advice(“an advice” は誤り)。
💡 会話に出てくる outlet は「コンセント」のことです(イギリス英語では socket)。英語の consent は「同意」という意味です。
"Can I get a medium coffee and an oat milk latte, please?"
"Sure. The oat milk latte will be about five minutes."
"No problem — is there an outlet near the window?"
"Yes, the one by the plant works."
練習問題 1 · 正しい冠詞を選びましょう
She's ___ engineer.
練習問題 2 · 音でグループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Which is correct?
練習問題 5 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 6 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 7 · 文を完成させましょう
Complete with an article: Can I borrow ___ pen? (any pen, one word)
練習問題 8 · 文を完成させましょう
Complete: ___ sun rises in the east. (one word)
練習問題 9 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake:
練習問題 10 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake:
練習問題 11 · 実際の場面
You're telling a story and mention a stranger for the first time. What's natural?
練習問題 12 · 実際の場面
You already mentioned the man once. How do you refer to him the second time?
練習問題 13 · 正しい冠詞を選びましょう
He's studying for ___ MBA.
練習問題 14 · よくある間違い:「姉は看護師です」
Japanese: "姉は看護師です。" Japanese has no articles. Which English sentence is correct?
いろいろな5つの問題で、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Choose the correct article: I saw ___ unicorn in the parade costume.
無冠詞(Zero Article)
Dogs are loyal. She speaks Japanese. 一般論、食事、言語、go to school などでは冠詞をつけません。the をつけすぎる間違いや「犬が好き」の言い方も確認します。
地名・人名と冠詞(the をつける?つけない?)
Japan、Paris、Texas は冠詞なし、the Nile、the Alps、the United States は the つき。「〜川」「〜山」などの日本語の地名がヒントになります。
総称と特定(Generic vs Specific Reference)
「犬は忠実だ」は Dogs are loyal。Dog is… でも The dogs are… でもありません。種類全体を言うときと、特定のものを言うときの冠詞の使い分けを整理します。
冠詞の応用(Advanced Article Usage)
形容詞つきの抽象名詞に a、最上級・序数・only・same に the、such a と what a の使い分け。冠詞のない日本語から考えると迷いやすい上級の冠詞パターンです。