日本語は「、」と「。」でほとんど用が足りますが、英語ではセミコロンやコロンが大事な役割を持っています。文と文のつなぎ方と、記号の打ち方を整理しましょう。
このレッスンで学ぶこと
セミコロン、コロン、ダッシュ、かっこ、ハイフンを使うと、文の中や文と文の間で、考えのつながり方をより細かくコントロールできます。コンマやピリオドほど頻繁には使いませんが、それぞれにほかの記号では代わりにくい役割があります。
日本語の文章にはセミコロンがなく、コロンもあまり使いません。そのため最初は見慣れないかもしれませんが、かっこやダッシュ(――)は日本語と似た感覚で使えます。特に注意したいのは4点です。コンマで2つの文をつながないこと、記号は半角で打つこと、; と : の前にスペースを入れないこと、そして “a five-year-old child” のような表現のハイフンです。
セミコロン(;)は、意味が強く結びついた2つの完全な文を、接続詞を使わずにつなぎます。セミコロンの前後は、それぞれ単独でも文として成り立つ必要があります。
日本語では「疲れていて、早く寝ました。」のように、「、」で節を次々とつなげられます。この感覚のまま英語を書くと “I was tired, I went to bed early.” となりますが、これは comma splice と呼ばれるはっきりした間違いです。直し方は3つあります。ピリオドで分ける(“I was tired. I went to bed early.”)、セミコロンでつなぐ(“I was tired; I went to bed early.”)、コンマ+接続詞にする(“I was tired, so I went to bed early.”)。
セミコロンのあとに and や but などの接続詞は付けません。セミコロン自体がつなぐ役目を果たしているからです。ただし however や therefore のような副詞は続けられ、ふつうはそのあとにコンマを置きます:“It was late; however, we kept working.”
打ち方にも注意しましょう。日本語入力のままだと全角の「;」が入ってしまうことがあります。英語では半角の ; を前の語にくっつけて書き、後ろに半角スペースを1つ入れます:“I was tired; I went to bed early.”
コロン(:)は、前の内容を説明したり、列挙したり、例を示したりするものを前置きします。リスト、説明、例などです。コロンの前は完全な文でなければなりません。“I need: milk, bread, and eggs.” は誤りで、“I need three things: milk, bread, and eggs.” が正しい形です。動詞や前置詞の直後にコロンを置かないのがポイントです。
説明を導く使い方は、日本語の「問題が1つありました。お金がなかったのです。」を1文にまとめるイメージです:“There was one problem: we had no money.” コロンのあとは、ふつう小文字で続けます。イギリス英語ではほぼ小文字です。アメリカ英語のスタイルガイドには、完全な文が続くときに大文字にするものもありますが、小文字にしておけばまず間違いになりません。
コロンの前にはスペースを入れず、後ろに半角スペースを1つ入れます。全角の「:」は使いません。なお、リストの and の前のコンマ(“milk, bread, and eggs”)は英語では付けても付けなくてもかまいません。
かっこ( )は、取り除いても文が成り立つ補足情報(ひとこと説明、注記、補足)を加えます。この感覚は日本語の( )とほぼ同じです。ダッシュ(—)もほぼ同じ働きをしますが、より強調したり、意外な情報や大事な情報を目立たせたりする効果があります。角かっこ [ ] は、引用文の中に、元の文にはない説明の語を書き足すときに使います。
日本語の「――」と同じように、補足が文の終わりに来るときは、ピリオドの前でダッシュを閉じる必要はありません:“She finally arrived — three hours late.” 文の途中に補足をはさむときは、前後に1つずつダッシュを置きます。
ダッシュの書き方には地域差があります。イギリス英語では前後にスペースを入れた短めのダッシュ(arrived – three hours late)がよく使われ、アメリカ英語ではスペースなしの長いダッシュ(arrived—three hours late)が一般的です。このレッスンではスペースありの長いダッシュを使っています。大切なのは1つの文章の中で統一することと、短いハイフン(-)と混同しないことです。また、カタカナの長音記号「ー」は英語の記号ではないので、ダッシュやハイフンの代わりに使わないようにしましょう。
ハイフン(-)は、2つ以上の語を名詞の前に置いて1つの形容詞として使うときに、それらをつなぎます。こうすると、複数の語がまとまって1つの説明になっていることがすぐにわかります:a well-known author、a five-year-old child。
語順は日本語の「5歳の子ども」「有名な作家」と同じで、説明が名詞の前に来ます。ここは日本語の感覚が助けになります。注意したいのは中身の形です。“five years old” と覚えているため “a five-years-old child” としがちですが、ハイフンでまとめた形は1つの形容詞として働くので、year は単数のままです。英語の形容詞には複数形がないからです。名詞の前ではなく、be動詞のあとなどに置く場合は、ふつうハイフンを付けず、複数形も戻ります:“The author is well known.” “The child is five years old.”
日本語の「、」の感覚で2つの文をコンマだけでつなぐのは、英語では間違いです。セミコロン、ピリオド、または and・so を伴うコンマを使いましょう。
全角の「:」と、スペースなしの書き方は日本語入力のくせです。英語では半角の : を使い、後ろに半角スペースを1つ入れます。
セミコロンがすでに2つの文をつないでいるので、and は不要です。and を残したいならコンマにしましょう:I was tired, and I went to bed early.
コロンの前は完全な文にします。何も前置きしないなら、コロンを取りましょう:I need milk, bread, and eggs.
ハイフンでまとめた複合形容詞の中では year は単数のままです。英語の形容詞には複数形がないからです。ハイフンなしで be動詞のあとに置くときだけ複数形になります:The child is five years old.
名詞の前では、複合形容詞の語をハイフンでつなぎます:well-known。
日本語では「雨が降っていて、私たちは家の中にいました。」のように、「、」で節を自由につなげられます。
英語では、コンマだけで2つの完全な文をつなぐと comma splice という間違いになります:“It was raining, we stayed inside.” セミコロン(“It was raining; we stayed inside.”)、ピリオド、または and・but・so を伴うコンマを使いましょう。セミコロンはまさにこのためにある記号です。
日本語の文章では全角の記号(、。;:())を使い、記号のあとにスペースを入れません。
英語では半角の記号を使い、; と : は前の語にくっつけて、後ろに半角スペースを1つ入れます:“I was tired; I went to bed early.” “I need three things: milk, bread, and eggs.” 日本語入力のまま打つと全角記号や全角スペースが混ざりやすいので、英文を書くときは半角英数モードにしましょう。
日本語でも「5歳の子ども」「有名な作家」のように、説明は名詞の前に置きます。
英語の複合形容詞も名詞の前に置くので、語順は同じ感覚で大丈夫です:“a five-year-old child”、“a well-known author”。ただし、語と語をハイフンでつなぎ、year は単数にします。be動詞のあと(名詞の前ではない位置)では、ふつうハイフンを付けません:“The child is five years old.”
💡 日本語なら「、」でつなぐ2つの文も、英語ではセミコロン、ピリオド、または and・but・so を伴うコンマが必要です。
💡 記号は半角で。; と : の前にスペースは入れず、後ろに半角スペースを1つ入れます。
💡 コロンの前は完全な文に。コロンのあとはふつう小文字で続けます。
💡 「5歳の子ども」→ a five-year-old child:名詞の前に置き、ハイフンでつなぎ、year は単数です。
"Can this be one sentence instead of two? 'The results were clear. We decided to proceed.'"
"You could join them with a semicolon: 'The results were clear; we decided to proceed.'"
"Or I could use a colon if I want to explain why."
"Right — 'The results were clear: we decided to proceed' works too, if the second part explains the first."
練習問題 1 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses a semicolon to join two closely related full sentences?
練習問題 2 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses a colon to introduce a list?
練習問題 3 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses a colon to introduce an explanation?
練習問題 4 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses parentheses for extra information?
練習問題 5 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses a dash to add an emphatic aside?
練習問題 6 · ハイフンの使い方が正しいものを選びましょう
Which sentence correctly uses a hyphen in a compound adjective before a noun?
練習問題 7 · 正しい答えを選びましょう
Which is the main difference between a semicolon and a comma when joining two full sentences?
練習問題 8 · セミコロンで正しくつないだ文を選びましょう
Which sentence correctly joins 'It was raining.' + 'We stayed inside.' with a semicolon (one sentence, no conjunction)?
練習問題 9 · 句読点が正しい文を選びましょう
Which sentence correctly uses square brackets to add a clarifying word inside a quote?
練習問題 10 · 記号をグループに分けましょう
0 / 5 分類済み
練習問題 11 · よくある落とし穴:コンマで2つの文をつなぐ
Japanese: "雨が降っていて、私たちは家の中にいました。" Which English sentence is correctly punctuated?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which sentence correctly uses a semicolon?
句読点のよくある間違い(Common Punctuation Problems)
comma splice、run-on sentence、its と it's、because の前のコンマ、複数形のアポストロフィ、「!!!」。日本人が英文で間違えやすい句読点をまとめて直します。
引用符と直接話法(Quotation Marks)
英語のセリフは「」ではなく "…" で囲み、コンマやピリオドは引用符の内側に置きます。大文字の使い方、疑問文の引用、間接話法との違いも確認しましょう。
コンマの使い方(Commas)
英語のコンマは日本語の「、」ほど自由に打てません。リスト、接続詞の前、文頭の語句、追加情報の使い方と、コンマだけで2つの文をつなぐ comma splice を学びます。
アポストロフィ(')の使い方
所有を表す 's(Tom's book)と短縮形(don't、it's)の書き方。複数形の dogs'、its と it's の違いなど、迷いやすいポイントを整理します。