Tom's book、don't worry、it's raining。日本語の文章には出てこない小さな記号ですが、英語では「所有」と「短縮」という2つの大事な役割があります。
このレッスンで学ぶこと
英語のアポストロフィ(')には、まったく違う2つの役割があります。1つは「〜の」という所有を表すこと、もう1つは単語の中で文字が省かれていることを表すこと(短縮形)です。この2つを混同するのが典型的な間違いで、its と it's がその代表例です。
そして、ふつうの複数形はどちらでもありません。複数形にアポストロフィはつけず、books、cars、CDs と書きます。日本の看板やお店の名前で “CD's” のような表記を見かけることがありますが、現在の標準的な書き方ではありません。
単数形の名詞には 's をつけます:the dog's bone、Anna's book、Tom's car。これは日本語の「の」と同じ順番で、持ち主が先、持ち物が後ろです。「アンナの本」→ Anna's book。人や動物が持ち主のときは、“the book of Anna” より 's のほうがずっと自然です。
-s で終わる名前:James's book と James' book の両方がよく使われます。
-s で終わる複数形には、s の後ろにアポストロフィだけをつけます:the dogs' bones、the students' books。-s で終わらない複数形(children、people、men、women)には、ふつうどおり 's をつけます:the children's toys、the people's choice。日本語の「犬の骨」は犬が1匹か何匹かを言いませんが、英語では書く前にどちらかを決める必要があります。
2人が一緒に持っているものなら、最後の名前だけに 's をつけます:Tom and Anna's car(2人で1台の車)。それぞれが別々に持っているなら、両方に 's をつけます:Tom's and Anna's cars(別々の2台)。
短縮形では、2つの単語がくっついたときに文字が抜けた場所を、アポストロフィで示します:do not → don't、I am → I'm、they are → they're、it is → it's、who is → who's、I will → I'll、she is → she's。(will not → won't のように、少し形が変わるものもあります。)
短縮形は、会話やくだけた文章(日常のメールやメッセージを含む)ではごく普通に使われます。日本語の話し言葉で「している」を「してる」と言うのに少し似ています。かしこまった文章では、短縮しない形を使うのが一般的です。
発音が同じペアに注意しましょう。you're(= you are)と your(あなたの)、they're(= they are)と their(彼らの)です。you are や they are に置き換えられなければ、アポストロフィは不要です:Is this your book?
英語のアポストロフィで一番多い間違いで、ネイティブでもよく間違えます。its(アポストロフィなし)は it の所有格で、his や her と同じく、アポストロフィは絶対につけません。it's(アポストロフィあり)は、いつも it is か it has の短縮形です。who's(= who is / who has)と whose(誰の)も同じ関係です。
日本語では「猫が足をなめた」のように「自分の」を省くのが自然ですが、英語では持ち主をはっきり言います。動物や物の場合は、ふつう its を使います(ペットを he や she で呼ぶ場合は別です)。“The cat licked its paw” が正しく、its を省いたり it's と書いたりしないようにしましょう。
簡単なテスト:it is か it has に置き換えてみて、意味が通じれば it's、通じなければ its です。
its(アポストロフィなし)が所有格の「その」です。it's は it is の意味になるので、ここでは意味が通りません。
日本語の「猫が足をなめた」では「自分の」を省きますが、英語では its などの所有格が必要です。
ふつうの複数形にアポストロフィはつけません。アポストロフィは所有と短縮形のときだけです。
-s で終わる複数形の所有は、s の後ろにアポストロフィを置きます。
「東京の大学」の「の」を 's にした誤りです。場所を表す「の」は、in などの前置詞で表すのが自然です。
you're は you are の短縮形です。「あなたの」は your で、アポストロフィはつけません。
「アンナの本」「兄の車」:日本語の「の」は持ち主が先、持ち物が後ろです
英語の 's も同じ順番です:Anna's book、my brother's car。人や動物が持ち主なら、「の」を 's に置き換えるだけで自然な英語になります。アポストロフィを忘れて “Annas book” と書くと、複数形のように見えてしまうので注意しましょう。
「東京の大学」「映画の最後」「ページの上」:日本語の「の」は場所や物にも何にでも使えます
英語の 's は主に人や動物(それに組織や国など)に使います。場所や物には of や前置詞、名詞を並べる形がよく使われます:a university in Tokyo、the end of the movie、the top of the page。「東京の大学」を “Tokyo's university” と言うと、「東京という都市が所有する大学」のように聞こえることがあります。
日本語では「それの」「あなたの」のような所有の言い方と「〜です」の言い方は、形がまったく違います
英語では発音が同じペアがあるので、意味で区別します。所有を表す語には絶対にアポストロフィをつけません:its、your、their、whose。短縮形には必ずつけます:it's(it is / it has)、you're(you are)、they're(they are)、who's(who is / who has)。長い形に戻せるならアポストロフィが必要です。
💡 「アンナの本」→ Anna's book:人や動物の「の」は 's で表せます。
💡 所有ではないふつうの複数形にアポストロフィはつけません:books、CDs。
💡 its か it's か迷ったら、it is / it has に置き換えてみましょう。意味が通れば it's です。
💡 犬が1匹なら dog's、複数なら dogs'。書く前に数を決めましょう。
"Wait, did I write 'its' or 'it's' there?"
"Let me check... you wrote 'The dog wagged it's tail' — that should be 'its' with no apostrophe."
"Right, because it's not short for 'it is' there."
"Exactly — it's just showing that the tail belongs to the dog."
練習問題 1 · 正しい所有の形を選びましょう
Which shows possession correctly for one dog?
練習問題 2 · 正しい所有の形を選びましょう
Which shows possession correctly for more than one dog (plural)?
練習問題 3 · 正しい短縮形を選びましょう
Which is the correct contraction of 'it is'?
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Which sentence uses 'its' (possessive, no apostrophe) correctly?
練習問題 5 · 正しい短縮形を選びましょう
Which is the correct contraction of 'do not'?
練習問題 6 · 正しい所有の形を選びましょう
Which shows possession correctly for a name ending in -s (James)?
練習問題 7 · 短縮形を書きましょう
Write the contraction of 'they are'.
練習問題 8 · 所有の形を書きましょう
Write the possessive form: 'the book that belongs to Anna' → 'Anna ___ book'
練習問題 9 · 正しい複数形を選びましょう
Which sentence correctly shows the plural of 'book' (NOT possessive)?
練習問題 10 · 共同所有の正しい形を選びましょう
Which shows joint possession correctly (Tom and Anna own the same car together)?
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · よくある間違い:「猫が足をなめた」
Japanese: "猫が足をなめた。" Japanese leaves out "its". Which English sentence is correct?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
Which sentence is correct?
コンマの使い方(Commas)
英語のコンマは日本語の「、」ほど自由に打てません。リスト、接続詞の前、文頭の語句、追加情報の使い方と、コンマだけで2つの文をつなぐ comma splice を学びます。
句読点の基本(Basic Punctuation)
大文字、ピリオド、クエスチョンマーク、エクスクラメーションマークの基本。日本語にない大文字のルールと、「か。」につられたピリオドの間違いを確認します。
引用符と直接話法(Quotation Marks)
英語のセリフは「」ではなく "…" で囲み、コンマやピリオドは引用符の内側に置きます。大文字の使い方、疑問文の引用、間接話法との違いも確認しましょう。
句読点の応用(Advanced Punctuation)
セミコロン、コロン、ダッシュ、かっこ、角かっこ、ハイフンの使い方。日本語の「、」の感覚で文をつなぐと起きるミスと、全角記号の落とし穴も確認します。