I、you、they などの代名詞は、同じ名詞をくり返さないために使います。日本語と違い、英語の文には必ず主語が必要です。7つの代名詞、物や天気・時間を表す it、1人の人を指す they を見ていきましょう。
このレッスンで学ぶこと
代名詞は、名詞の代わりに使う短い言葉です。同じ名詞を何度もくり返さないために使います。“Maria texted Maria's manager because Maria was running late” と言う代わりに、“Maria texted her manager because she was running late.” と言います。
I、you、he、she、it、we、they は、文の主語(動作をする人や物)になる代名詞です。日本語では「遅れています」「寒いですね」のように主語を言わないことがよくありますが、英語のふつうの文には必ず主語があります。「(彼は)遅れています」は “He is late.” です。主語を省かないことが、このレッスンのいちばん大事なポイントです。
I = 話している本人(私、僕)。You = 話している相手(1人でも複数でも、目上の人でも友だちでも you)。He = 男性1人(彼)。She = 女性1人(彼女)。It = 物、動物、考えなど(日本語の「それ」に近いですが、もっと気軽に、何度でも使います)。We = 話している本人とほかの誰か(私たち)。They = 複数の人や物(彼ら、それら)。また、性別がわからない、または関係ない1人の人を指すこともあります(あとで説明します)。
主語の代名詞は、名詞の代わりに動詞のすぐ前に置きます。“Jake is late.” → “He is late.” “My keys are gone.” → “They are gone.” 日本語には単数・複数の区別がないので、「鍵」を it で受けてしまいがちですが、2つ以上の物は they です。また、日本語では相手を「あなた」と呼ばずに名前で呼ぶことが多いですが、英語では話し相手に you を使うのが自然で、失礼ではありません。
ふだんの英語では、me、him、her、us、them のような形もよく見かけます。これは目的語の代名詞で、動詞のあとや、to、with などの前置詞のあとに置きます。“Call me.” “She's with him.” “Give it to us.”
日本語では「が」「を」などの助詞で役割を示しますが、英語では代名詞の形そのものが変わります(he → him)。語順にも注意しましょう。「私は彼を知っている」は、日本語の順番どおりに “I him know” とはせず、動詞のあとに置いて “I know him.” と言います。また、動詞の前の主語には必ず主語の形を使います。“He works with me.” が正しく、“Him works with me” ではありません。今はこれらの形を見てわかれば十分です。主語の形と目的語の形の使い分けは、別のレッスンでくわしく学びます。
it は物を指すだけでなく、天気、時間、状況全般を言うときにも使います。特定の「物」がなくても主語として it を置きます。“It's raining.” “It's 3 o'clock.” “It's my turn.” “It's getting late.”
日本語では「雨が降っています」「3時です」「私の番です」「遅くなってきました」と、主語なしで自然に言えます。でも英語では、この空いた主語の位置に it が入ります。主語を省いて “Is …” で始めると、疑問文のように聞こえるか、文として成り立ちません。“Is my turn” は間違いで、“It's my turn.” と言います。「今は3時です」を “Now is 3 o'clock” としないようにも気をつけましょう。“It's 3 o'clock now.” です。
うれしいことに、日本語の名詞には男性・女性の区別がありません。英語でも、机、ドア、スマホ、考えなどの物は、1つなら性別を気にせず it です。ノートパソコンについて「すごく速い」と言うなら “It's fast” です。
they は、性別がわからない、言われていない、または関係ない1人の人を指すときの、ごく普通の言葉です。“Someone left their phone here — I hope they come back for it.” “The new hire starts Monday; they'll sit next to Priya.”
日本語の「その人」「お客さま」は性別を表さないので、この感覚はつかみやすいはずです。学校では “he or she” と習ったかもしれませんが、今の英語では、知らない人やお客さまなど、性別が文の内容に関係ない人について、話し言葉でも書き言葉でも they がとてもよく使われます。特別なルールや例外ではありません。また、自分を they で呼んでほしいという人にも使います。同僚の Alex が “uses they/them” と聞いたら、“Alex is late, but they'll be here soon.” と言います。they のときは、1人を指していても動詞は複数の形です(they are、they live)。
「また雪が降っている」には主語がありませんが、英語では天気の文に it が必要です。
「今は3時です」の「今は」を主語にせず、時間の文は it で始めます。
前の文で誰のことかわかっていても、英語では2文目にも主語の she が必要です。
鍵が複数なら they で受け、動詞も are にします。日本語のように単数・複数を区別しないままにしないよう注意しましょう。
動詞の前の主語には he、she、they などの主語の形を使います。him、her、them は目的語の形です。
誰のことでもありうる場合、今の英語では his(he)を自動的に使わず、their(they)を使うのが自然です。his は古い、または男性だけを想定した言い方に聞こえます。
日本語では「寒いですね」「今、行きます」「病院で働いています」のように、主語をよく省きます
英語のふつうの文には主語が必要です。“It's cold, isn't it?” “I'm coming.” “She works at a hospital.” 誰のことか前の文でわかっていても、代名詞で主語を言いましょう。“Is cold in here.” や “Works at a hospital.” は文として成り立ちません。
「雨です」「3時です」「あなたの番です」には、そもそも主語にあたる言葉がありません
英語では、天気・時間・状況の文に「形だけの主語」it を置きます。“It's raining.” “It's 3 o'clock.” “It's your turn.” 「今は3時です」「今日は寒いです」の「今」「今日」を主語にするより、“It's 3 o'clock now.” “It's cold today.” のように it を主語にするのが自然です。
日本語の名詞には男性・女性の区別がありません
英語でも、1つの物は it です。he と she は人(と、性別を言いたいときの動物)にだけ使います。“I like my new laptop — it's really fast.” ここは日本語話者にとって簡単なポイントです。
日本語では「鍵」「メガネ」が1つか複数かを言い分けません
英語では、複数の物は they で受けます。“My keys are gone.” → “They are gone.” 鍵が2本以上なら it ではありません。動詞も複数の形(are)になります。
日本語では「あなた」は距離を感じさせるので、相手を名前や「部長」「先生」などで呼ぶのがふつうです
英語の you には失礼な響きはまったくなく、友だちにも上司にもグループにも使います。話している相手に “Does Ms. Tanaka want coffee?” と言うと、本人ではなく別の人のことを話しているように聞こえます。“Do you want coffee?” と言いましょう。丁寧さは代名詞ではなく、言葉づかいや口調で表します。
日本語には大文字・小文字の区別がありません
英語の “I” は、文の途中でも必ず大文字です。“Yes, I am.” “Maybe I can help.” チャットで “i” と小文字で書くくせをつけないようにしましょう。一方 “you” は、文の最初以外は小文字です。
💡 英語の文には主語が必要です。日本語で主語がなくても、英語では I、she、it などを入れましょう。
💡 「雨です」「3時です」「私の番です」は it から:It's raining. It's 3 o'clock. It's my turn.
💡 1つの物は it、複数の人や物は they。鍵が2本以上なら they です。
💡 相手には名前でなく you。性別がわからない1人の人には they。
"This is Jordan — they just joined the design team." "Nice to meet you! Are you settling in okay?" "Yes, thanks. It's my first week, so it's still a bit overwhelming."
練習問題 1 · 正しい文を選びましょう
Which sentence correctly replaces "Marcus" with a pronoun?
練習問題 2 · 正しい文を選びましょう
Which sentence correctly replaces "my keys" with a pronoun?
練習問題 3 · 正しい文を選びましょう
Which sentence is correct?
練習問題 4 · 正しい文を選びましょう
Maria and Sofia are sisters. Which sentence describes them correctly?
練習問題 5 · 正しい文を選びましょう
A customer left an umbrella at the front desk, but we don't know the customer's name yet. Which sentence is correct?
練習問題 6 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 7 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 8 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete the sentence about a coworker named Alex, who uses they/them: "Alex is running late, but ___ will be here by nine."
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete the sentence with the correct pronoun: "___ raining again today." (weather — use a contraction)
練習問題 11 · 文を完成させましょう
Complete the sentence: "My parents live nearby, so ___ visit every weekend."
練習問題 12 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "Is your turn to choose the movie."
練習問題 13 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "My brother is out sick, so him will call back tomorrow."
練習問題 14 · 実際の場面
You're introducing two new coworkers, Priya and Tom, to the team. Which sentence is correct?
練習問題 15 · 実際の場面
You're filling out a delivery log. The customer's name wasn't given, only "the customer." Complete the note: "The customer called and said ___ would be home after 5."
練習問題 16 · 実際の場面
You just found the last parking spot right in front of the store. What do you say to your friend?
練習問題 17 · よくある間違い:「今は3時です」の「今」を主語にする
Japanese: "今、3時です。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
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Your friend Sam (who uses they/them) is running a 5K this weekend. Which sentence is correct?
主格と目的格の代名詞(Subject vs Object Pronouns)
I か me か、he か him か。英語の代名詞は文の中の役割で形が変わります。「彼女と」が with her、「彼と私は」が He and I になる理由を確認します。
所有代名詞(mine、yours、ours など)
「私のです」は It's my. ではなく It's mine.。mine、yours、his、hers、ours、theirs の6語を、アポストロフィをつけずに正しく使えるようにします。
所有格と所有代名詞(my と mine の使い分け)
日本語ではどちらも「私の」ですが、英語では my か mine かを後ろに名詞があるかどうかで決めます。This bag is my. と言わないためのポイントを整理します。
再帰代名詞(myself, yourself など)
myself、himself、themselves は「自分自身」に動作が返るときや、「自分で」と強調するときに使います。主語に合わせた形の選び方と、丁寧語ではない理由を解説します。