多くの動詞では -ing か to かは決まっているだけですが、remember, forget, stop, try, regret では形が文の意味を決めます。ヒントは日本語の「〜した」と「〜する」です。
このレッスンで学ぶこと
ほとんどの動詞は、うしろに -ing 形(動名詞)が来るか to 不定詞が来るかを覚えるだけです(「動詞のあとは -ing か to か」のレッスンを参照)。でも一部の動詞は両方の形をとり、どちらを選ぶかで文体ではなく意味が変わります:“I remember locking the door.”(ドアに鍵をかけたのを覚えています。)“Remember to lock the door.”(忘れずにドアに鍵をかけてね。)
便利な目安:-ing はたいてい「うしろ」を向いていて、すでにしたことや、すでに続いていることを表します。to は「前」を向いていて、これからすることを表します。
日本語では「〜するの」「〜したこと」のように「の」「こと」で動詞を名詞にしますが、そのとき「〜した」(もう済んだ)か「〜する」(これから)かが、-ing と to を選ぶ大きなヒントになります。ただし、stop だけは例外があるので注意しましょう(下の stop の項目を参照)。
remember/forget+-ing は「うしろ」を向いていて、すでにしたことの記憶(または記憶がないこと)を表します。“I remember meeting her at a conference years ago.”=「何年も前に学会で彼女に会ったのを覚えています。」
remember/forget+to は「前」を向いていて、これからすることを表します。“Please remember to send that email before noon.”=「お昼までに忘れずにあのメールを送ってください。」“He forgot to lock the door.”=「彼はドアの鍵をかけ忘れた」つまり、ドアは開いたままです。「忘れずに〜する」「〜し忘れる」は to と覚えましょう。
落とし穴:学校で習う「to have+過去分詞」で「〜したこと」を表そうとして、“I remember to have met her” とするのは間違いです。記憶を表すなら -ing だけで十分です:remember meeting。“I remember that I met her.” と言うこともできます。
補足:forget+-ing は remember+-ing ほど使われません。自然なのは “I'll never forget meeting her.”(彼女に会ったことは決して忘れない)のような形です。日常会話では “He forgot locking the door” より “He forgot (that) he'd already locked the door.” のほうがよく使われます。
stop+-ing は「〜するのをやめる」です:“I stopped smoking.”=「タバコをやめました。」
stop+to は「(していたことを中断して)〜するために立ち止まる」です。この to は「〜するために」という目的を表します:“I stopped to smoke.”=「タバコを吸うために立ち止まりました。」日本語で「〜するために」と言えるなら to です。
ここが日本語話者の大きな落とし穴です。「タバコを吸うのをやめた」の「吸うの」は「する」の形なので、つい to を選びたくなりますが、英語では -ing です。stop smoking は「タバコをやめた」、stop to smoke は「タバコを吸うために止まった」で、意味が正反対になります。
try+-ing は「試しに〜してみる」で、うまくいくかどうかの実験です:“Try restarting the computer.”=「パソコンを再起動してみて。」
try+to は「難しいことを〜しようと努力する」です:“Try to open the jar — it's really stuck.”=「そのびん、開けようとしてみて。本当に固いから。」try to では、うまくいくかどうかは分かりません。
ここでは日本語がとても役に立ちます。「〜してみる」が try+-ing、「〜しようとする」が try+to にほぼ対応します。ネイティブも常に厳密に使い分けるわけではありませんが、手軽な解決法を提案するなら try+-ing が自然です。「再起動してみて」を “Try restart” のように原形だけで言うことはできません。
regret+-ing は「〜したことを後悔する」です:“I regret telling him the secret.”=「彼に秘密を話したことを後悔しています。」“I regret to have told him” とはしません。過去にしたことは -ing だけで表します。
regret+to は、悪い知らせを伝えるときのかたい決まり文句で、ほとんど inform, tell, say, announce とだけ使います:“I regret to inform you that your application was unsuccessful.”=「残念ながら、今回はご希望に添えない結果となりましたことをお知らせいたします。」ビジネスメールの「残念ながら〜をお知らせします」にあたります。
「〜するのをやめる」は stop+-ing です。stopped to smoke は「タバコを吸うために立ち止まった」で、正反対の意味です。
「会ったのを覚えている」は remember+-ing だけで表します。to have+過去分詞は使いません。
すでにしたことの記憶は -ing です。remember to は「忘れずに〜する」です。
「〜したことを後悔する」は regret+-ing です。regret to はほぼ I regret to inform you のような正式なお知らせだけに使います。
try のあとは -ing か to で、原形だけにはしません。「〜してみて」と試しに提案するなら try+-ing が自然です。
「タバコを吸うのをやめた」:日本語では「吸うの」と、「する」の形を使います。
英語の stop は、この意味では -ing です:“I stopped smoking.” 「吸う」につられて to にすると “I stopped to smoke” となり、「タバコを吸うために立ち止まった」という正反対の意味になります。stop のあとの to は「〜するために」の意味だと覚えましょう。
「会ったのを覚えている」「話したことを後悔している」と、日本語は済んだことに「〜した」を使います。
remember, forget, regret では、この「〜した」が -ing にあたります:“I remember meeting her”、“I regret telling him.” 学校で習う to have+過去分詞は使いません(“to have met” / “to have told” はここでは間違い、またはとても不自然です)。「忘れずに〜して」「〜し忘れた」のように、まだしていないことなら to です:“Remember to lock the door.”、“He forgot to lock the door.”
日本語では「〜してみる」(試す)と「〜しようとする」(努力する)を区別します。
英語の try も同じように使い分けます。「ルーターを再起動してみて」= “Try restarting the router”(試し)。「びんを開けようとしている」= “I'm trying to open the jar”(努力。うまくいくかは分からない)。日本語の感覚がそのまま役に立ちます。
💡 「〜するのをやめる」= stop+-ing。「〜するために止まる」= stop+to。
💡 「〜したのを覚えている」「〜したことを後悔している」= remember/regret+-ing。to have+過去分詞は使いません。
💡 remember, forget, regret では、-ing はうしろ(もう済んだこと)、to は前(これからすること)を向きます。
💡 「〜してみる」= try+-ing、「〜しようとする」= try+to。
"The Wi-Fi still isn't working."
"Did you try restarting the router? Sometimes that fixes it."
"Yeah, I tried unplugging it for a minute. Still nothing."
"Okay, let's try calling support then."
練習問題 1 · 正しい意味を選びましょう
'I remember locking the door' means:
練習問題 2 · 正しい意味を選びましょう
'Remember to lock the door' means:
練習問題 3 · 正しい意味を選びましょう
'I stopped smoking' means:
練習問題 4 · 正しい意味を選びましょう
'I stopped to smoke' means:
練習問題 5 · 正しい意味を選びましょう
'Try restarting the computer' means:
練習問題 6 · 正しい意味を選びましょう
'Try to open the jar' (it's stuck) means:
練習問題 7 · 正しい意味を選びましょう
'I regret to inform you...' means:
練習問題 8 · 正しい意味を選びましょう
'I regret telling him the secret' means:
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Complete (memory of a past action): 'I remember ___ (meet) her at a conference years ago.'
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete (future duty/reminder): 'Please remember ___ (send) that email before noon.'
練習問題 11 · グループに分けましょう
0 / 4 分類済み
練習問題 12 · よくある落とし穴:「吸うのをやめた」
Japanese: "去年、タバコを吸うのをやめました。" Which English sentence is correct?
5つのクイック問題で、覚えたことを確かめましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
'He forgot to lock the door' means:
原形不定詞(Bare Infinitive)
助動詞、使役動詞 let・make、had better、would rather、why not のあとは to のない原形不定詞を使います。make の受動態で to が戻るルールも確認します。
動詞+人+to不定詞
「あなたに電話してほしい」は I want you to call me。want、ask、tell、advise +人+ to の形と、“asked to him” や “said me to” がなぜ間違いかを学びます。
動詞のあとは -ing か to か(Verb Patterns)
avoid・mind・suggest は -ing、want・decide・manage は to、like・begin はどちらも可。「〜すること」をつい to にしてしまう間違いを防ぎます。
to不定詞(To-Infinitive)
to+動詞の原形で「〜するために」「〜してうれしい」「〜することに決めた」。for を使わない目的の言い方、形容詞・動詞のあとの to を例文で整理します。