時を表す節に will は使わない
このレッスンでいちばん大切なルールです。未来のことを話すときでも、when, as soon as, before, after, until, once で始まる節は現在形(ときに現在完了形:when I've finished)にし、will は使いません。未来だということは、文脈と主節からわかるからです。英語の文法書では “no future in time clauses” のルールと呼ばれます。
実はこれは日本語の感覚に近いルールです。日本語でも「着く前に連絡します」「準備ができ次第始めます」のように、時を表す部分には未来の印を付けません。つまずく原因は、「未来=will」と覚えて時を表す節にまで will を入れてしまうことです。“I'll call you when I will arrive.” ではなく “I'll call you when I arrive.” です。
もう1つの落とし穴は「〜たら」です。「着いたら」「終わったら」は「た」の形なので、“I'll call you when I arrived.” や “Once you finished, let me know.” と過去形にしてしまいがちです。未来のことなら現在形(when I arrive, once you finish)、「〜し終えたら」を強調したいなら現在完了形(when I've finished)にします。
なお、when がいつも時を表す節を作るわけではありません。「彼がいつ着くかわからない」のような間接疑問では will を使えます:“I don't know when he will arrive.” when が「〜するときに」なら現在形、「いつ〜か」なら will も可能、と覚えましょう。また、「〜たら」は when と if の両方にあたります。確実に起こること(「家に着いたら」)は when、起こるかどうかわからないこと(「雨が降ったら」)は if です。if のあとも現在形を使います:“if it rains”。
"I'll call you when I arrive."
"I'll call you when I will arrive. (誤り)"
未来の形は主節に
will を使わないのは時を表す節だけです。主節にはふつう will や be going to などの未来の形を使います(命令文でもかまいません:“Once you finish, let me know.”)。
逆の落とし穴にも注意しましょう。日本語の「電話します」「始めます」は、形は現在形でも未来の約束を表します。これをそのまま “I call you when I arrive.” とすると、英語では習慣(いつも着いたら電話する)のように聞こえます。約束や予告、予測には主節に未来の形が必要です:“We'll start as soon as everyone is ready.” 主節を現在形にできるのは、時刻表のように決まった予定の場合です(“The train leaves at six.”)。by the time と一緒に使う主節では、未来完了形(will have+過去分詞)がよく使われます:“By the time you arrive, we'll have finished dinner.”(あなたが着くまでには、私たちは夕食を食べ終わっているでしょう)。
時を表す節には、基本的に主語と動詞を入れます(“when I arrive”)。時を表す節が文頭に来るときはコンマを付け、文末に来るときはふつう付けません。
"We'll start as soon as everyone is ready."
"By the time you arrive, we'll have finished dinner."
主な時の接続詞
このルールは、時を表すすべての接続詞に当てはまります:when(〜するとき、〜したら)、while(〜している間)、before(〜する前に)、after(〜したあとで)、as soon as(〜したらすぐに、〜し次第)、until(〜するまで)、once(いったん〜したら)、by the time(〜するまでに)。
日本人が特に混同しやすいのが until と by the time です。日本語の「まで」と「までに」の違いと同じです。until(まで)は、その時点まで状態や動作が続くことを表します:“I won't relax until this project is finished.”(このプロジェクトが終わるまでは気が抜けない)。by the time(までに)は、その時点ですでに何かが済んでいることを表します:“By the time she gets here, dinner will be ready.” 「着くまでに」を until で表すことはできません。なお、「金曜日までに」のように名詞が続くときは by を使います(“by Friday”)。
また、「〜の間」は名詞の前なら during(“during dinner”)、主語+動詞の前なら while です。過去に同時に進んでいた2つの動作は、次のように表します:“While I was cooking, she was setting the table.” before や after のあとに that は付けません:“We'll go out after we eat.”
"Once you finish, let me know."
"I won't relax until this project is finished."
💡 will は主節に置き、時を表す節には入れません。
💡 「着いたら」→ when I arrive。「た」につられて過去形にしないようにしましょう。
💡 「〜まで」は until、「〜までに」は by the time。
💡 間接疑問の when(「いつ着くかわからない」)なら will を使えます。