主語と動詞の一致(Subject–Verb Agreement)

A1–A2文法の基礎

日本語の動詞は主語で形が変わりませんが、英語の現在形では he/she/it のときだけ形が変わります。いくつかの型を覚えれば、正しい形が自然に出てくるようになります。

このレッスンで学ぶこと

  • 現在形では、he/she/it のとき以外は動詞の形がほとんど変わらない理由
  • I/you/we/they は原形、he/she/it は -s をつける
  • be動詞の形:am、is、are
  • do/does と don't/doesn't、そしてその後の動詞が原形になる理由

基本の考え方

主語と動詞の一致とは、動詞の形を主語に合わせることです。日本語では「私は働く」「彼は働く」「彼らは働く」のように、主語が何でも動詞の形は変わりません。英語の現在形でも、be動詞を除けば、形が変わるのは he、she、it(と単数の名詞)が主語のときだけです。

いくつかの型(I/you/we/they + 原形、he/she/it + -s のついた動詞、そして独自の形を持つ be動詞)を覚えてしまえば、一致について考えることはほとんどなくなります。

I/you/we/they + 原形

I、you、we、they の後では、動詞は辞書に載っている形(原形)のままで、何もつけません:“I work downtown.” “They live nearby.” “We start at nine.”

注意したいのは、三単現の s を覚えた後に、主語が複数だから、または名詞に -s がついているからといって、動詞にも -s をつけてしまうことです。my parents の -s は名詞の複数形の印で、動詞の -s とは別物です。they work、my parents work のように、複数の主語の後では動詞は原形です。

"I work downtown."
"They live nearby."
"We start at nine."

he/she/it + -s のついた動詞

he、she、it が主語のとき、現在形の動詞には -s をつけます。-s、-sh、-ch、-x、-z、-o で終わる動詞には -es(watches、goes)、「子音字 + y」で終わる動詞は y を i に変えて -ies(study → studies)です:“He works downtown.” “She watches the news every night.” “It rains a lot here in spring.”

学校で習う「三単現の s」のことです。ルール自体は知っていても、日本語には似たものがないので、特に話すときに忘れがちです。“He work downtown” は、ネイティブにはすぐに不自然に聞こえます。-s は he/she/it だけでなく、my brother や the meeting のような単数の名詞が主語のときにもつけます。

"He works downtown."
"She watches the news every night."
"It rains a lot here in spring."

be動詞:am、is、are

be動詞は「原形か -s か」のルールに従わず、独自の形を持っています。I am、he/she/it is、you/we/they are です。“I am ready.” “She is at work.” “They are on vacation.”

日本語の「です」は主語が何でも同じ形なので、“He are” や “We is” のように混ざりやすくなります。この3つの形は、-s のルールとは別に覚えておきましょう。

"I am ready."
"She is at work."
"They are on vacation."

do/does と don't/doesn't:後の動詞は原形

do と does(否定形の don't と doesn't)も同じように使い分けます。I/you/we/they + do/don't、he/she/it + does/doesn't です。“Do you work Saturdays?” “Does she work Saturdays?” “I don't work Saturdays.” “He doesn't work Saturdays.”

日本語では文の最後に「か」をつけるだけで疑問文になりますが、英語では does が主語に合わせる役割を担います。そのため、後ろの動詞は原形に戻ります:“Does he work here?” が正しく、“Does he works here?” は誤りです。-s がつくのは1か所だけです。

"Do you work Saturdays?"
"Does she work Saturdays?"
"I don't work Saturdays."
"He doesn't work Saturdays."
"Does he work here?"

よく使う特別なケース

日本語には名詞の単数・複数の区別がないので、英語の名詞が単数扱いか複数扱いかは単語ごとに覚える必要があります。people は複数扱いです(“People are waiting outside.”)。everyone/everybody は「みんな」という意味でも単数扱いです(“Everyone is here.”)。news は -s で終わっていても単数扱いです(“The news is good today.”)。

there is(単数)と there are(複数)もあります。日本語の「ある」「いる」は数によって変わりませんが、英語では後ろに来る名詞によって形が変わります:“There is a message for you.” “There are two messages for you.”

参考までに:team や family のような集団を表す名詞は、アメリカ英語ではふつう単数扱いです(“The team is winning”)。イギリス英語では、メンバー一人ひとりを意識して複数扱いにすることもよくあります(“The team are winning”)。このレッスンではアメリカ英語を使います。

"People are waiting outside."
"Everyone is here."
"The news is good today."
"There is a message for you."
"There are two messages for you."

実際の英語

"My coworkers start their shift at seven."
"The printer stops working every Monday."
"We are almost ready for the trip."
"Do you usually walk to the station?"

注意

✗He work every weekend.
✓He works every weekend.

日本語の動詞には主語による変化がないので、三単現の s を忘れがちです。he/she/it が主語なら -s が必要で、きちんと発音もします。

✗My parents lives near the airport.
✓My parents live near the airport.

parents の -s は名詞の複数形の印です。主語が複数なら、動詞は原形のままです。

✗He are ready.
✓He is ready.

日本語の「です」は1つの形ですが、英語の be動詞は I am、he/she/it is、you/we/they are と変わります。

✗There is two messages for you.
✓There are two messages for you.

「ある」は数で変わりませんが、英語では複数の名詞の前では there are を使います。

✗She don't work Fridays.
✓She doesn't work Fridays.

he/she/it なら doesn't です。“She don't” は一部の方言や歌で耳にしますが、標準的な英語ではありません。

✗Does he works here?
✓Does he work here?

主語に合わせるのは does です。後ろの動詞は原形で、-s はつけません。

✗Everyone are here.
✓Everyone is here.

「みんな」は大勢でも、everyone は単数扱いです。動詞は is になります。

日本語と比べてみよう

日本語の動詞は、主語が「私」でも「彼」でも「彼ら」でも形が変わらない

英語の現在形では、he/she/it(と単数の名詞)のときだけ動詞に -s がつきます。日本語に同じ仕組みがないため、2つの反対の間違いが起きます。-s を忘れる(“He work…”)間違いと、三単現の s を覚えた後に他の主語にもつけてしまう(“They works…”、“My parents lives…”)間違いです。主語が「1人・1つ」で、I でも you でもないときだけ -s です。

日本語の疑問文や否定文は、「〜か」「〜ない」を動詞につけるだけで、助動詞を使わない

英語では does/doesn't が動詞の代わりに主語に合わせます:“Does he work here?”、“He doesn't work here.” だから後ろの動詞は原形のままです。“Does he works” は一致を2回つけてしまっています。he/she/it なのに don't を使う(“He don't”)のも誤りです。

日本語の名詞には単数・複数の区別がない(「人」「みんな」「ニュース」)

英語では、主語が単数か複数かで動詞が変わるので、名詞の数を意識する必要があります。people は複数扱い(“People are…”)、everyone は単数扱い(“Everyone is…”)、news は単数扱い(“The news is…”)です。「みんな」は大勢の人を指しますが、everyone は文法上は単数です。

「ある」「いる」は数によって変わらない:「メッセージが1件ある」「メッセージが2件ある」

英語では後ろに来る名詞によって形が変わります:“There is a message for you”、“There are two messages for you”。「ある」と同じ感覚で “There is two messages” と言いがちなので、後ろの名詞が単数か複数かを必ず確認しましょう。

💡 be動詞以外の現在形で形が変わるのは he/she/it(と単数の名詞)のときだけ。-s をつけて、はっきり発音しましょう。

💡 主語が複数なら動詞は原形です。名詞の -s と動詞の -s を混同しないようにしましょう。

💡 does や doesn't の後の動詞は必ず原形です。-s が紛れ込んでいないか確認しましょう。

実際の場面:配達の確認

"Does the package arrive today?"

"Yes, it usually arrives before noon."

"Great — I am home all morning."

練習

練習問題 1 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 2 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 3 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 4 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 5 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 6 · 正しい形を選びましょう

Which is correct?

練習問題 7 · グループに分けましょう

He plays tennis.
He play tennis.
They plays tennis.
They play tennis.
She likes pizza.
She like pizza.

0 / 6 分類済み

練習問題 8 · 単語を並べ替えましょう

??????

練習問題 9 · 単語を並べ替えましょう

??????

練習問題 10 · 文を完成させましょう

Complete with the correct form of "watch": "My brother ___ the news every night." (one word)

練習問題 11 · 文を完成させましょう

Complete with the correct form of "be": "The kids ___ at school right now." (one word)

練習問題 12 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake and type the correct sentence: "My neighbor walk his dog every evening."

練習問題 13 · 間違いを直しましょう

Fix the mistake and type the correct sentence: "Does your sister lives nearby?"

練習問題 14 · 実際の場面

You're filling out a form about your household: "How many people ___ in your home?" Which word fits?

練習問題 15 · よくある間違い:「みんな」を複数扱いにする

Japanese: "みんなもう来ています。" "みんな" means many people, but which English sentence is correct?

クイックチャレンジ

いろいろな5つの問題で、学んだことを確認しましょう。

問題 1 / 5

スコア:0/0

Which is correct?

学んだこと

  • be動詞以外の現在形で動詞の形が変わるのは、he/she/it(と単数の名詞)が主語のときだけです。-s をつけて発音します。
  • I/you/we/they と複数の主語の後は原形です(they work、my parents work)。
  • be動詞は独自の形を持ちます:I am、he/she/it is、you/we/they are。
  • do/does と don't/doesn't も、he/she/it かどうかで使い分けます。
  • does や doesn't の後の動詞は原形で、-s はつけません。
  • 「ある」と違って、there is / there are は後ろの名詞の単数・複数で変わります。
  • People are、everyone is、the news is:よく使うこれらの形は1つずつ覚えましょう。
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