英語の文は、いくつかの部品でできています。主語、動詞、ときには目的語、そしてことばのまとまりである「句」と「節」です。学校で習った S・V・O を、実際の英文ですぐに見分けられるようになると、ほかの文法もぐっとわかりやすくなります。
このレッスンで学ぶこと
文(sentence)とは、まとまった1つの考えを表すことばのまとまりです。聞いた人が、足りない部分なしに全体を理解できます。英語の文には、最低でも主語(だれ・何について話しているか)と動詞(何が起きているか)が必要です。文は大文字で始まり、ピリオド、クエスチョンマーク、エクスクラメーションマークで終わります。(“Sit down.” のような命令文は例外で、主語の you が省かれています。)
見た目が文のようでも、文ではないものもあります。“Closed for lunch.”(昼休みのため閉店)はお店の張り紙としては自然ですが、主語も動詞もないので、完全な文ではなく断片です。用語を暗記することより、この違いに気づけるようになることがこのレッスンの目的です。
主語は、文が話題にしている人やもので、ふつうは動作をする人・もの、または何かを説明される人・ものです:“My manager called a meeting.” “The kitchen is clean.” 動詞は、何が起きているかを表します。動作(“called”)のことも、状態(“is”)のこともあります。完全な英語の文には、この2つが両方必要です。
ここが日本語との大きな違いです。日本語では、わかりきった主語は省くのがふつうです。「また遅刻した」「昨日京都に行きました」で十分ですね。でも英語では、“Arrived late again.” ではなく “He arrived late again.”、“Went to Kyoto yesterday.” ではなく “I went to Kyoto yesterday.” と、主語をはっきり言います。「雨が降っている」「もう遅い」のように日本語に主語がない文でも、英語では it を主語に立てます:“It's raining.” “It's late.”
動詞も省けません。日本語の「台所は今日とてもきれい」は形容詞だけで文になりますが、英語では be動詞が必要です:“The kitchen very clean today” ではなく “The kitchen is very clean today.” です。また、主語は1回だけ言います。日本語の「姉は、昨日電話をくれた」のように「〜は」で話題を出してから続ける感覚で、“My sister she called me” と主語を2回言わないようにしましょう。正しくは “My sister called me” です。主語は1語のこともあれば(“She left.”)、長いまとまりのこともあります(“My upstairs neighbor left.”)が、役割は同じです。
動詞の中には、目的語(動作を受けるもの、「〜を」に当たるもの)が必要なものがあります:“He wrote a long email.” ここでは、書かれたものが email です。一方、目的語のいらない動詞もあります:“The baby slept.” slept のあとに何もなくても、文は完成しています。
日本語では「を」や「が」などの助詞が役割を示すので、「ケーキを兄が焼いた」「兄がケーキを焼いた」のように語順を入れ替えても意味は変わりません。動詞もふつう最後に来ます。英語には助詞がないので、語順そのものが「だれが何をしたか」を示します。主語 → 動詞 → 目的語の順で、“My brother baked the cake.” と言います。代名詞の目的語も動詞のあとです:“She called me.”(“She me called.” ではありません)。
日本語の「〜が」がいつも主語になるとは限らない点にも注意しましょう。「私はコーヒーが好きです」の「コーヒーが」は、英語では目的語になります:“I like coffee.”。見分けるコツ:動詞のあとに何もないと物足りない(“She fixed…” 何を?)なら目的語が必要、それだけで完結している(“She smiled.”)なら目的語は不要です。
句(phrase)は、意味のうえでまとまっているけれど、それ自身の主語と動詞を持たないことばのまとまりです:“the tall building”、“very carefully”、“before breakfast”。節(clause)は、主語と動詞を持つまとまりです:“because it was raining” には主語(it)と動詞(was raining)があります。ただし、節がいつも1つの文として独立できるわけではありません。“Because it was raining” だけでは文が終わっていない感じがします。主になる部分が必要です:“Because it was raining, we stayed inside.”
これは日本語でも同じです。「雨が降っていたので。」だけでは話が完結せず、「家にいました」のような主になる部分が必要ですね。because、when、after で始まる節も同じように働きます。まとめると、句には自分の主語+動詞がなく、節にはあります。でも、節の中で単独の文になれるのは一部だけです。
日本語の「お店に行った」は主語なしで自然ですが、英語のふつうの文には主語が必要です。主語を省けるのは、ごく短いメモくらいです。
「また雨が降っている」には主語がありませんが、英語では天気の文に it を主語として立てます。
「台所はとてもきれい」は日本語では動詞なしで文になりますが、英語では be動詞(is)が必要です。
「姉は、昨日の夜…」と話題を出す感覚で主語を2回言わないようにしましょう。英語の主語は1回だけです。
主語(the flight)と動詞(was delayed)があるので節ですが、「飛行機が遅れたので。」だけでは話が終わらないのと同じで、完全な文ではありません。主になる部分を加えます。
日本語は「彼女は私に電話した」と動詞が最後ですが、英語では目的語は動詞のあとに置きます。
日本語では、わかりきった主語を省くのが自然です:「昨日京都に行きました」「雨が降っている」
英語では、ふつうの文に主語が必要です:“I went to Kyoto yesterday.”、“He arrived late again.”。天気や時間のように日本語に主語がない文では it を使います:“It's raining.”。英語でも、ごく短いメモ(“Took the trash out.”)では主語を省くことがありますが、ふつうの文やきちんとした文では省きません。
日本語は「が」「を」などの助詞で役割を示すので、語順が自由で、動詞はふつう文の最後に来ます
英語には助詞がないので、位置が役割を決めます。主語は動詞の前、目的語は動詞のあとです。“The dog bites the man.”(犬が人をかむ)と “The man bites the dog.”(人が犬をかむ)は、同じ単語でも意味が逆になります。「ケーキを兄が焼いた」も英語では “My brother baked the cake.” です。
「コーヒーが好き」「英語がわかる」「車が欲しい」の「が」は、主語のように見えます
英語では、これらは目的語になります:“I like coffee.”、“I understand English.”、“I want a car.”。主語は感じたり望んだりする人(I)のほうです。「〜が」=主語、と機械的に考えないようにしましょう。
学校英語の用語:文 = sentence、句 = phrase、節 = clause
学校で習った用語がそのまま使えます。句(“in the kitchen”)には主語と動詞がなく、節(“because it was cold”)にはあります。日本語の「寒かったので」と同じく、because で始まる節は単独では文になりません。
💡 完全な文かどうか迷ったら、主語と動詞があるか確認しましょう。どちらかがなければ、断片か句の可能性が高いです。
💡 日本語では省く主語も、英語では言います。天気や時間の文は it が主語です。
💡 主語 → 動詞 → 目的語の順。代名詞も動詞のあと:She called me。
"Took the trash out. Ordered more coffee — should arrive Friday."
"Thanks! I'll grab the mail when I get home."
練習問題 1 · 主語を見つけましょう
In "My neighbor fixed the fence yesterday," what is the subject?
練習問題 2 · 動詞を見つけましょう
In "The kids are watching a movie," what is the verb?
練習問題 3 · 目的語を見つけましょう
In "He wrote a long email," what is the object?
練習問題 4 · 目的語のない文を選びましょう
Which sentence has no object?
練習問題 5 · 句(phrase)か節(clause)か選びましょう
Is "in the kitchen" a phrase or a clause?
練習問題 6 · 句(phrase)か節(clause)か選びましょう
Is "because she was late" a phrase or a clause?
練習問題 7 · グループに分けましょう
0 / 6 分類済み
練習問題 8 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 9 · 単語を並べ替えましょう
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Complete with the correct subject: "Maria is busy today. ___ has three meetings." (one word)
練習問題 11 · 文を完成させましょう
Complete with the missing verb: "The sun ___ in the east every morning." (one word — the opposite of "sets")
練習問題 12 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "The kitchen very clean today."
練習問題 13 · 間違いを直しましょう
Fix the mistake and type the correct sentence: "My sister she called me last night."
練習問題 14 · 実際の場面
You're writing a note at work. Which version is a complete sentence?
練習問題 15 · よくある間違い:主語を省いてしまう
Japanese: "昨日、京都に行きました。" (you are talking about yourself) Which English sentence is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
In "The dog chased the ball," what is the object?
品詞(Parts of Speech)
名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞などの品詞は、単語の正しい形と位置を選ぶための手がかりです。quick と quickly のような使い分けを、日本語と比べて学びます。
主語と動詞の一致(Subject–Verb Agreement)
現在形の主語と動詞の一致:I/you/we/they は原形、he/she/it には三単現の s。am/is/are、do/does、there is と there are の使い分けまで確認します。
語順の基本(Word Order Basics)
日本語は「私は紅茶を飲む」、英語は “I drink tea”。主語→動詞→目的語という英語の基本の語順と、時・場所・頻度を表す言葉の置き場所を学びます。
have と has の使い分け
I/you/we/they には have、he/she/it には has。Do you have...? の疑問文、doesn't have の否定文、「持っている」を I'm having にしない注意点まで。