into the room、across the street、along the river。移動を表す前置詞は、ある場所から別の場所へ、どこを通って動くのかを正確に示します。
このレッスンで学ぶこと
場所を表す前置詞(in、on、at)は、物が「どこにあるか」を表します。移動を表す前置詞は、物が「どこを通って、どの方向へ動くか」というルートを表します。それぞれが、少しずつ違う動きのイメージを持っています。
日本語では、ルートは動詞で表すことが多いですね:「部屋に入った」「道を渡った」「トンネルを通った」。動き方は「走って」「泳いで」のように別に付け加えます。英語はその逆で、動詞が動き方(walk、run、drive、swim)を表し、前置詞がルートを表します:walked into、swam across、drove through。これらの前置詞を、英語の「入る」「渡る」「通る」だと考えるとわかりやすいでしょう。
into は、空間や入れ物の中に入って終わる移動です:「台所に入る」→ walk into the kitchen。onto は、表面の上に乗って終わる移動です:「テーブルに飛び乗る」→ jump onto the table。in と on の「移動バージョン」と考えましょう。
日本語の「〜に」「〜の上に」は、位置にも移動にも使えます(「プールにいる」「プールに飛び込む」)。英語では、walk、run、jump、fall などの動詞で「中へ」「上へ」と言いたいときは、into/onto を使うのが確実です。put や sit なら in/on で十分なことも多いです(put it on the table)。また、enter という動詞を使うときは前置詞を付けません。「部屋に入る」は enter the room で、“enter into the room” や “enter in the room” とは言いません。
through は「〜の中を通り抜けて」です。片側から入って反対側から出る、トンネル、人混み、森などに使います。across は、平らな面や間にある空間を「片側から反対側へ」渡る移動で、道路、野原、川などに使います。日本語の「渡る」にいちばん近いのが across です。公園や野原なら両方使えることが多く、through は中にいることを、across は反対側へ渡ることを強調します。
つまり、「渡る」「通る」はいつも同じ前置詞になるわけではありません。「トンネルを通る」は through the tunnel、「泳いで川を渡る」は swim across the river です(水の中にいても across)。「〜を通って」「〜を経由して」も through です:“The train goes through several small towns.”(by だと「そばを通る」だけになります。)最後に、「〜を越えて」「〜の上を」は over です:“climbed over the fence”、“flew over the mountains”。橋については over を across と同じ意味で使うこともよくあります(walk over the bridge)。
along は「〜に沿って」です。道、浜辺、川など、線のように続くものに沿って動きます。「浜辺を歩く」「浜辺に沿って歩く」→ walk along the beach。
towards は「〜の方へ」「〜に向かって」で、着くとは限りません。それに対して to は、日本語の「〜に/〜へ」のように目的地を表します:to Berlin、to the station。at は「どこにいるか」を表すので、行き先には使いません。「出口の方向に走った」を “ran to the exit direction” とするのは誤りで、“ran towards the exit” と言います。アメリカ英語では s のない toward がふつうです。
大切な例外:「家に帰る」は go home で、to は付けません(walk home、drive home)。「家にいる」は at home です。同じように、there と here にも to は付けません:go there、come here。
坂や階段を上り下りするときは up と down を使います:「坂を下る」→ down the hill、「階段を上る」→ up the stairs。ここでも動詞が動き方を表せます:The ball rolled down the hill(ボールが坂を転がり落ちた)。
「部屋に入って座った」は中への移動なので into です。in はおもに「どこにいるか」を表します。
川を岸から岸へ「渡る」のは across です。through は、トンネル、森、人混みなど、周りを囲まれているものに使います。
towards は「〜の方へ」で、着かなくてもかまいません。walked to だとドアまで着いたことになり、「途中で止まった」と合いません。
「部屋に入った」の「に」を into にしないようにしましょう。enter には前置詞を付けません。walk や run なら into を使います:She walked into the room。
「家に帰る」は going home で、to は付けません(at も付けません)。ほかの場所なら to を使います:to Berlin、to the station。
「そこへ行く」の「へ」につられて to を付けがちですが、there と here は副詞なので to は不要です:go there、come here。
「出口の方向に走った」の直訳です。「〜の方へ」は towards(アメリカ英語では toward)で表します。
日本語では、ルートを動詞で、動き方を「〜て」で表します:「走って部屋に入った」「泳いで川を渡った」
英語はふつうその逆で、動詞が動き方、前置詞がルートを表します:“He ran into the room”、“They swam across the river”。“He entered the room running” も間違いではありませんが、重く聞こえます。walk、run、swim、drive + 前置詞を見たら、「どうやって?」(動詞)と「どこを通って?」(前置詞)に分けて考えましょう。
「〜に入る」「〜に飛び乗る」「渡る」「通る」は、英語ではいくつかのルートに分かれます
中へ入る移動 → into(プールに飛び込む:dive into the pool)。上に乗る移動 → onto(テーブルに飛び乗る:jump onto the table)。越える移動 → over(柵を飛び越える:jump over the fence)。「渡る」は、渡る面や空間なら across(道路、川、橋)、周りを囲まれているなら through(トンネル、森、人混み)。訳す前に、ルートを頭の中で描いてみましょう。
「家に帰る」「そこへ行く」「ベルリンに行く」「出口の方に走った」
目的地の「に/へ」は to です:to Berlin、to the station。go、drive、fly の後に at は使いません(“We're driving to Berlin tomorrow.”)。ただし home、there、here には to を付けません:go home、go there、come here。「〜の方へ」「〜に向かって」は towards(アメリカ英語では toward):“He ran towards the exit” で、“to the exit direction” とは言いません。
💡 ルートを想像しましょう。中に入って終わる?into。上に乗って終わる?onto。通り抜ける?through。反対側へ渡る?across。越える?over。
💡 「家に帰る」= go home、「そこへ行く」= go there(to なし)。「ベルリンに行く」「駅に行く」は to で、at は使いません。
💡 「浜辺に沿って」= along、「トンネルを通って」= through、「出口の方へ」= towards。
"How do I get to the museum from here?"
"Walk along this street, then go through the park."
"And after the park?"
"Cross the bridge, and it's right there — you can't miss it."
練習問題 1 · 正しい前置詞を選びましょう
She walked ___ the room and sat down.
練習問題 2 · 正しい前置詞を選びましょう
The cat jumped ___ the table.
練習問題 3 · 正しい前置詞を選びましょう
We drove ___ the tunnel.
練習問題 4 · 正しい前置詞を選びましょう
They swam ___ the river to the other side.
練習問題 5 · 正しい前置詞を選びましょう
He walked slowly ___ the beach.
練習問題 6 · 正しい前置詞を選びましょう
The plane flew ___ the mountains.
練習問題 7 · 正しい前置詞を選びましょう
We're driving ___ Berlin tomorrow.
練習問題 8 · 正しい文を選びましょう
Choose the correct sentence.
練習問題 9 · 文を完成させましょう
Fill in the correct preposition: She climbed ___ the fence. (to the other side)
練習問題 10 · 文を完成させましょう
Fill in the correct preposition: The dog ran ___ the park. (from one side to the other)
練習問題 11 · グループに分けましょう:goal = 目的地やその方向への移動、path = 〜を通り抜ける・越える・〜に沿うルートの移動
0 / 8 分類済み
練習問題 12 · 日本語話者が間違えやすいポイント:「走って入った」
Japanese: "彼は走って部屋に入った。" Which English translation is correct?
5つのクイズで、学んだことを確認しましょう。
問題 1 / 5
スコア:0/0
She dived ___ the pool.
決まった前置詞(Dependent Prepositions)
depend on、good at、interested in のように、動詞・形容詞・名詞とセットで使う前置詞。日本語の「を」「に」「と」から訳すと起きる間違いを確認します。
場所を表す前置詞(in、on、at)
物がどこにあるかを言う in、on、at。囲まれた空間、表面、ピンポイントの地点という3つのイメージで、「に」「で」の訳し分けがわかります。
時を表す前置詞(at、on、in)
日本語ではどれも「に」ですが、英語では時刻は at、日付は on、月・年・季節は in。時間の「大きさ」で選べば、迷わなくなります。
動詞 + 前置詞(Verb + Preposition)
listen to、wait for、depend on、remind of。動詞とセットの前置詞と、「を」「に」から来る “wait the bus” や “discuss about” の間違いを整理します。